《クラス》/【フェダーイン】

フェダーイン（フェダイーンとも）は、アラビア語で「戦士」を意味するfedayeeの複数形。
森永製菓が販売している某ゼリー飲料とはおそらく何の関係もない。

XF

XFにおける汎用クラスの一つ。Act.3-7のイベント以降使用可能になる。
敵の攻撃をDEFで「耐える」エスコートベッセルに対し、フェダーインはPRYの高さで「避ける」クラスであり、物理攻撃を気持ち良いくらいにひらひら躱してくれる。
HPやATPも前衛での運用に堪える水準を確保しており、オリジナルでもクリティカルが出せる「コマンドクリティカル」や、あらゆるダメージとヒールのHP回復効果を5割増しにするSPスキル「明鏡止水」によって後衛にもある程度の適性を有する器用なクラス。
クラス専用武器は、ターン経過に伴い物理攻撃の技定数が徐々に上昇する湾刀と、移動してターンを終えると次の行動までPRYが大きく上昇する勾玉を装備できる。

オリジナル「覚悟」はデバフ付与アビリティの雄であるディビリテイターと、厄介な敵を奈落に落とすという活用もできるソーサルアンカーの二つが強力。
特にディビリテイターはパラメータ下降もさることながら、相手のスキルの発動を封じるという後半戦ではありがたい効果を備えており、防御系スキルが鬱陶しい敵やシリーズ屈指の強さを誇るラギュ・オ・ラギュラとの戦いでは重宝することだろう。

一方欠点としては、ウォーヘッドに次いで低いMP補正。
クラスをマスターして明鏡止水が使えるならば燃費である程度カバーできるが、それでも長期戦では心許ないのでアイテムやスキルで出来る限りのアシストを考えよう。
またDEFも後衛職と見紛うくらいに低いため、命中精度の高い攻撃を繰り出してくる敵やスペックで優る格上の敵と相対した場合には予想外の脆さを露呈することも。

このように色々注意すべき点はあるものの、全体的に見れば全クラスでも上位に位置するポテンシャルを誇る。
汎用ユニットで前衛を張りたいならば、最終候補として一考する価値は十分あると言えるだろう。

ちなみに海外版では"Extremist"＝「過激派」というあんまりな名称。
普通に"Fedayeen"ではダメだったのだろうか……。