登場人物(ギャング)

Last-modified: 2023-01-26 (木) 23:27:59
 

Saints/セインツ(チームカラー:紫)

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かつては小さな町のただのストリートギャングだった・・・それが今では立派なメディア帝国に

"ボス"のリーダーシップの下、Saintsはスティルウォーターを征服し、Ultor社を配下とした

だが、それだけでは満足出来はしない

現在はSaints-ultor Media Groupの下で活動している

彼らはSaintsに帰着した歴史的なマーケティングおよびPRキャンペーンにも乗り出した 

Saintsブランドの栄養ドリンク、ボブルヘッド、服および多くの物にブランドを付けた

最早ギャングを通り越している奴等は、まだまだ止まらない

Saints Code

   1 「殺人事件の裁判」とは「無料の宣伝」とも言える
   2  銃で脅して何かを奪ったらお礼を言うこと
   3   発案者が誰なのかが大事

The Boss(ボス)

シリーズの主人公にして我らがサード・ストリート・セインツのボス。
今回から行動力が輪をかけて跳ね上がり、そして銃撃戦が異様に強くなった。
しかし、仲間思いなのはいつもと同じ。

 

プレイヤーはキャラクター作成時に性別、容姿、声などを決定する。
選んだ声によって性格やミッション中のセリフは若干変化するが、
「いつもキレてる(ピアース談)」のは共通らしい。(そして、実際あらゆる意味でキレてる)
ACT3ミッション「三つ巴」にて、ある秘密を暴露する。

声別により各ボスの特徴
男声1
いろいろな意味でピアースと息が合う。彼並みの音痴だとか。
古典恋愛小説『ジェーン・エア』を愛読している。13回は読み返した。
撮影などでの台本読みは苦手のようだ。*1
ACT1「フリーフォーリング」にてショーンディの事を「オレの女」と言ったが、文字通りの意味なのか
仲間を決して見捨てないことを冗談めかして言ったのかはそれ以降のストーリーでショーンディが空気なので不明。
男声2
他の男声ボスに比べやや年少っぽい。蜂恐怖症。
アッパラパーな性格で、ACT3「我が名はサイラス」ではキアにセクハラ発言を飛ばしまくる。
他のボスもサイラスになりきっている(声優はちゃんと変わっている)という割にはほぼ素のトークをするので、キアが彼の好みにドンピシャだったのだろうか…
男声3
割と冷静でジョークなどとは縁が遠い。代わりに「チップス」を「フライ」と言うなど、言い回しに英国系の癖がある。
…が、ヘリアサルトでキンジーがTECHNICALLY LEGAL(ストリップ劇場)に向かった際には
他のボスと同様きっちりセクハラジョークを飛ばしている。
どうやらそのキンジーに気があるようが、オレグという強大なライバルがいるので分が悪いことも承知している模様。
女声1
昔ガールズカーリングチームにいたらしい(一種の暗喩でレズビアンを指す)。
サイラスに変装している状態でキアに「我々の間柄で隠し事もありませんよ」と言われた際、
「あ…男の方が好きだ」と誤魔化す辺り、現在もその気はある様子。
キンジーに「男を作りなさいよ。女でもいいけどね」などと勧める。両刀なのかもしれない。
平常時はクールビューティ、仲間に冗談を言ったりする時などには可愛げのある声もちらつかせる。
だが芯は鬼のように気が強く、口を開けばセインツのボスらしいデンジャラスな台詞がポンポン飛ぶ。
ダッチワイフ集めの時は他ボスの誰よりもピアースにブチキレており(違う方向性で怒っている女声2を除く)、
また「ハッキングメソッド」ではピアースに「私が今銃を持っているの忘れてる?」とまで言った。
ストレス解消法は熱いお風呂に浸かる事と、混雑した道路を時速100マイル(≒160キロ)でカッ飛ばす事。危険すぎ。
女声2
ショーンディとガールズトークを繰り広げるしピアースのことも好き。
彼がエクササイズドールを集めていることに憤慨(ヤキモチ?)したり、SAFEWORDへ向かう際に誘うようなことを言う。
極めつけは三つ巴での秘密暴露セリフ。ぜひ自分で確認してほしい。
ACT2「おとり作戦」では「私の国では飛行機が4Gネガティブダイブをする」など、東欧系英語の訛りがある。
女声3
落ち着きのある勝ち気、且つ仲間思い。「逃がすんじゃないよ!」など姐さんっぽい檄を飛ばしもする。
ACT2「HTTP://DECKERS.DIE」の電脳世界では「ウチの子たちがビデオゲームをしない理由がわかったわ」と言うなど、
セインツメンバーを我が子のように思っている節が大きい。姐さんというよりオカンである。
ムダ毛の処理にこだわりがある他、ガラスのユニコーンを集めるという謎趣味を持つ。
アイーシャの曲「Don't fuck me like I'm your wife」がお気に入りだとか。
なお、不具合なのか収録上の都合なのか、他のボスと異なり一部のセリフが入っていない。
ゾンビ声
ムービー中では喋った内容が字幕に出ているが、ミッション中の会話は字幕にもでないので何を言っているかわからない。
英語の様にも聞こえる何かを喋ってはいるが、ほぼ聞き取れない。
(それにも関わらず会話は成立しているのか話は進む)が、三つ巴では……。

