LSLの基本的な記述形式
記述形式?
まず、プログラミングに触れたことのない方にとっては記述形式という言葉すら頭を悩ませることだと思います。
なぜ、記述に形式なんてものをつくらなければいけないかというと、コンピュータはそこまで複雑に文章を判断できないからです。なので、コンピュータにとってわかりやすい文章を書いてあげなければ、コンピュータは意図した通りに動いてはくれません。
記述の形=家
記述形式は最初から難しく考えるとすぐに挫折しますので、ここでは家に例えることにします。
まず、LSLの基本的な記述形式について紹介します。
LSLの基本的な記述形式は
関数または制御条件式{
処理
}
プログラミングを習ったことのない方にはまったく意味のわからない文章だと思います。
ですが、これを家に例えると
玄関{(壁)
内装
}(壁)
これなら大部分の方が理解できると思います。
上では3行にわけて書いていますが、プログラムというのは改行や半角スペース(全角スペースは別)などを無視するので実際には”玄関{(壁)内装}(壁)”という感じです。
関数は鍵のかかっていない扉、制御条件式は鍵のかかっている扉と考えてください。鍵がかかっていても、手持ちの鍵が合えば中に入ることができます。
この考えを応用すれば
default{
if(i=0){
if(i=1){処理}
else if{処理}
}
else if{処理
}
}
なんて感じの複雑なスクリプトも
玄関{
部屋の扉(鍵つき)
引き出し(鍵つき){中身}
違う引き出し{中身}
}
違う部屋{内装}
}
のように理解してしまえば怖いものはありません。
コンピュータはドラクエ
前の項目の最後でif(鍵つきの扉)とelse-if(鍵のついてない扉)を紹介しましたが、
ifは条件式が合えば入れる扉、else-ifはifで入れなければ入らなければならない扉のことです。
コンピュータ内でのプログラムはさも、ドラクエの初めて入る町の探索のように動いています。
つまり、上から下へ、入れる扉は全部開けて、取れるアイテムは全部取っていくのです。
プログラムはドラクエと同様、一個のプログラムで二つ以上の家を同時に訪れることができません。
なので、一つのプログラムで複数の処理を行うことはありえません。
(二つプログラムを動かせば2個の処理をすることができます)