Antonia's Savior

沼地を歩いていると、1人の少女が建物の陰で泣いているのが目に留まる。
話しかけると、「お散歩の途中でパパが怪我をしたので助けて欲しい」と泣きじゃくりながら懇願され、場所は何処だ?と聞くと「一緒についてきて」と言われる。

ちなみに、この建物の反対側ではフランクが沼にはまり込んで身動きが取れなくなっており、近づくと会話イベントが発生する。
(教会の地下牢獄で会話済みの場合。関連クエスト: The Hopeless Romantic)

少女の後を追う

少女の後を追いかけるも、彼女はすぐに立ち止まってしまう。
どうしたんだと尋ねると、来た方角が判らなくなってしまったのだという。
泥の中に足跡があるのに気付き、君たちのものじゃないのかと尋ねると「そうだと思う・・」と言われ、2人で足跡を辿ることになる。
名を尋ねると、少女は自分の名は「アントニア(Antonia)」だと名乗り、ゲラルトも自己紹介する。

やがてある場所にたどり着き、アントニアはこの場所だと請け負うも、そこには肝心のアントニアの父親の姿はなく、足跡もそこで途切れており、2人は行き詰ってしまう。
すると突然、1匹のウェアウルフが現れ、ゲラルトを突き飛ばして姿をくらます。

ただならぬ事態に気付いたゲラルトは、震えているアントニアをひとまず彼女の家まで送り届け、翌朝出直すことに決める。
選択肢が出るので、クエストをこのまま続行するか(アントニアの家に行くか)、保留して沼地に留まるか選ぶ。
保留(Not,yet)を選んだ場合は、他の用事を済ませた後、再びこの場所でアントニアに話しかけて「Go to Antonia's home」を選ぶ。

アントニアを家まで送る

場面が村に切り替わり、そのままアントニアについて行くと、彼女の母親(Julia)との会話になる。

「ママ!」
「アントニア! いったいどこに行ってたの。その人はだあれ?」
「この人はゲラルトさん。私たちパパを探して沼にいたの」
「アントニアが独りぼっちでいるのを見かけたのだ。彼女の父親は見つからなかったが、彼を探しているときに俺たちは襲われた」
「怪物が出たの!」
「解りました。もしも私の夫が行方知れずになり、怪物が闊歩しているというのなら・・それが意味するものはたった1つしかありません。アントニア、洗って遊びに行きなさい。ゲラルト、私は是が非でもあなたと話をする必要があります。私はあなたにいくつか見せたいものがあるのです。でも始めに、私の隣人に何が起きているかを知らせに行ってください。私たちは等しく彼の助けを必要とします」
「それでどうするんだ?」
「3人で私の家の地下室で会いましょう。お待ちしています」

ヘニング(Henning)と話し、ジュリアの会議に出る

ヘニングは向かい隣の家か、村の入口にいる。
話しかけると、既に事態を察知しており、「ゲオルク(Georg)のために一刻も時間を無駄にできない。行こう」

地下室の会合でゲラルトは、彼らが沼で釣りをして生計を立てていること、ゲオルクが長い期間をかけて狼男の研究をしていたこと、これまでも度々ウェアウルフの群れに遭遇したが、今までは相手の方で距離を保っていたため特に問題は生じてこなかったこと、ゲオルクたちは、襲われた場合に備えて銀の剣を準備していたこと、ゲオルクお気に入りの剣が見当たらず、彼が持って行ったに相違ない、といったようなことを聞かされる。
そして襲われた際、どうやら怪我をしていたために反撃する間もなく噛まれてしまったらしいこと、それならば彼を噛んだウェアウルフを始末することが、彼を救う唯一の方法なのだと教えられる。