Johnny Gat(ジョニー・ギャット)

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ジョニーの住む世界では、暴力で解決できない事は即ち時間を費やす価値の無い事である。
“ 銃は何丁あってもいいもんだ。”

   Q
   今まで殺した人数は?
   A
   13000人くらいかな… まあ数百人程度の違いは気にすんな。
   Q
   正確な数は把握していないと?
   A
   細かいな、13001人目になりたいのか?
 

シリーズを通して登場するサード・ストリート・セインツの幹部。
主人公の相棒で今回も助けてくれる。
ボブルヘッド人形などセインツグッズのモデルにもなっている、まさに組織の顔。
なのだが、全セインツの中で彼は、その性格故にこのギャングの迅速な企業化を最も不審に思っている一人である。
一応ボスには従ってはいるが、やはりギャットとしてはエネルギードリンクを呼び売りするよりも、
もっと伝統的なギャング活動に戻りたいのが本音のようだ。
彼は主人公が3rd Street Saintsに入る前からいた人物で、当時の髪型はイケてなかったらしく、また油っこい。

 

ちなみにACT1ミッション「いざスティールポート!」で、昔のギャットについての話を聞ける。
ボスの声ごとにギャット評が異なるので、気になる人はチェックしてみよう。
Johnny Catも参照。

Shaundi(ショーンディ)

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↑右の女性がShaundi
自身のリアリティTVショーに出演するショーンディ。かつてのヒッピー風キャラは鳴りを潜め、いまやすっかりセレブの顔に。
“マジで、ソンブレロの話はもうたくさん!”

   Q
   ソンブレロ愛好家と聞いてきましたが…
   A
   あたしはあの頃のことなんて思い出したくもないの。過ぎた日々は二度と戻ってこないのよ。分かった?
   Q
   しかし、何についての…
   A
   昔のことを蒸し返すなっての!
 

ヒッピーのようなショーンディは前作から今作の間に、より注目されるようになった。
セインツのブランド拡張に即し、彼女は自身のデート番組を持つようになり、
ルックスも新しくなり前の自由奔放なスタイルでは無く、プロフェッショナルになったのがはっきりと分かる。

 

性格も大きく変わり、ちょっとキレやすいと言う感じになっている。
というより、今作では冒頭から仇敵となる敵対組織に対してかなりの怒りを露わにしている結果であろう。
ボスとピアースは彼女に汚れ仕事をさせまいとスティルウォーターへ帰そうとするが、
ショーンディは仲間のために戦うことを譲らなかった。
なお、今回も「元カレ」由来のネットワークは健在。

アダルト番組にも出ちゃったりする(R-18

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Pierce Washington(ピアース・ワシントン)

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スティルウォーター時代から大きく出世したピアース。雑用から足を洗い、今やサードストリートセインツの広報担当者である。
“ セインツ・フロウ よろしくな!”

