メッセージ
「ぐぉぁぁぁー!」
リゼとスケルトロンの戦いは、もう夜明けが来そうなほど長引いていた。
そして、ついにこの戦いに決定的な勝利がもたらされる。両腕を破壊され動きが鈍くなっていたスケルトロンは、リゼの気合いの一振りで崩壊した。
リゼは、試練を達成し町に帰ろうとすると、先程の老人が力強い声で、
「遂に呪いを解くものが現れおった❗こやつが、選ばれし者と言うわけか…」
この言葉を残し、どこかへ去って行った。
リゼが町に戻ると、ガイドは、ぶき商人に暖炉で焼かれそうになっていた。
「お前にも地底の苦しみを分けてやる。」
そういってぶき商人は、ガイドを暖炉に近付ける。
間一髪のところで、リゼが助けたものの、ガイドは汗と血にまみれていた。
すると、ぶき商人は手にもったサメ型の銃をリゼに向けた。
「ガイドを庇うとは、いい度胸だな。」
そういい、引き金を引こうとした、その時!
ぶき商人の腕を華麗に糸で巻き、天井のシャンデリアに掛けて、ぶき商人を吊るした。
吊るしたのは、ダンジョン前の老人。仕立てやだ。ぶき商人とガイドは、はっとした顔で仕立てやを見つめるのだった…
続く……
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