T-34 1941

Last-modified: 2016-12-06 (火) 10:11:23

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概要

T-34 1941は、前身のT-340 1940に搭載されている主砲L-11の欠陥に対して、スターリンが76mmF-34をT-34に搭載することを要請したことで実現した戦車である。
当時のソ連は、大量生産が可能なT-34を必要としていた為、生産への悪影響を恐れて新型の主砲をT-34に搭載することに抵抗があった。
しかし、F-34を搭載したT-34が生産されると、新しい主砲の優位性は明らかとなり、全てのT-34にF-34を載せることが決定。
当車両は、あらゆる点でT-34 L11と同じように見えるが、その実、一切劣化させる事なく改善に成功している。
この戦車を乗りこなすには、T-34の機動力をうまく利用することが最も重要である。
初撃で敵を撃破するポテンシャルがある上に、リロード速度も早い為迅速なカバーも可能である。
強力な火力により敵の戦線に穴を開けるだけでなく、戦線の弱点を速やかに叩く事ができる素晴らしい万能型の戦車と言えるだろう。
1940年型と比較すると、76mmF-34の存在がやはり大きい。
新砲弾のBR-350B(APHEBC)を使うことで貫通力が上昇し、さらに装填速度の性能も上がっている。
防盾も若干厚くなっており、砲塔前面をより広くカバーするようになっている。

長所と短所

T-34 1941の主な長所は優秀な機動力、砲塔旋回速度、装填速度、傾斜装甲である。
最も有効な戦術は、機動力を駆使して油断している敵の側面を攻撃することである。
全周に渡る傾斜装甲は、敵に気づかれ逆に側面を攻撃された場合でも砲弾を弾き、生存性を大いに高めてくれるだろう。
前面装甲の防御は、適切な角度で傾斜させることで極めて優秀になるが、機銃口のように容易く貫通される弱点も多い。


長所
・高貫通&APHEの威力
・高装填速度
・全周に渡る良好な装甲
・高機動力

短所
・車体、砲塔前面装甲に存在する多数の弱点
・車体の大きさによる被弾面積の拡大
・平均以下の俯角
・防盾に被弾した場合、砲塔乗員(砲手兼任車長)が気絶しやすい

詳細

武装

  • 1 x 76 mm F-34 キャノン 77発/門
  • 1 x 7.62 mm DT 機関銃 2,898発/門

主砲

  • 1 x 76 mm F-34 キャノン
    仰俯角 -5°/28°

砲弾

基本情報

砲弾貫徹力(mm)@90°砲弾の種類初速/秒重量
(kg)
信管
遅延
(m)
信管
感度
(mm)
水平30°
での正規化
跳弾
10m100m500m1000m1500m2000m0%50%100%
BR-350A807871635650APHEBC6656.30.1510+4°42°27°19°
BR-350SP10510485695746APBC6806.8N/AN/A+4°42°27°15°
BR-350B989587776860APHEBC6806.30.915+4°42°27°19°
OF-350M131313131313HE6806.20.20+0°11°10°
SH-354T373529252017Shrapnel6806.20.58+0°11°10°
距離:貫通力の相対グラフ(クリックで表示)

距離:貫通力の相対グラフ
T-34 1941.png



炸薬

砲弾爆薬タイプ炸薬量TNT換算
BR-350ATNT150 gN/A
BR-350SPなしN/AN/A
BR-350BA-LX-264 g108.8 g
OF-350MTNT621 gN/A
Sh-354TTNT85 g32.3 g

副武装

  • 1 x 7.62 mm DT 機関銃(同軸)

乗員

  • 車長/砲手
  • 装填手
  • 操縦手
  • 助手
    合計:四人

装甲

装甲正面側面背面天板
車体45 mm40 mm40 mm20 mm
砲塔45 mm45 mm45 mm15 mm

モジュール

史実