   Q
   セインツの一員として最も幸せに思った瞬間は?
   A
   セインツ・フロウの販売契約が決まった瞬間だろうな。
   Q
   それはショーンディの功績かと。皆そう言っていますよ。
   A
   なんだと? この野郎…
 

セインツの幹部である彼の性質は前作からあまり変化していないが、
彼の所属するセインツが功績を果たしたという新たなメディア掲載履歴が加わった。
彼は現在、さらに金を稼ぐために日本のCMに出演している。
そしてこのゲームがスタートする時点で彼は音楽キャリアを立ち上げようとしている。

 

セインツがスティールポートで活動開始するにあたり、
必要となるアジトをモーニングスターから強奪するプランや
シンジケートから不動産を買収してキャッシュフローを築くプランを発案・実行したり、
「ショーンディは相当こたえているな、アイツはあんた(ボス)とは違うから」などと仲間を気遣うなど、
前作では空気同然だったが、今作では非常に頼れる、存在感ある男に。
その一方でオレグとチェスに興じてボスからの電話に生返事で答えたり、
ズィーモスとツルんでエステティシャンを集めパーティを開いてショーンディの怒りを買ったりと
良くも悪くも彼らしい性格は相変わらずのようである。
(空気というより扱いが不遇だった。幹部に任命され作戦を立てるもジョニーやボスにぶち壊されたり、情報などの手柄はことごとくショーンディに取られたり。etc...オープニングでも開発からの扱いはやや悪かったが)

Josh Birk(ジョッシュ・バーグ)

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バンパイアになってしまったバンパイアハンターの人気ドラマ、「ナイトブレイド」。
主人公を演じて一躍有名になったジョッシュは、仕事に対して真面目すぎる傾向がある。
…というか、単なる自意識過剰というか…
1つ間違いない事、それは彼がカメラの前を離れる事は「あたしが脱毛をやめるくらいありえない(女声3ボス談)」だの、
「あいつはカメラと結婚したようなもの(男声3ボス談)」だの好き勝手言われる事である。

“ うん、俺って最高。”

   Q
   ジョッシュ、セインツに興味をもったきっかけは?
   A
   うーん、いろいろだね。危険で、スリル満点で、冒険心をくすぐるからね。セクシーな気分にもなれるし。
   Q
   ショーンディはあなたを快く思ってないそうですが?
   A
   それはパパラッチに対するカモフラージュさ。無理もないね。俺がどれほどモテるか知ってる?
 

人気ドラマ番組「ナイトブレイド」で主人公を演じているマヌケなナルシスト俳優。
ナイトブレイドはスティールポートで最も人気が高い、バンパイアのドラマ番組。
彼は役にのめり込むあまり「自分がナイトブレイドだと思い込んでいる(女声1ボス談)」という。
セインツを基にした映画にジョニー役として出演することになった彼は、ギャングについて学ぶためセインツに密着することになる。
共に銀行強盗に参加するが、そこでシャレにならないドジを踏んでしまい、計画失敗の原因を作る。
逮捕を恐れた(というより女っ気の無い監獄に送られるのを恐れた)彼はそのまま逃亡する。

その後のジョッシュ

後にモニカ・ヒューズによってSTAGのイメージアップのための宣伝に利用されることになる。
ただ、何故こいつが宣伝に使われてるのか、何故スティールポートに居るのか等は不明。
スティールポートで人気があるからか、あるいはヒューズ議員の趣味?

↑ボスの声によってはジョッシュがスティールポートに住んでいることをほのめかす会話がAct1「武器を取れ」である。
(ショーンディに「基地を襲撃しないのなら貴女がジョッシュの家に転がり込んで助けを求めるしかないわね」といった趣旨のもの)

Zimos(ズィーモス)

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スティールポートの最古参スカウト(Pimp)であり、犯罪者の生態系に欠かせない存在のズィーモス。
独特なボイスチェンジャーを使って話す。
“ マイクの音量を上げさせるなよ!”

