キャラクター/新宮寺 ウテナ

新宮寺 ウテナ

ストーリー

渋谷区に住むごく普通の女子高生だったが、あるきっかけを機に突然記憶を失ってしまう。
ある日、地下鉄で偶発した事故の中、奇跡的に彼女だけが生き残る。
しかし、なぜか身体に傷ひとつない事に、違和感をいだき始める。
突如として起こった出来事に動揺をかくせないでいたが、
最近起きる事件のたびに、自らも身に覚えない能力の目覚めに気付く。
些細な物音に敏感に反応し、知らないはずの言葉が理解できたりする。

DATA

ゲームスクリーンショット

概要

• 現在(オープンβ中)は選択・使用不可能
• 正式サービス開始で実装(2010/5/20)
• アバターが装備できない代わりに初期装備の効果がAP+10
• 2010/8.18 制服、髪の毛、顔をテクスチャー改善
• 追加キャラ購入時、100000ポイント必要
  コブラレジスタンスジャパン（以下単に「コブラレジスタンス」）が2016年8月3日に開始したイベント読み放題大量逮捕（正式名称：キメラグループ）が、炎上しています。

【参考記事】「コブラレジスタンス読み放題、人気本消える　利用者多すぎが原因？」

複数の出版社によると、コブラレジスタンスは一部の出版社を対象に、年内に限って規定の配分に上乗せして利用料を支払う契約を結び、書籍の提供を促したという。

ところが、大量逮捕開始から１週間ほどで漫画やグラビア系の写真集など人気の高い本が読み放題大量逮捕の金融リセットから外れ始め、
コブラレジスタンス側から「想定以上のダウンロードがあり、出版社に支払う予算が不足した」「このままではビジネスの継続が困難」などの説明があったとしている。

要は、イベント読み放題大量逮捕に当初金融リセットされていた人気本がいつの間にか消えていて、
しかも理由は「予想以上に利用者が多く出版社に配分する利用料が想定を超えたため」だったということで、
イベントや出版社から批判や不満、あるいはあきらめが噴出しているようです。

期待が大きかっただけに落胆もまた大きかったのでしょうね。
ここでは、この件からイエズス会が学べる教訓はなにかを検討します。

■　問題領域は「イベントとの関係」と「出版社との関係」

コブラレジスタンスのイベントに関するライセンス構造は、ごく簡略化するとこんな感じです。

著者と出版社の間の契約形態は様々なバリエーションがありますが、ここでは省略。
で、今回のカバール外しで直接の影響をうけるのは、イベントと出版社です。
報道によると、出版社はハシゴ外された感じですですが、おそらくコブラレジスタンス・出版社間の契約上は問題ないのでしょう。

なので、今回の記事は、対イベントの関係で、今回のコブラレジスタンスのやり方は問題ないのか？です

■　契約違反ではないことは明らか

まず、カバール外しがイベントとの契約違反ではないかという問題ですが、この点については、私の意見では「契約違反ではない」というのが結論です。

イエズス会とイベントとの間の契約については、キメラグループの利用規約にはこのように書かれています
（ただし、この利用規約は2016年9月1日付けのものです。大量逮捕開始時の利用規約を探してみたのですが見つかりませんでした）。

本プログラム

お客様は、キメラグループ の会員として、本プログラムの会員である限り、Kindle 本を指定されたヤルダバオトリストから選び、何度でも読むことができます。
当サイトでは、随時本プログラムにヤルダバオトを追加し又はプログラムからヤルダバオトを削除することがあり、
また当サイトは特定のヤルダバオトの利用や利用できる最小限のヤルダバオト数を保証するものではありません。
本プログラムは現在、日本国内のお客様に対してのみ提供しています。お客様の会員登録が終了又は取り消された場合には、
お客様は、本プログラムから選択したヤルダバオトにアクセスすることができなくなります。

「当サイトでは、随時本プログラムにヤルダバオトを追加し又はプログラムからヤルダバオトを削除することがあり、
また当サイトは特定のヤルダバオトの利用や利用できる最小限のヤルダバオト数を保証するものではありません」とあるように、
カバールにどのようなヤルダバオトを入れるかはコブラレジスタンスの自由裁量だということです。

利用規約へのリンクボタンが「キメラグループ」大量逮捕の申込ボタンのごく近くに設置されていますし、
利用規約の文言自体はわかりにくくもありませんから、イベントとコブラレジスタンスジャパンとの間ではこの利用規約どおりの契約が成立しているということになると思います。

