迷い込んだテラリアン 第4話「初日の夜」

Last-modified: 2019-08-20 (火) 23:17:41

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そして、地表を探索することにした。
ス 「まず左行こう」
少し行った所に、壷が数個と宝箱が2箱あった。
中身はアグレットスピア、鉄インゴット10個にシルバーコイン20枚だった。
ス 「20シルバーは預かっておこう。」
いきなりスティーブが言ってきたが、顔面に大きく「金」とかかれてたから、やめておいた。
断った瞬間、スティーブは小声で
ス 「クソッ」
と言った。ま、劉にはもちろん聞こえてた。
壷を壊すと、木の矢がいっぱい出てきた。するとスティーブが、今度は
ス 「俺、中高弓道部だったんだ。」
と言った。なので、木の矢はプレゼントした。木の弓と一緒に。
ス 「ありがとう。そろそろ夜になる、帰ろう。」
スティーブは腕時計を見て言った。
なので、家に帰ることにした。
ただ、あの時奥に建物が見えたが、あれは何だったのだろう。
まあいい、今は関係無いし。
スティーブはその頃、鉄の金床と鋸台と酒樽と機織木を作っていた。
劉 「酒樽?なぜ?」
ス 「この世界ではお酒はステータスアップアイテムで、これから探索が楽になるから。」
ふーん。まあ少なくとも僕は飲まない。
スティーブと喋りながらふと外を見ると、夜になっていた。
ゾンビが湧いている。飛ぶ眼球もいた。
劉 「きっも」
ス 「ああ」
劉 「戦うか?」
ス 「あくまのめだまだけにしておこう。屋根に上ろう」
そして倒していると、レンズ的アイテムが3連続でドロップした。
劉 「何じゃこりゃ」
ス 「それはレンズ。貸してみ。」
そして作業台の上で何かを作ってくれた。
ス 「眼鏡だよ。守備力1、見た目アイテム。」
劉 「んで?貸したから返してよ。」
ス 「ん」
返されたのは1つだけだった。
劉 「何で1つ?」
ス 「使ったから」
劉 「・・・。」
ス 「すまぬ!テヘペロ」
こうして無事に(?)夜は明けた。
ス 「今日は右行くか」
今日も地表探索だ。

  • 長編です -- fire 2019-08-20 (火) 22:58:55