   Q
   スカウトをやっていて一番いいところは?
   A
   商品だ。
   Q
   エステティシャン?
   A
   いや、だから商品だって。俺のステッキのレプリカがいくらで売れるか知ってるだろう?
 

スティールポートに住む古風なピンプ。
デウィンター姉妹と友好関係を持っていたが、その関係が破綻し、シンジケートの人身売買のための施設に監禁される。
そこからSMギンプ服を着た彼を救出したセインツの仲間になる。
スティールポートに来てまだ日の浅いセインツにとって、彼は重要な情報提供者となる。
彼は気管切開の経験があり、それにより電子の発声器に頼ってオートチューンで話す。

Zimos ネタバレ

ズィーモスとヴィオラ&キキ姉妹の関係が崩れたのはズィーモスが姉妹の片方と一緒に寝た為。
姉妹は双子だった為どっちと寝たかが分からず、ズィーモスにとってそれが問題だったらしい。
後にヴィオラがセインツの仲間になるが、このことについて特に話さないのでキキの方と寝たかもしれない。
ちなみに携帯電話でズィーモスとヴィオラを呼び出すと二人の間で会話あり(残念ながら字幕は無いが)

 

ズィーモス加入後、チャレンジに「倒したモーニングスターのスペシャリスト」が開示されるが、
その詳細で彼は「モーニングスターを潰せば、チキン野郎どもはねぐらに帰るだろうね?ああ、こんな例えは忘れてくれ」と言っている。
(チキン野郎=セインツ、ねぐら=スティルウォーターと解釈するのが妥当であろう)
また、利害の一致でセインツがモーニングスターを潰そうとするのには協力するものの、
直接的な抗争にはあまり積極的ではない上に、アクティビティでボスをいいように使い回す。
実際のところ、商売敵から縄張りを奪い返すためによそ者のセインツを利用しているだけのようなものである。
電話で呼び出して現れる時に乗ってくるChurchillや、
デリバリーで使用するInfuegoがSaints仕様ではないところからも彼のスタンスがうかがえる。

Oleg Kirrlov(オレグ・キルロフ)

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身長2メートルを優に超える巨躯と高い知性とを併せ持つオレグ。
魁偉な容貌に反して自分でもアピールする程極めて紳士的。
“ 私が本物だ。”

   Q
   スティールポート市長と旧知の仲だという噂は本当ですか?
   A
   ほう、だったらどうした?
   Q
   ええと、つまりKGBのメンバーだった時代があったわけで―
   A
   インタビューは終わりだ。
 

8フィート(約2m40cm)の巨体と高い頭脳、車を突き飛ばすことができるほどの力を持つKGB(ソ連保安国家委員会)の超人。
彼はクローン兵を作ろうとするシンジケートにより捕らわれて数年間監禁される。
後にシンジケートの摩天楼に乗り込んだセインツは、実験体として囚われていたオレグと遭遇する。
フィリップを倒すという共通の目的のもと、セインツはオレグを解放し、彼はセインツの一員として加わることになる。

 

モデルはMariano Mendoza
彼のクローン兵(ブルート)が、敵として登場する。

ブルート(Brute)とは?

シンジケートが生み出した大型クローン兵器。
オレグと同じ超人的なパワーを持つが、オリジナルと比べ知能が低いのが欠点。
素手でも凄まじく重い威力の格闘攻撃を仕掛けてくるが、ミニガンや火炎放射器といった武器も使用する。
火炎放射装備のブルートは後ろにある燃料タンクを撃てさえすれば迅速に始末できるはずだ。

ちなみにオレグ曰く「偽りの兄弟に親愛の情などあるはずもない。できるだけ多く始末してくれるとありがたいな」との事。
もっとも、あの巨体で触る者を全部吹っ飛ばすような歩く災厄的存在を始末せねばこちらの身が危ないのは自明。
…なのだが、DLCで妙な亜種が何種類か製造されていることが判明。どうしてこうなった。
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Kinzie Kensington(キンジー・ケンジントン)

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キンジーは、「でっち上げられた証拠」が原因の解雇騒動までは、FBIのメンバーだった。
“なんで睡眠なんて非効率的なものが要るのかしら!”

