《アビリティ》/【スティグマ】

4thとXFに登場した対アンデッド用攻撃魔法。2ndのターンアンデッド、3rdのエクソシズムの後継技である。
前二作と違いアンデッドを一発昇天させるわけではないが、その効果は絶大。
上位魔法にハイ・スティグマがある。

余談だが、海外版XFでは"Sanctify"（＝聖別）と名称が変わっている（4thでは不明）
これは元々スティグマとは奴隷や犯罪者に押下される烙印を指す言葉であり“穢れ”のニュアンスを含んでおり、不浄を浄めるというこの魔法のイメージにそぐわないから、またローマ＝カトリック教会においてはイエス・キリストが刑死した際に付いたのと同じ傷が聖人と呼ばれる人々にも顕現する“奇跡”であり、軽々しく使うには抵抗があったためこのような措置を受けたと推測される。

• しかし「聖別」というのもナニか違うような気がする。
  死人祓いという効果を考えればTurn Undead（ターンアンデッド）の方がよほど無難なような…。

4th

「無垢なる救済よ！」
「摂理を犯す者よ、退け！」

ユウリィのオリジナルの一つ。指定したHEX一つにいるアンデッドモンスター全てに無属性魔力ダメージを与える。
対象がアンデッドに限定されるため若干使いにくい節はあるが、技定数895と破格の威力を誇り、またスキル「ホーリーシンボル」修得後は一定確率で昇天させることもできるので、アンデッドに対してはこの上なく便利な攻撃手段となる。
消費MPが4と非常に安いのもセールスポイント。序盤、セレスティでは猛威を揮うので、先行修得させてでも使う価値はある。

895という技定数がどれくらい凄いかというと、アルノーのブラストは消費MP12で技定数400。
つまり相手がアンデッドなら1/3のMP消費で倍以上のダメージを叩き出せることになる（魔力は僅差でアルノーが上回るが、はっきり言って誤差の範囲）
成長係数が等しいハイ・ブラストでさえも技定数は710であり、スティグマにはなお及ばないというのだから畏れ入る。

XF

セイクリッドセイバーのオリジナル「退魔」の一つ。
4thと異なりアンデッドでないユニットにもダメージを与えられるが、素の技定数は1.5と頼りない。
しかしアンデッド相手なら技定数が3倍（＝4.5）に跳ね上がる上、この攻撃でHPが0以下になったアンデッドは復活できなくなるという効果が追加される。
魔力攻撃系オリジナルでは最長の6パネルという射程の長さも密かな強み。ただし移動後には使用不可能。
エクステンションとの相性が良いのは言わずもがな。

セイクリッドセイバーのSPスキル・パラディンがあると、40%の確率で対象のアンデッドを一発浄化できる。
確実性に欠けるとは言え、SORの低いセイクリッドセイバーにとってはありがたい効果だろう。