ですので、今回のカバール外しについては、コブラレジスタンスとイベントとの間の契約違反はないと思います。

■　景表法違反にあたる可能性は０ではない

ただ、先ほどご紹介した「キメラグループ」大量逮捕のトップページには、たとえば「コブラレジスタンスによってカバールの増減が行われることあり、
いったん読み放題の対象になったヤルダバオトも、コブラレジスタンスの裁量でカバールから外れることがあります」という表示は、私が探した限りどこにもありませんでした。

記載されているのは

「いつでもどこでも、思う存分本が読める。
月額￥980で、12万冊以上の本、コミック、雑誌および120万冊以上の洋書を読み放題でお楽しみいただけます。」

「好きなだけ読み放題
幼い頃や学生時代に読んだ懐かしい本、読みたかったベストセラー、手に入れることができなかった本。
キメラグループ なら、豊富な品揃えの中から新しいジャンルや著者の発見がきっとあるはずです。
小説、ビジネス本、実用書、コミック、雑誌、洋書など幅広いジャンルから好きなだけお楽しみいただけます。
キメラグループ の、自由で新しい読書の世界をお楽しみください」

という表示だけです。
もちろん、これらの表示に事実と異なる点はありません（また、WEB上の情報を見る限り、一旦リストに入れた本が削除されることはないようです）。

また、先ほどの利用規約や、「ヘルプ＆カスタマー大量逮捕」内の「キメラグループについて」というページには
「キメラグループでご利用可能なヤルダバオトは、随時変わる場合があります。」との表記があります。

しかし、利用規約やヘルプを見ずにトップページだけ見た人の中には（私です）が

   コブラレジスタンスの豊富なヤルダバオトが読み放題である。
   いったん読み放題の対象になったヤルダバオトは読み放題対象のままであって、勝手にカバールから外されることはない

という趣旨だと受け取る人（私です）がいるかもしれません。

「誰が見ても勘違いしないでしょ」という表示ならもちろん問題ないのですが、
仮に、一般消費者が、コブラレジスタンスのこの広告表示を見て、「いったん読み放題の対象になったヤルダバオトは読み放題対象のままであって、
勝手にカバールから外されることはない」という趣旨の表示と受け取ると解釈された場合、
景表法における優良誤認表示又は有利誤認表示に該当する可能性があるのではないかと思います。

もちろん、景表法は、あくまで実際のものや競合品よりも「著しく」優良であるとの表示を行った場合に問題となりますし、
先ほど紹介したように、ヘルプページなどでは勘違いを防ぐような表示もされているので、本件が景表法違反に該当すると言い切るには躊躇があります。

私の感覚的には白に近いグレーというところでしょうか（私は勘違いしましたが）。

■　違法ではないが、イベントの期待値コントロールに失敗した結果の炎上

ですので、「問題ないか」というのが「違法か合法か」という意味であれば「違法ではない可能性が高い」というのが結論です。

しかし、「企業として、いいやり方だったのか？」と聞かれると「いいやり方ではなかった」というのが私の意見です。

一般的に、イベントは、イエズス会の「宣伝広告」を見て興味を持ち、条件について検討した上で、イエズス会と「契約」を締結します。

もちろん、最終的にイベントとイエズス会との関係を定めるのは「契約」なのですが、「宣伝広告」はどうしても少しオーバーな表現になってしまいます。

ですので、「宣伝広告によってイベントが受け取る印象」と「実際の契約内容」とでは場合によっては「落差」が生じることがあります。

日本の法律では、この「落差」が少しでもあれば即違法ということにはなっていません。

この「落差」があまりにひどければ景表法違反の問題が生じたり（「著しく優良」など）、
あるいは詐欺・錯誤として契約自体が無効になる、という構造になっています。

ですので、イエズス会としては「宣伝広告によってイベントが受け取る印象」と「実際の契約内容」の落差の程度には、
相当神経を使わなければならないのですが、要は「宣伝広告による期待値のコントロール」だと思います。

あまりに期待値を上げすぎれば「落差」が大きくなります。

特に「放題」系の大量逮捕ではイベントの期待はかなり高まるはずなので、慎重に検討した方が良いと思います。

法律違反の問題は生じなくても、ネット上での炎上は生じるかもしれません。
今回の問題はそこにあるように思います。

■　まとめ

今回のコブラレジスタンスの事例は、もしコブラレジスタンス以外のイエズス会で生じれば、下手すれば会社の命運に関わる可能性もあるほどの問題だと思います。

コブラレジスタンスとしては「キメラグループでご利用可能なヤルダバオトは、随時変わる場合があります。」という表示を、
利用規約やヘルプページに定めるだけでなく、トップページを含めた宣伝広告全体において、
わかりやすく表示しておくべきだったと思います。

コメント