   Q
   ミス・ケンジントン、あなたを「パラノイア」と呼ぶ記者もいますね。どう思われます?
   A
   この部屋、盗聴器はチェックしたの? この会話、録音されてると思うわ。
   Q
   私はしてますが…
   A
   誰の差し金?
 

FBI捜査官
シンジケートの悪事を暴こうと捜査を進めていたが、デッカーズの罠にかかりFBIを解雇される。
後にセインツに救われた彼女は、シンジケートを倒すのに協力してくれる。

 

重度の引きこもり体質でネット中毒(と言うかオタク)の彼女だが、ハッキング含む情報技術・知識は超一流。
ボスをSMILING JACK'Sに呼んだ際、交通取締カメラにハッキングしてこちらに向かう様子を把握できるほどである。

アジトには、様々な極秘情報などが貼られている。
アジトがある地名(Salander)は『ミレニアム』の女性天才ハッカー、リスベット・サランデル(ドラゴン・タトゥーの女)からとられたと思われる。
ミッション「栄光の橋」のKINZIE'S WAREHOUSE参照

Kinzie Kensington 小ネタ

アクティビティ「ファイヤーレース」や「ヘリアサルト」中の会話内容からも分かるように、
キンジーのハッキング技術は並のデッカーズ関連施設なら易々とクラックする程である。
そんな彼女がデッカーズの罠に掛かったのは他ならぬマット・ミラーの仕業。
得意分野の情報技術で敗北を喫したため、マット・ミラーに対し強い敵対心を燃やしており、
セインツに協力するようになってからはボスの手助けを借りてデッカーズへの復讐も行っている。
また、ACT2ミッション「ハッキング・メソッド」にて、
挑発するマットと敵愾心をむき出しにするキンジーのネット越しのやり取りは必見。
一度はしっかりと字幕に目を通しておこう。

 

ちなみにキンジー関連のアクティビティミッションをすべてクリアすると発生する「電話ハッカー」では、
「そうやって気を抜いてると、いかがわしいクラブで働くモサドの諜報員に仕立て上げられたりするのよ」
という発言があるが、これが彼女の実体験によるもの(FBI解雇の原因)かどうかは謎である。

Angel De La Muerte(エンジェル・デラムエルテ)

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キルベインの元タッグチームパートナーとして、リングを制し、向かうところ敵なしだった。
ところが、スティールポートでの評価が高まるにつれ、キルベインの妬みを買うことに。
“ トラを見習え。”

   Q
   セインツのリーダーには、キルベインと対決するリングに足を踏み入れる資格がありますか?
   A
   それには別の質問で答えよう。野生動物を乗せた車でドライブしたことは?
   Q
   ええと… ありませんが?
   A
   だったら真実を知るには早すぎる。
 

キルベインのかつてのタッグチームパートナーだった伝説的なプロレスラー。
キルベインと共にスティールポートにやってきたが、キルベインに才能を嫉妬されその関係が破綻。
かつての友によって公にマスクを外され、恥をかかされたエンジェルは身を隠すことになる。
彼はこれ以上戦うことを拒んでいるが、セインツがシンジケートを打倒し、キルベインを倒すための手助けはしてくれる。
洗練された格闘トレーナーなだけではなく、キルベインのことを誰よりもよく知る彼は重要な仲間になる。

 

