小説一覧表・掲示板/暇だから書いてみた。第二話

Last-modified: 2017-04-11 (火) 07:05:09

  • ページ: 雑談掲示板
  • 投稿者: TKR0X弐型?
  • 優先順位: 低
  • 状態: 提案
  • カテゴリー: 本体バグ
  • 投稿日: 2017-04-10 (月) 14:31:50
  • バージョン:

メッセージ

続きです

「誰だ?」と俺はその男に問いかけた。男は少し困ったような態度だったが数秒後、返事がきた。
「僕はジョー、この世界の案内人(ガイド)さ!」
ガイドは少々不満気味に続ける
「最初から居たのに気付かないし、しかも家まで建てちゃうなんて」
おかしいぞ、さっきあんなやつ居たか?見回しても人らしきものはなかった筈だったが…。
「あんた一体どこに居たんだ?」
俺はジョーにきいた。
「洞窟の中に落ちてしまって」
それじゃあ気付く筈がない、そう思っていたらジョーが俺にきいてきた。
「君、名前は?」
人に名のらせておいて、自分のことを話さないのはマナー違反だ。俺の心が許さなかったがだが、しかし困ったことに名前が思い出せない。
「君、名前が思い出せないようだね」
自分の考えがまるで見えているようなガイドの発言に正直驚いた。けれど正確には彼の見えているものが違うものだと次の発言で分かった。
「名前が見えないんだ。こんなことは今までなかったけど」
ガイドは少し悩んだあとに続ける。
「名前がないと少し不便だなぁ」
また少し悩んだ様子を見せたあと口を開く。
「そうだ!名前を決めよう!これから君の名前はカイジだ!」
カイジ?少し変わった名前だが、なんだかしっくりくる。
人を気にせず早々とガイドは喋り出す。
「よし、君には強くなってもらう必要がある。これから外にでて地上にある鉱石を取って来てもらう、それで武器や防具を作って洞窟に取りにいって欲しい物がある」
とりあえず俺は外に出ようとドアをあける。それを見たガイドは引き留めるように言う。
「夜はうろつかない方がいい、家の中の方が安全だ」
一瞬意味がわからなかったが目の前に居たやつを見てわかった。ゾンビだ急いでドアを閉めるも一体入ってきた。ガイドは慌ててあとずさるが尻餅をついてしまう。そんなことを気にせず、木刀を出し俺は斬りかかる。ゾンビはもろに喰らうがまだピンピンしている。斬りつけるもいきなりのことで本調子を出せず敵の攻撃を喰らう。集中できずにまた何発か喰らう。俺の体はいっきに瀕死状態にもち込まれるが、死ぬ訳にはいかなっかった。近くにはジョーもいるし、本心が許さない。その強い意思が自分を動かす。より早く間合いをつめ、叩き斬る。ゾンビはドアにぶち当たり、少しよわっていた。すかさず斬りつけ着実にダメージを与える。ゾンビも反撃に出ようとするが、隙がない相手に手も出せずにいた。瀕死のゾンビに「これでとどめだ!」と言わんばかりの一撃を喰らわす。ゾンビは力尽き、銀硬貨と銅硬貨が床に残った。俺はそれを拾うと自分に消えていった。ジョーの居る方に振り返ると。ジョーは希望に満ちた目で見ていた。
「まさかこの世界の救世主がやっと来たのか」
ガイドの希望を込めた一言だった。


  • 応援してくださってありがとうございます。トッポ並みにたっぷりの内容でやっていきます。今後ともよろしくお願いします。 -- TKR0X弐型? 2017-04-10 (月) 15:32:11
  • おおお!次キター! -- レンク? 2017-04-11 (火) 07:05:09