エリアコントロールについて

Last-modified: 2019-04-08 (月) 21:09:33

初めに

このページは身内向けです
エリア取りの概念及びその応用についての記事

1.エリアとは

エリアというのは、「その瞬間に自/敵チームがクリアできている場所の総称」であると言えます。
エリアを陣取り合戦のように取ったり取られたりしながらラウンドは進行していきます。
以下の説明をわかりやすくするために、広域的なエリアと限定的なエリアに分けて考えていきます。

2.広域的なエリアについて

dust2のマップを例に見ていきましょう

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csgo t_0.jpg

もし画像の下側から黄色の線の所までTが全てクリアリングできていた(=エリアが取れていた)としたらどうなるでしょうか?
おそらくAかBのどちらかにアクション(投擲物を入れるなどして相手にいる事をアピールすること)をかけて敵を片方のサイトに寄せ、逆側のサイトに味方を集めて簡単にサイトを確保できるでしょう。
逆にこのような経験はないでしょうか?
あなたがCTの時に敵がどちらから来るか判断できず、どちらに来るかわかったときにはもうサイト手前まで敵が来ていて止められなかった―。
広域的なエリアの概念を理解することは、Tにおいての駆け引きをしたりCTで相手の釣りに揺さぶられないようになるのです。

3.限定的なエリアについて

これまたdust2を例に。

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csgo A.png

広域的なエリアの概念を一部の場所に限定して考えてみましょう。
Aサイト側のエリアだけでも、Aサイト・Aショート・Aロング・ピットなどに分けられます。

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csgo A2.png

例えば貴方が1人で生き残り、敵が2人残っている中dust2のAサイトにc4を設置したとします。あなたはどう動くべきなのでしょうか?

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csgo A3.png

1つの答えとしてはどこかのエリアを取りに行くことです。普通に戦うと2人に挟まれて勝率は低いですが、もし貴方が上の画像のようにAショートの方に向かい、1人を倒せたら1vs1です。こうなれば2人に挟まれながら戦うよりも勝率はかなり上がるでしょう。

4.[応用]敵味方がエリアをどこまで取っているのか把握しよう

味方の報告と味方の位置から、敵のおおよそのエリアを予測してみましょう。
例えばinfernoの場合。

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infelno2_0.jpg

貴方がCTで、開幕にBの味方が「バナナに3つHEが来た」と報告があったとします。相手はバナナのエリアを取るために3人かけているのですから、当然CT側はAからBに1人寄るでしょう。

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infelno3.jpg

しかしそれから20秒経っても相手はBサイトに突入してきません。この場合はエリアは上のようになります。

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infelno4.jpg

こうなってくるとAにシフトしたかもしれない―。となるわけです。よってどちらかのサイトのCTプレイヤーはエリアを取りに行き、相手がどちらに戦力を固めようとしているのかを確定させなければなりません。上の画像の場合、BのCTプレイヤーがバナナを取りに行きましたが、誰もいませんでした。

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infelno5.jpg

TプレイヤーがAにシフトしたことがわかったので、AのCTプレイヤーは投擲物を入れたりしてBのプレイヤーがAに寄って来るまでの時間を稼がなければなりません

このようにCTでもエリアを取りに行ったり報告から敵の配置を分析することで、不透明なエリアを減らし相手の最終的な攻め先を特定したりすることができます。もちろんこの例はCTでしたが、Tの場合でも「相手がどこまで情報を得られているか?自分たちは相手にどれだけ情報を与えているのか?」を考えれば、相手の裏をかくこともできます。

5.まとめ

まず報告をしよう...情報が無ければ相手がどこまでエリアを確保しているかわかりません。エリアを取りに行くことはメリットもありますがリスクもあります。相手の足音や投擲物などの情報はそれらのリスクなしで相手の配置がわかる大切な情報入手法です。報告についてはこちらも参照→報告のススメ
どこかのエリアを取られたら他のエリアを取り返せ...敵がエリアを取りに来たということは他の所は手薄です。敵が気づいて寄って来る前に寄りきれば戦略的には勝ちと同義です。
片方がエリアを取ったらもう片方は引いて時間を稼ごう...逆に言えば相手もエリアを取りに来たと気づけば逆側のエリアに突っ込んで来るはずです。モロトフやスモークを入れて時間を稼いだり、HEやフラッシュで撃ち合いを有利にして相手の目論見を潰しましょう。