Angel de la muerteは「死の天使」の意味。本名ではなくリングネームと思われる。

Angel De La Muerte 小ネタ

声優はなんとハルク・ホーガンである。
ACT3ミッション「3カウントノックダウン(3 Count Beat Down)」でエンジェルがマスク奪還時に見せるアピールポーズ(腕を回してから手を耳にあて聞き耳を立てるポーズ)は、いわゆる中の人ネタ。

 

挑発をエンジェルマニアにするとこのポーズをすることができる。
エンジェルマニアは、ハルク・ホーガンのハルカマニア(Hulkamania)をエンジェルにもじったもの。

  • 形成外科「Image As Designed」→性格→挑発→エンジェルマニア
  • またはアジトメニュー→ギャングカスタマイズ→サイン→エンジェルマニア
     

キルベインの看板も、よく見ると携帯電話を耳に当てているのだがこのポーズを参考にしたと思われる。

 

ハルク・ホーガン本人のパフォーマンス参考動画

ジョッシュと一緒に呼び出して連れているとトレーニング内容について会話する。
それによると身体的な鍛錬だけでなく精神的なトレーニングも積んでいるようだ。

Morning Star/モーニングスター(チームカラー:赤)

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ヨーロッパ系武器ディーラー、モーニングスターはサイドビジネスのエステ店経営で荒稼ぎ。
金さえあれば何処の誰だろうと客と見なされる。

忠実で暴力的な究極の拝金主義者集団、モーニングスターは怒らせないのが得策。
彼らの辞書に失敗の二文字はない。

スマートな着こなしの優秀なビジネスマンとして贅沢な暮らしを追求し、
洗練を極めることに余念のないフィリップ・ローレンの部下達。
ヨーロッパ各地から集まったメンバー、各々の国籍は違っても、目的はただひとつ。

 

ちなみにモーニングスターには、明けの明星、つまりは愛と美の女神ヴィーナスという意味と、星状に棘が付いた打撃系武器という意味がある。

Morningstar Code

phillipe.jpg

   1    どんな物にも人にも値段がある
   2    友情よりも利益優先
   3    強欲は美徳

3つめ(Greed is Good)は、映画『ウォール街』に登場するマイケル・ダグラス扮するカリスマ投資家、ゴードン・ゲッコーの言葉である。

Phillipe Loren(フィリップ・ローレン)

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やり手の武器ディーラー、フィリップは、抵抗する者たちの屍の上にモーニングスターを築いた。
“ 悪いが、私はベルギー人でね。”

   Q
   あなたの祖国フランスでは―
   A
   悪いが、私はベルギー人でね。
   Q
   これは失礼。抜け目ないビジネス手腕で知られる存在ですが、成功の秘訣を明かしてはいただけませんか?
   A
   顧客のニーズを把握し、しかし主導権は渡さないことだ
 

巨大犯罪組織シンジケートの全体を掌握している会長。
ベルギー出身のフランス訛りのある男で、いつもエレガントなスーツを着こなしている。
スティルウォーターで伸し上がったセインツの地位に目を付け、ボス達に命と引き換えに資産を渡すよう要求し、今作の戦いの緒を引いた。

「モーニングスター」は、わけてもフィリップ直属のグループによって成り立っており、国際規模の兵器密売と違法エステ業を主なビジネスとしている。
冷静沈着な性格から生まれるその圧倒的な威圧感と統率力、この男に出来無い事は無い。キルべインですら、彼には頭が上がらない。

 

地名のLoren Squareは、彼の名から付けられたと思われる。
また彼の出身地であるベルギーは多言語国家で、ベルギー独自のフラマン語を話す住民とフランス語を話す住民がいる。
フィリップは、フランス語系ベルギー人のためフランス人によく間違われその度に不機嫌になるのだろうが、これは『名探偵ポワロ』のパロディーである。

Viola DeWynter & Kiki DeWynter(ヴィオラ&キキ・デウィンター姉妹)

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フィリップの秘書的存在。
無慈悲で抜け目のないビジネスセンスを活かし、シンジケートの財政面を支配する。
作中でヴィオラは経済学修士号を取得していることを明かしている。
彼女たち姉妹の暗躍による影響で、スティールポートにおけるシンジケートの利益は10倍も上がったという。
ピンクのサングラスを掛けている方がキキで、ヴィオラよりも気が強い性格である。

