VAMP

Last-modified: 2016-04-13 (水) 01:02:29

VAMP(ヴァンプ) とは、この世界における特殊能力、異能のことを示す。
また、異能を持つ者のことを異能者と呼ぶ(ヴァンパイアとは呼ばない。今のところ)。

しかしながら、特殊技能であればVAMPである可能性があるため、その能力の種類や効果はさまざまであり、人や地域によっては料理をうまく作ることができてもVAMPと呼んだり、犬に必ず吠えられるようなことでもVAMPとしている者もいる。
以下は、企画書に記されたVAMPの覚書である。

『VAMP』本来の意味は『誘惑』である。
惑星開拓移民船の搭乗員であった、祖先たちはみな何らかのエキスパートでなければいけなかった。
ある者は資源採掘のために鉱物を自在に操れるようになり、ある者は植物の育成を飛躍的に早めることができるようになり、またある者は人の心を操れるようになった。これが『VAMP』の真祖である。
しかし、惑星開拓移民船の事故により管理されることがなくなった能力者たちは生き残るための能力を求めるようになる。強大化した能力はそれぞれに独特の進化を遂げた。他のものよりも強く、ただ生き残るために。これが、『VAMP』の始祖である。
そして現在、『VAMP』は生き残るための道具ではなくなっている。惑星内で法整備がなされ、VAMPによって犯罪を犯したものは能力を封じられ超長期収監される。
それでも犯罪はなくなることはないが、人々がほんの少しだけ心安く生活できる時がやってきたのだ。


本作中に登場するVAMPを系統ごとに分類すると、以下のようになる。

クロノス

時空管理者級能力。
その力があれば、この世を制する事すら可能だが 能力保有者はその絶大な力故か他者との交わりに消極的である。
現在ではその能力そのものを保有する異能者が限られているが、かつて生成していたプラントはジェミニ。

次元干渉

他次元への干渉、またその干渉から身を守る能力
並行世界への干渉ができ、干渉した際のタイムパラドックスを起こさない。
単なるタイムトラベル能力というわけではなく、次元の狭間に追放したり、亜空間を意図的に呼び出したりとその応用、強さは他の群を抜いている。
現在、この能力を保有する者はおらず、またプラントでの生成も禁忌とされ行うことはできない。仮に生成を試みたとしてもそもそもの成功率は限りなくゼロに近く、なかば伝説とされている。
また、この世の理を書き換えた能力者がVAMP能力者の真祖と噂されている。

時間干渉

現在、過去、未来へのタイムスリップ。または他者をタイムスリップさせる能力。
また時間を止めるなど、多岐に渡る。
しかし能力者への負荷も激しい為、一人一能力しかVAMP出来なかったとされる。
その能力は敵とみなした相手を産まれる前に殺す事が出来るなど、強力かつ無敵。
現在使える能力者はノルンだけと言われているが、詳細は不明。

  • 時間停止
    対象に流れる時間を停止させるVAMP。時間が停止した対象には時間による状態の劣化、成長などが起こらなくなる。
    例えば永続発動をしているVAMP能力者に、この時間停止をおこなうと発動したままの状態を保つことができる。

空間干渉

重力操作、大気操作など、目に見えない物をVAMPする能力。
VAMP能力者の始祖がこの重力操作を使うことができた。ライスナー、カー、シュヴァルツシルトらが重力操作の三賢人と語り継がれている

  • 重力操作
    鋼鉄の棺が遠心力を利用しなくとも、安定した重力を維持しているのは、この重力操作系のVAMPが応用されているためである。
    前出のライスナー、カー、シュヴァルツシルト…彼らが三賢人と呼ばれるのは、鋼鉄の棺が誕生した際、能力を発動させたまま時を止めることに志願した人柱だからである。

物質

対象物の操作をできるVAMP。
操作には変化、強化、操作などがあり異能者によって得て不得手がある。
異能者によっては、変化、強化、操作をすべて操る者も存在する。

無機物操作

異能者によって、操作できるものは異なるが無機物を操作できる能力をまとめて無機物操作系という。

  1. 主に操作できるもの
    金属・塩類・水,水素・酸素・窒素などの各種の気体。
  2. 操作範囲
    能力値、環境などに依存するが、0~200メートルほどが一般的。
  3. 効果時間
    操作する質量が多いほど扱いは難しく、効果時間も短くなる。

有機物操作

異能者によって、操作できるものは異なるが有機物を操作できる能力をまとめて有機物操作系という。

  1. 主に操作できるもの
    動物、植物
  2. 操作範囲
    能力値、環境などに依存するが、0~500メートルほどが一般的。
  3. 効果時間
    比較的長い。
  • 主な異能者
    • 動物操作系
      ドク (肉体操作)

強化

主に有機物操作系の能力の1つ。
対象の能力を強化する事ができる。

自己能力強化

他者能力強化

奪取・付与

主に有機物操作系の能力の1つ。
対象の能力をコントロールする事ができる。

能力奪取

能力付与

魅了

他者をマインドコントロールする、一般的に精神操作と言われる能力。
被害者の目を見てVAMPしたり、触れるだけでVAMPしたりと能力者によりマインドコントロールの方法が異なる。
また、相手の記憶を読み取るVAMPも存在する。
血液などの触媒を利用する能力者は、自信の血液を被害者体内に送り込んでおく事、通称バックドアを仕掛ける事で、再度VAMPし直すことも可能。

精神操作