Matilda II

Last-modified: 2016-04-19 (火) 11:47:21

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概要

長所と短所

長所


短所

詳細

武装

1 x 40 mm QF 2-pounder 戦車砲 67発
1 x 7.92 mm BESA 機関銃 4,000発

主砲

  • 1 x 40 mm QF 2-pounder 戦車砲
    仰角:20°
    俯角:-20°

砲弾

砲弾貫徹力(mm)@90°砲弾の種類初速/秒重量
(kg)
信管
遅延
(m)
信管
感度
(mm)
水平30°
での正規化
跳弾
10m100m500m1000m1500m2000m0%50%100%
Shot Mk.1 AP/T807961463221AP8531.1N/AN/A43°30°15°
Shell Mk.2555555HE6871.30.40.311°10°
Shot Mk.1 APCBC/T747264584843APCBC8531.2N/AN/A42°27°19°

副武装

  • 1 x 7.92 mm BESA 機関銃(主砲同軸)

乗員

  • 車長
  • 砲手
  • 装填手
  • 操縦手
    合計:4人

装甲

装甲正面側面背面天板
車体上部 75 mm
下部 78 mm
上部 70 mm
下部 40 + 13~25 mm
上部 20 mm
下部 55 mm
20 mm
砲塔75 mm75 mm75 mm18 mm

モジュール

史実

1934年にイギリス参謀本部直属の調査委員会が出した歩兵支援の新型戦車を開発するための勧告は、
歩兵戦車という車種を新たに新設させた。
この勧告には小型重武装軽装甲で短期間に必要数がそろえられる車両と、
大型重武装で大口径砲を搭載し接近する歩兵には機銃で対応する2案が提示されていた。
どちらの案も歩兵の進撃速度に対応できる程度の速度も要求されていた。
その勧告にヴィッカーズ社は小型重装甲軽武装の歩兵戦車を選択し、設計番号A11を与えた。
その後陸軍に採用されA11はMatilda(後に言うMatilda I)の愛称が与えられた。
そしてMatilda Mk.Iの試作車納入直後にMatilda Mk.Iを大型化して2ポンド砲などを搭載した武装強化案が計画され、
製造された物がMatilda IIである。
しかし大型化した結果、Matilda Iの設計はほとんど流用出来ず大半が新設計になっている。
Matilda IIは1938年6月から生産が開始され生産終了までに2987輛が製造された。
Matilda IIは北アフリカにおける対ドイツ軍戦において、
ドイツ軍が装備する3.7㎝対戦車砲では至近距離無ければ正面から貫通できない重装甲を見せている。
またオーストラリア軍にも提供されニューギニア戦線などの太平洋方面でも活躍している。

【参考資料】
グランドパワー2014年10月号別冊『第2次大戦イギリス戦車』 ガリレオ出版 2014年10月