 

余談だがViolaのスペルには発音が二種類あり、
一方はヴィオゥラ(チェロとバイオリンの中間の大きさの弦楽器)
もう一方はヴァイオラ(スミレ属の植物の一般名)となっている。
彼女の名前の発音は後者である。
某掲示板などではこれに倣ってヴァイオラと表記されることがある。
が、ヴィオラに限らず基本的に日本語版が出ている以上、日本語で書くなら日本語版準拠で表記した方がトラブルは少ない。
ヴァイオラには紫色(バイオレット/スミレ色)という意味もあるが、紫はセインツカラーなので(ネタバレ)の暗示かも。

Viola DeWynter & Kiki DeWynter 小ネタ

姉妹のモデリングおよびヴィオラの声優は実在の元ポルノ女優、サーシャ・グレイである。
1988年生まれ T170 B84 W66 H79
(キキの声優は別人)

 
Viola DeWynter & Kiki DeWynter ネタバレ

フィリップ・ローレン亡き後のシンジケート統率をキルベインが名乗り出るが、
作戦立案を人任せに怒鳴り散らすだけの彼に愛想を尽かし、悪態をついて去ろうとする。
しかしその直後、本名で呼ばれたことに激昂したキルベインに首の骨を折られ、キキは死亡。

キキを殺されたヴィオラはキルベインへの復讐のため、
フィリップ亡きシンジケートを離反し、セインツへの協力を申し出ることとなる。

ちなみにヴィオラのサングラスの色は白、キキのサングラスは紫。
後にヴィオラのサングラスが紫になっている事から、形見として身に付けているものと思われる。

Luchadores/ルチャドール(チームカラー:緑)

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最盛期を過ぎた、かつてのレスラーとボディービルダー達。
「ルチャドール」とは、メキシコ(スペイン語)でプロレスラーのこと。詳細はこちら

Luchadoresのメンバーはかつて、レスリング界につばを吐き、爪弾きにされた者達で構成されている。
貧窮に陥った怪物たちは、犯罪に手を染めるようになった。

選手にHGHやステロイドを販売していた彼らは、最終的にシンジケートの目を引くようになり、やがて力が支配する巨大な帝国へと変わっていった。

Lucha Code

killbane.jpg

   1    ビッグ・マッスル
   2    ビッグ・ガン
   3    ビッグ・トラブル

Killbane(キルベイン)

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筋肉隆々でたくましいキルベインの体格は「破壊する」ために作られている。
重症のステロイドと鎮痛剤中毒で、挑発を受けなくてもすぐキレる。
“ 俺の名は… 「歩く黙示録」。”

   Q
   最後の対戦相手を死なせたことへの自責の念は?
   A
   あの腰抜けはそういう運命だったんだ。リングを制することができないなら、歩く黙示録と対峙する資格はない。
   Q
   再試合の噂でもちきりですよ、相手はあのエン--
   A
   エンジェルは俺の世界に存在しない。
 

本名エディー・プライヤー(Eddie Pryor)、別名「歩く黙示録」。
違法ギャンブルやドラッグ取引などを担当するルチャドールのリーダー。
リングで殺人を犯したことでメキシコへ姿を消した元レスラーだが、
失った名声を取り戻すべく、アメリカへ戻り再びマスクレスラーとして復帰した。

ステロイドを乱用している極めて情緒不安定で自己中心的な人物だが、
メディアインタビューやシンジケートの会議のときは愛想をふりまく事はできるし、
本来の暴力的な性質を即座に現わすこともできる。