奴らの仲間になってしまったのならどうすれば見分けられるのか問うゲラルトに対し、ヘニングはウィッチャーなら直感で分かるだろうと言い(ポップアップネームで分かる(笑))、計画について訊ねると、あなたはゲオルクを所定の場所に釘付けにできるあなたがイャーデンと呼ぶ魔法、もしくは追い払ってターゲットを始末するための時間を稼ぐのに有効なアードが使えるはずで、自分は罠を設置するので、ゲオルクを見つけた後に私の方に走って来てくれれば、後は私が紐を引っ張って、彼の身柄を確保することができるだろうと請け負う。
ゲラルトが、他のウェアウルフに捉まる前に群れのリーダーを連れ出すことができるのではと言うと、誤ってゲオルクを殺してしまうかもしれず、無謀な方法だと反対される。
①ヘニングにトラップをセットさせる か ②1人で行く かの選択肢が出るので、どちらにするか決める。

沼でヘニングを見つけ、ゲオルクを罠にかけて群れのリーダーを始末する

ヘニングの作戦でいく場合は、彼から羊飼いの家の近くにあるオークの大樹で待ち合わせしようと言われる。
ジュリアの家の地下室の奥にある武器ラックに赤い隕石の剣があるので、未入手の場合は行く前に拝借して装備しておこう。

オークの根元に着くとヘニングとの会話イベントが発生、その後にウェアウルフを探すことになる。
ウェアウルフとなったゲオルクは、羊飼いの家からそう遠くない森の中に転がっている牛だか羊だかの死体の所にいる。
そして奥からもう2匹のウェアウルフが現れて、計3匹で襲ってくる。その後はプレイヤー次第で結末が変化する。
トゥルーエンドにしたいのなら、要は他の2匹を殺さずに群れのボス(pack leader)だけを始末すればよいので、羊飼いのセス(Seth)に引き付け役になってもらい、ターゲットロックを使用すれば案外簡単にクリアできる。
ちなみに作戦通りゲオルクの注意をひいて自分を追いかけさせ、罠の下(そこだけ地面が変わっている)に誘導すれば、ヘニングが檻を投下して捕まえてくれるので、更に楽になる。
pack leaderを始末するとジャーナルが更新される。

アントニアの父親を噛んだ人狼を見つけ出して始末する

単独行動を選んだ場合は、上記のヘニングとの待ち合わせが省略される。
罠も当然使えないが、やるべきことは同じ。
pack leaderを始末するとジャーナルが更新される。

アントニアの父親と話す

ゲオルクを殺すことなくpack leaderを始末した場合は、オークの大樹の傍に人間に戻ったゲオルクがいるので話しかける。
もう1匹のウェアウルフ(Hakon)も殺さなかった場合は、人間に戻った彼からも感謝され、以降、警備兵の野営地の1つで売買ができるようになる。
ゲラルトは、無事再会を果たしたアントニアたちから感謝のしるしにニルフガードの革ガリガスキンズを贈られ、750オレン、経験値2500を獲得する。
ゲラルトは、アントニアの英雄となったのだ。

一方、ゲオルクを殺してしまった場合は・・・

「あんたは・・あんたは何で彼を殺したんだゲラルト、俺があれ程言ったのに!」
「すまない、最善は尽くしたんだが」
「はあ？最善は尽くした？彼には家族がいるんだぞ、ゲラルト。あんたはウィッチャーと呼ぶにはふさわしくない」
「君が本気で言ってるのではないことは知っているよ、ヘニング。戻ってジュリアとアントニアに悪い知らせを伝えよう」
「嫌だね、あんたと一緒になんか行けるか。ここでの生活はもうたくさんだ。俺は街へ出る。あんたの顔は二度と見たくない。俺からたった1人の友を奪いやがって・・」
「さようなら、ヘニング」

「ゲラルトさんだ! 帰ってきた! でもパパは?・・あとヘニングさんは?」
「ゲラルト・・?」
「すまない・・」
「嫌! ゲラルトさん、嫌だ!」
「あなたはこの家族のために十分なさったわ、ウィッチャー。もう私たちに構わないで」

ただし、この場合でもクエスト失敗にはならず、獲得できるオレン・経験値も同じである。