ワイルドアームズ アドヴァンスドサード

Last-modified: 2020-08-09 (日) 19:04:42

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プラットフォームをPS2に変えて登場したワイルドアームズシリーズの3作目。
2002年3月14日発売。通常版に加えプレミアムボックス版も発売された。廉価版は2006年10月19日発売。
キャッチコピーは「それはきっと、いつか「想い出」になる物語。」テーマは「想い出」。
シナリオは金子彰史氏、音楽はなるけみちこ氏が担当。
前作同様OPアニメやグッズを使った謎解きも健在である。
RPGとしての難易度は全体的に低めであり、キャラクター・ストーリーもやたら濃いことで有名。西部劇風の荒廃した世界観もシリーズ随一となっている。
金子氏曰くワイルドアームズ元々の構想が3rdであったとのこと。

なんちゃってウェスタンのRPGとして、元々の構想としては今の『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード(以下、WA 3rd)』
をやるつもりでしたが、 いきなり濃い口の変化球をやるのはどうかと判断し、
持ちネタの中から全然違う復讐譚(ふくしゅうたん)を引っ張ってきて、
そこにいろいろ要素を足して膨らませたのが、今の無印『ワイルドアームズ』です。
(http://dengekionline.com/elem/000/000/262/262395/index-2.htmlより)

プレミアムボックス版の中身はソフトに加えヴァージニアのフィギュアとポーチ、ジェイナスの指環ネックレス、シェイディフィギュア付ストラップ。
後にも先にも限定盤はこれっきり…


システム面では2ndから引き続きエンカウントキャンセルを採用し、戦闘ではクロスファイアシークエンスを新たに導入したほか、馬上高速砂上艇ロンバルディアに乗っての戦闘など他ではない特殊な戦闘体系が存在する。
パーティメンバーは4人の固定となり、序盤に結成したあとは途中の一時離脱はあるものの最初から最後まで一緒なためプレイしていて仲間を増やすといった楽しみはない。
また装備品が廃止されARMの改造とミーディアムの付け替えにより戦闘での個性化が図られた。
イベントシーンもバトルシーンもグラフィックが全てポリゴン化されており、キャラデザを上手く3Dに落とし込んでいるため今見ても十分なレベル。さらに製作者の趣味によりエネミーもだいぶ怪獣らしくなった。
他にも街に居る全てのNPCにまでイラストと名前が付けられメインキャラに劣らない濃さを誇る人もいる。
また文字にルビが振られるようになったため金子節の効いた台詞の数々が映える。
バトルでは幹部ボス戦がやたら多いのがやり玉に挙げられる。多いキャラで7回も戦うので鬱陶しいかも。加えてストーリーが非常に長くチャプターが4つにわけられ、黒幕ポジションの敵がよく変わる事なども特徴。

  • その反動か次作の4thでは一回ですぐ死ぬ敵幹部ばかりになっている。

本作はゲームアーカイブスでも配信されていないため、プレイするにはPS2が必要。
PS2はすでに生産が終了しているため、プレイしたくなったら中古屋さんへ走ろう。
なお海外ではPS4用のサービス、PS2 Gamesというブランドで配信中。
…日本でも配信してくれよ…。

  • 北米版のPSアカウントがあれば日本のPS4でもプレイ可能らしい。もっとも全編英語表記な上に金子節が味わえないので、PS2版を買ったほうが楽しめるだろうが。

↓参考動画

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