《設定》/【渡り鳥】

Last-modified: 2023-04-27 (木) 22:58:05

概要

WAシリーズ、ひいてはファルガイア世界において、特定の場所に定住せずに各地を放浪する流れ者を指す言葉。
立ち寄った町村や集落の住人の手に余るトラブル(魔獣退治や要人護衛など)を解決したり、人里離れた地に眠る古代の遺跡を発掘・探検したり、身に付けた芸事で人々を楽しませたりと、日々の糧を得る手段は渡り鳥によってさまざまだが、辛く厳しい荒野を渡るために大多数の渡り鳥は何がしかの戦闘技術に長けている者が多い。
渡り鳥としての仕事のスタイルは勿論のこと、「なぜ危険を伴う荒野で放浪生活を送っているのか」という動機や事情もまた個々の渡り鳥によってさまざまではあるが、ごく普通に集落に身を寄せて定住生活を送っている人々にしてみればいかなる背景の持ち主でも渡り鳥というものはアウトロー的な存在(もっと身もフタもない言い方をすれば「ガラの悪い連中」)であり、閉鎖的な気風だったり渡り鳥そのものに対する偏見が根強い地域では存在を煙たがられることもしばしば。


当然ながら、シリーズのどの作品でもプレイヤーキャラクターは皆渡り鳥である(2ndのように組織の一員として世界を飛び回っていても、或いは当人にその自覚がなくとも、世間的にはそう見なされていると言ってよい)


メタ的な話になるが、WAシリーズのファンやプレイヤーを指して渡り鳥と呼称することもある。
「○○といった経験がある渡り鳥も多いことだろう」という具合に本Wiki内でも記述が散見される。

5th

5thの世界ではベルーニ族によって人間族は居住の自由を制限されているため、何らかの事情があって住む場所を変える場合、ベルーニの許可を得なければ引っ越すことができない。無論、引っ越しの許可などホイホイと受け付けられる道理もないため、大部分の人間族は生まれた場所からほとんど離れることなく一生を終えることになる。

  • ストーリー中盤でまさにNPCの居住地の変更という事態が発生しているが、彼の場合もベルーニに許可を取り付けた上で移住している。

このため世界を自由に移動する人々は、ベルーニ族以外では正規のライセンスを得たゴーレムハンターと、そうした手順を踏まず不法にウロウロしている“渡り鳥”の2種類が存在している。つまり本作での“渡り鳥”は他作品のそれに比べるとよりアウトロー的な意味合いが強い。
尤も個々の戦闘能力では人間族はベルーニ族に比べて劣っているというのが5thでの社会通念であるためか、あからさまな反抗を行わずに従順に過ごしている分にはベルーニも目くじらを立てたりはしない模様。
……実際にはディーン一行をはじめベルーニ族にタイマンでも圧勝できそうな人間キャラはちらほら存在しているわけであるが、そこはまあご愛嬌。

XF

長らく人間同士の争いが続いてきたXFのファルガイアでは、渡り鳥という呼称は旧シリーズにおける「冒険者集団」ではなく、主に戦場を生活の場とする「傭兵集団」を指すものとなっている(旧作に見られるように、魔獣退治や遺跡探索を旨とする渡り鳥も少数だが存在はしている)


ユニットとしての渡り鳥は、メインキャラクター6人+1匹以外にプレイヤーがコントロールする、固有のグラフィックやイベントを割り当てられていないユニットを指す。一般ユニット、顔無しキャラなどとも呼ばれる。
自由契約の傭兵という立ち位置であり強制出撃のクエストもないためシナリオクリアには必須ではないが、メインユニットのサポート役或いは代理としてクエストに出撃させたり、アイテム探索に派遣することができたり(逆にメイン6人+1匹はアイテム探索に派遣できない)といればいたで便利な存在である。

  • 特に理由がないのなら、戦闘用に2~3人ほどRESが高いユニットを雇用・育成しておくと良い。
    メインキャラクターが揃い切るまでにも難所があるためそれまでの数合わせ用に、また揃った後もRESの低いラブライナらでは面倒なマップがあるのでその際の代走用として。

渡り鳥はAct.1-5以降、各タウンの酒場で雇用・解雇が自由に行える。
雇用の際は、まず初期パラメータ(一定の枠内でランダム性はある)・初期クラス・ユニット名・ボイスパターンを決定し、最後に[雇用する渡り鳥のレベル×100]ギャラを支払って契約成立、以後は解雇するまで他の味方ユニット同様に編成ができるようになる。
ただしレベルについては、その時点でのクラリッサを超えるレベルの渡り鳥を雇用することはできない。またパラメータもある程度の吟味はできるものの、RES(反応)についてはパラメータの合計値によって補正を受ける(合計値が高いとマイナス、低いとプラスの補正がかかる)ため、走攻守オールマイティとはいかないので念のため。
XFにおける自軍ユニットの最大数は48であり、このうち7枠はメインキャラクター用なので、同時に雇える渡り鳥の最大数は41人となっている。


システム上の特権としては、クラスチェンジするとグラフィックが変わること。
特にメインシナリオに絡むわけでもない没個性な彼らにとっての数少ない自己主張の手段とも言える。

  • 往年の某名作SLGなどに見られるように、クラスチェンジするとハゲになったり爺になったりという極端な変化はない(アレはアレで面白いという意見もあるが)。せいぜい髪の色や長さが変わる程度。

下に属性耐性以外の能力値について統計(平均値、最大値、中央値、最小値)を取ってみた。
トニー以外の固有キャラについても付記するので、参考にされたし。

渡り鳥の初期能力値

  • 渡り鳥約200人分のデータ集計。クラス補正値をかけない1レベルでの値である。
    パラメータHPMPVPATPDEFSORMGRAIMPRYRES
    平均値142.89134.38142.5963.4564.6764.7263.1462.5762.9977.09
    最大値17816117879797979797993
    中央値142.5135143.564.564.56663636377
    最小値10910910948484848484863

固有キャラとの比較

  • 全て1レベルでの素の値。なお、渡り鳥の能力値は上記を鑑みた値を暫定的な代表値として採用している。
    固有キャラの値は、渡り鳥の数値を10%以上上回る値を青、逆に10%以上下回る値を赤で表示。
    パラメータHPMPVPATPDEFSORMGRAIMPRYRES
    渡り鳥14313514363636363636377
    クラリッサ12614213460627076726078
    フィアース15812616672765254665666
    ラブライナ11816212652547672565454
    レヴィン14315012064586065726684
    ログナー16611815068666258687672
    アレクシア13413414276726866766848