彼は殺されることを恐れていない、というのも自身の力に異常なまでに自信を持っている。
だが自身の名声に完全に頼って生きているため、世間から忘れられることを恐れている。
奴の鼻っ柱をへし折るために、そうさせるのが奴へ復讐を誓う者たちの目標であり、
ひいてはセインツの目標でもある。
過去にエンジェルとタッグを組んでいたが、エンジェルの強さを恐れ、
彼を裏切ってそのマスクを剥ぎ取り、エンジェルのレスラー人生を終わらせた。(スリーカウントカジノ内にそのシーンの像が飾られている。)

 

その暴力性は、後にシンジケートすらも混乱に陥れる事となる。

 

地名Port Pryorは彼の名から付けられたと思われる。
ちなみにキルベイン(Killbane)に似たキャラとして、バットマンに登場するベイン(Bane)というのがいる。

Killbane 小ネタ

エンジェルよりもこちらのほうが明らかにミスター・アメリカハルク・ホーガンっぽく
ステロイドを使った過去があったりとかビジュアル的にもヒール時代のホーガンと似ているので、
エンジェルではなくキルベインの声優がホーガンなのでは?とよく誤解されがちだが声は違うヒト。

Deckers/デッカー(チームカラー:青)

botton
犯罪の未来。

シンジケートの最年少のメンバー達。彼らに関するすべては最前線だ。

彼らは主に、ネット犯罪を任されている。

若く、非常に優秀。

彼らは金とスリルを同等の目で見ており、それらをエンジョイするために組織に所属している。

彼らはよく働き、よく遊ぶ。そしていつも、”何か”を証明するために努力している。

 

ちなみにデッカーは、日本が舞台の小説『ニューロマンサー』をモデルにしていると思われる。ニューロマンサーではハッキングする端末をデッキ(Deck)と呼ぶ。

Deckers Code

matt.jpg

   1    アップグレードか死
   2    140字で言えないことなんてない
   3    匿名は情弱の証

Matt Miller(マット・ミラー)

botton

シンジケートのメンバーの中でも一番の若手新人マットは、イギリス出身の天才ハッカー。
“わかったかい? 僕はネ申なのさ。”

   Q
   シンジケートに入った経緯は?
   A
   フィリップに彼の携帯電話の使い方を教えたんだ。
   Q
   ハンドルネームは?
   A
   「R4gn0r0k」。まあ君には分かりっこないけど。
 

デッカーのリーダーであるイギリス人で、シンジケートで最年少のメンバー。
サイバー犯罪を担当している天才ハッカーである彼は、インターネットの世界で神と自称している。

公の場にはあまり出ずに、ボイスチャットでデッカーを統治している。
社会的な面では未熟で不器用、キーボードの前では態度がでかい自惚れやで、不愉快で傲慢な対話をするが、
他のシンジケートのメンバーが居なければ、ただの縮こまった雑草である。
(つまり面と向かっての対話は別。シンジケートの会議でも、しばしばキルベインの横暴に振り回されているが、これは相手が悪い)

思春期真っ盛りの生意気な子供のような人物だが、
それでもハッキングに関しては、元FBIでさえも恐れる程の技術を持っている。

 

デッカーの殆どのメンバーは10代であり、リーダーのマットの年齢は16歳である。
ヘリアサルトでキンジーがマットに彼女がいることを明かしている。

Matt Miller 小ネタ

彼は電脳世界でFFのバハムートっぽいアバターに変身する。
開発者のインタビューから、日本文化に少なからず影響を受けていたことが分かる。

Scott Phillipsデッカーのリーダーであるマット・ミラーは仮想空間上で巨大なドラゴンのようなアバターに変身します。
それは『ファイナルファンタジー』のバハムートタイプのキャラクターを基にしているのが分かるはずです。

Game*Sparkから転載
botton

また、彼の声を担当しているのは、アメリカ人声優「ユーリ・ローエンタール」。
日本のアニメのローカライズに数多く出演している声優で、
日本向け作品に登場したものでは「BAYONETTA」で主人公・ベヨネッタを追うジャーナリスト・ルカを演じている。


*1 奇しくも「レッドファクション:ゲリラ」と同じ声優で、そちらでのセリフを忘れてカットになるというネタが有る