チュートリアル/貨物輸送

Last-modified: 2014-04-15 (火) 00:59:36

前置き

今回の説明に使うセーブデータ(pak64用)をダウンロードしてください → fileFreightTutorial.zip
ZIPファイルを解凍して、中にあるすべての.sveファイルをsaveフォルダの中に入れてください。
(無い場合は、Simutrans.exeと同じ場所にsaveフォルダを作ってください)
Simutransを起動してFreightTutorial-1を開いてください。
(FreightTutorial-2はこの説明文をすべてこなした状態のマップです。参考にどうぞ)

FreightTutorial-map.png
このマップの全体図です。今回は上中央の油田から石油を中央の第一精油所に運び、精製したガソリンを右下のガソリンスタンドに運ぶ輸送網を作ります。
マップを開くと、画面中央に油田が見えます。ここから輸送網を作りたいと思います。

マップを調査する

まずはこの油田が他のどの産業施設と繋がっているかを調べましょう。

虫眼鏡で油田をクリックします。すると次のようなダイアログがでます。
FreightTutorial-01.png
需要先を見るとこの油田は第一精油所と繋がっていることがわかります。
この欄に出ていない第二精油所とは繋がっていないので、第二精油所には石油を送ることはできません。
Simutransではどの産業がどの産業の材料を使い、どの産業へ送るかが決まっています。それ以外の産業に列車を走らせても材料を送ることはできないので注意しましょう。

油田と第一精油所を結ぶ

油田の近くに貨物駅を作る。

FreightTutorial-02v2.png

  1. 油田の近くに線路を引きます。今回は120km/hの線路を使いましょう。
  2. 線路上に駅を置きます。駅はアイコンの左上に茶色のマークがついている駅を選択します。今回は3マスの長さで置きましょう。
    この時、産業が駅有効範囲に入っているかキーボードのVキーを押して確かめておきましょう。(1マスでも入っていればOKです)
  3. 画像を参考に近くに機関庫を作っておきましょう。

精油所の近くにも貨物駅を作る

FreightTutorial-03.png

  1. 画面を左下に移動します。
  2. 同じように精油所の近くに線路を引き、貨物駅を3マス置きます。
    こちらの駅には車庫はいりません。
  3. 作り終えたら、油田駅と精油所駅を線路で結びましょう。今回は単線でOKです。

列車編成を組む

機関庫画面を開く

画面を右上に移動し、油田付近に戻ります。
虫眼鏡で機関庫をクリックします。するとこのようなウィンドウが出てきます。
FreightTutorial-04.png
この画面ではさまざまな編成を組むことができます。

機関車を選ぶ

貨車を引っ張るための機関車を選びましょう。
機関車タブをクリックします、すると一覧にたくさんの機関車が出てきます。
今回は国鉄 C11を使いましょう。国鉄 C11をクリックすると、上に国鉄 C11が表示されます。

貨車を選ぶ

FreightTutorial-05.png
次に石油を運ぶ貨車を選びましょう。
貨車タブをクリックします。
今回は一番左にあるタンク車を6両つなげましょう。
タンク車をクリックすると、クリックした回数分だけ上に表示された国鉄 C11の後ろにタンク車が連結されます。
これで編成ができました。

スケジュールを設定する

次にこの編成の動き方(スケジュール)を設定しましょう。
スケジュールボタンをクリックします。するとこのようなウィンドウが出てきます。
FreightTutorial-06.png
このウィンドウを出したまま、油田駅をクリックしてください。スケジュール画面の1行目に油田駅が登録されます。
つづけて精油所駅もクリックしてください。2行目に精油所駅が登録されます。
編成はこのスケジュールを元に1行目の駅から順番に移動します。最後の行の駅に到着したら、1行目の駅に向かいます。

これだけでも石油は運べますが、ここでさらに儲けるための一工夫をしておきます。
「積むまで待機(%)」の横にある数値を100に設定します。
この設定をすることで、油田駅ではタンク車が満載になるまで駅に止まり続けます。つまり、空車で走ることがなくなるので、余計な輸送コストを抑えることができます。
FreightTutorial-07.png

これでスケジュール設定は完了です。スケジュール画面を閉じることで、編成にスケジュールが保存されます。

列車を出発させる

機関庫画面のスタートボタンを押します。すると上の列車が消え、機関庫から列車が出てきます。
これで、ようやく油田から精油所まで石油を運ぶことができます。

第一精油所とガソリンスタンドを結ぶ

貨物列車が油田から精油所に石油を運び、利益を上げることが出来ました。
精油所に運び込まれた石油は、自動的にガソリンに精製されます。
しかしながら、しばらくすると列車が止まり石油を運ばなくなります。(待てない人は早送りで確認)
これは精油所に石油や精製したガソリンが溜まり、石油を受け入れる余裕がなくなくからです。
在庫量は精製所をクリックすると出るウィンドウで確認できます。
FreightTutorial-08.png

ということで精製したガソリンをガソリンスタンドに運んで、精油所の在庫量を減らしましょう。
結び方は油田と精油所を結ぶのと同じです。先ほどの経験を参考に結んでみましょう。

最後に

精油所とガソリンスタンドの間に貨物列車が走ると、精油所の在庫量が減り油田と精油所の間の貨物列車も運転を再開します。
最終消費地であるガソリンスタンドは、毎月一定量を消費するので、このままほっておいても安定した収入を得ることができます。
ここで注意しておきたいのは貨物列車の輸送量です。

精油所からガソリンスタンドにガソリンを運ぶ列車を設定すると、精油所に溜まっていたガソリンが一気に精油所駅に搬送され運びきれない状態になります。
しかしここで運びきれないからと貨物列車の長さを伸ばしたり2本目を増発したりすると、ガソリンスタンドの消費量以上のガソリンを運ぶことになり、ガソリンスタンドに大量のガソリンが溜まってしまいます。
ガソリンが溜まると精油所はガソリンの搬出を止めてしまうので、結果的に長くした列車や増発した列車が無駄になってしまいます。

ガソリンスタンドの消費量よりちょっとだけ多い輸送量を心がけましょう。それを見極めるのがプレイヤーの腕の見せ所です。