啓子達、しばらく警察を外される!?/近藤拓也

Last-modified: 2024-03-26 (火) 20:42:57
  • 会話1
    • 拓也「おい!」
    • 増田「何だ貴様?」
    • 拓也「あんたに話してえ事があるんでな・・・ルームに来てくんねぇか?」
  • 会話2
    • 会議室
    • 増田「こんな所に呼び出して何の用だ?」
    • 拓也「なぁあんた・・・何で啓子ちゃん達に謹慎処分をさせるんだ?そんな決まりがあんのか?」
    • 増田「貴様には関係の無い事だ!」
    • 拓也「関係ねぇだぁ?そんな言い草はねぇだろう・・・そう言えばあんた『お前は独断で行動していたな?確かにお前は解決の役に立った・・・だが、被害者のためとはいえ殺しをするような奴を助ける行動は警察として良くないのだ!』って言ってたみたいだな?そうほざいておいてもしも被害者が訴えたらどうするんだ?それであんたが責任取るのか?何とか言ったらどうだ?」
    • 増田「黙れ!賞金稼ぎの刑事風情が私を脅迫するのか!?」
    • 拓也「啓子ちゃんは何も悪いコトをしてねぇだろうが!もしもあいつが偽物を野放しにしてお前らの仲間が死んだらどう責任取るんだよ!てめぇはあの偽物野郎に立ち向かう事が出来たのかよ!!」 
    • 増田「偉そうにほざくな・・・ここは日本だ!アメリカでも賞金稼ぎのルールが通る街でもない!!」
    • 拓也「ケッ、都合がいい時に日本だのとアメリカだのとほざきやがるぜ・・・あんまり言いたくねぇが悪というものは、一般的には世を惑わす忌むべき存在というイメージが強い。しかし、時と場合によっては「悪」と見做されることであっても不可避になってしまう場合もあるんだぜ・・・害があるとされるものでも単純に無くしてしまうとそれ以上の弊害が生まれてしまうがために無くすことができない、というものは多数あるのさ・・・また、悪がいるからこそ自分達の正しさが証明できるという裏返しにもなり、強大な悪の存在によって集団の結束が促される事がある。政治における過激なイデオロギーも、言ってしまえばこういう原理であるんだよ」
    • 増田「貴様・・・何が言いたい?」
    • 拓也「やり方や志は違っても、誰かを守ろうとしている事や意志が正義なんだよ・・・気に食わなければ処罰等と努力した人々を踏みにじって、あんたは理不尽過ぎるんじゃねぇか?」
    • 増田「理不尽だと!?」
    • 拓也「ああ・・・彼女は彼女なりに正義の為に努力している、それなのにそれを否定するならそれはもう正義じゃねぇ・・・ただの自己満足に過ぎねぇのさ・・・」
    • 増田「やかましい!私に意見がましい事を言うな!貴様にも処罰を下すぞ?」
    • 拓也「やれるもんならやって見なよ・・・俺を訴えた所で困るのはあんたの方だがな・・・それでも良いなら勝手だが、俺を訴えた事で、凄腕の弁護士に裁かれる覚悟でも構わねぇならいいがな・・・俺は押田さんとの仕事があるんでな・・・行くぜ」
    • 捨て台詞を吐きながら拓也は立ち去った
  • 会話3
    • 翌日
    • ニュースキャスター「速報です。早海啓子氏が・・・全国指名手配されました。」