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Last-modified: 2010-12-07 (火) 00:43:45

ルイ君と

オットー「(ざりざりざりざり)」濃厚ニンジンジュース(ペースト状)作成中
ルイ「、、、あ、叔父さん」そっと入ってくる
オットー「おや? 久しぶりだねえルイ。元気でやってるようで何より何より」どんな噂を聞いたんだ(笑)
ルイ「そ、そうですか、、、叔父さんも元気そうでなによりです、、、」いつもならお小言の一つでもいいそうなところ(笑)
オットー「……?」ざりざりざりざり とりあえず無言で一人分追加(笑)
ルイ「、、、」
ルイ「お、叔父さんっ!叔父さんは、、、その、、、」
オットー「まあ飲むかい、飲むな。よし」一方的にマグカップを渡す(笑)
ルイ「あ、ありがとうございます、、、」飲む
オットー「なんだ、何か家(ウチ)に言えないことでもできたか?(笑) お金の相談なら乗れないぞ、おじさんも貧乏だからなあ」
ルイ「そ、それはこっちの台詞です、、、じゃなくて、叔父さんは、レベッカさんとのこと、どう考えていますか?その、将来のこととか、、、」
オットー「ふむ?」
ルイ「、、、」まっすぐ叔父さんを見つめて答えを待っている
オットー「将来って言ってもなあ……そう言われて目をキラキラさせる少年でもないしねえ。まあ、近いうちに一財産作って迎えに行こうとは思ってるがなあ。おっと、こっちが迎えられる立場かもなあ」
口とは裏腹に効果でキラッとしてみたり
ルイ「叔父さんは、、、自分がレベッカさんを幸せにできると思いますか?」
オットー「おや、こりゃまた深遠な命題だねえ」
オットー「……まあ正直、僕が誰か女性を幸せにできる男だと思うかい? ん?(笑)」
ルイ「思わないんですか?、、、それでも、レベッカさんを迎えに行くんですか?」
オットー「そこはそれ、ものは考えようさ。僕はレベッカといられれば幸せだよ、そりゃあもうね。……レベッカのほうでそうでなければ、勝手に振ってくれるだろ。そういう女さ、あれは」
オットー「あるいは女っていうのはみんなそうなのかもしれないねえ。ちっぽけな男が幸せにできるだのするだの、おこがましいことさ」
ルイ「おこがましい、ですか、、、」
オットー「うんうん。ほら、猫は一番涼しい場所や温かい場所を知ってるって言うだろ。あれと同じさ、何が幸せかは本人が決める。……おっと、それは男も同じかもしれないね」
ルイ「おこがましい、、、僕が、アキナさんを、、、」
ルイ「じゃ、じゃあもう一つ、、、例えば」
ルイ「例えばレベッカさんが別の、もっと長命の種族だったとします」
ルイ「ずっと側にいることを求められても、僕らは寿命の短い種族です」
ルイ「応えられないことが分かってて、それでも側にいていいと思いますか?

オットー「…………(やけに具体的じゃないか、と思っている)」
ルイ「今は、たしかに一緒にいられて幸せです。でも、50年後の将来、僕はアキナさんの隣にいられないんですよ?それが僕には、、、」名前を出してしまっていることには気がついていない
オットー「……同じことじゃないかねえ」
オットー「同じだよ、さっきの話とね。それはお前が決めることじゃない」
オットー「……イイ女なんだろ?」
ルイ「、、、はい」
オットー「だったら、あとに残すことなんか考えなくていい。心配しなくてもいい、お前がいなくたってきっと幸せでいられるさ」
オットー「だからといって今、お前が必要じゃないってわけじゃない」
オットー「あちらさんがお前を『月に連れて行ってくれる』なら、それが答えだろ。ん?」
ルイ「、、、」
オットー「(ずずず)」ペーストニンジンを飲む。飲むったら飲む
ルイ「、、、(んぐんぐんぐ、と一気に飲み干す)、、、ありがとうございます、、、もうちょっと、考えてみます」脱兎
オットー:ではその背中に
オットー「それはともかく今度紹介してくれたまえよ(笑)」
ルイ:ではその声は聞こえたのか聞こえなかったのか、そのまま外へ走っていってしまいます(笑)
オットー「青春だねえ……うーん」まんぞくげ

アキナちゃんと

「早く来すぎちゃったな~…、ルイ君まだかなあ~?
 あれ?ルイ君~?じゃないか~…。似てるウサギさんだなぁ~」
「……ん、なんだねお嬢さん? 僕の顔にきれいなちょうちょでも?」
「ん~、なんか知り合いに似てるな~って思って~」
「そうかい。そりゃさぞイケメンなんだろうねえ」
「そりゃあもうかっこいいんだよ~、うさぎさんよりもね~」
「ふむ……。さては君、恋をしているね?」
「どっき~ん」
「はっはっは。……デートかい?」
「うん!デートなの~、らぶらぶなの~」
「そいつはよかった。……デートねえ……」
「うさぎさんもデート~?」
「いやいや、なんの色気もない取引相手との待ち合わせさ。デートなんてもう何ヶ月もご無沙汰だよ」
「ふ~ん?」
「ふ……彼女には寂しい思いをさせているねえ。それでも、男にはやらなきゃいけない時があるんだよ……」
「お~、かっこいいね~。良く分からないけど~」
「はっはっは、ありがとう。単純なことさ、お嬢さんは甘い物は好きかい?」
「大好きだよ~」
「だろう? たとえばね、食後のデザートを頼むために、美味しいランチを少し我慢しなければならない。そういうことさ」
「ん~?デザートは別腹だよ~?」相変わらずよくわかってない
「……う~む、おじさんは若い子にはかなわんなあ(笑)」
「うさぎさんはおじさんなの~?」
「まあ、これでも立派な甥っ子がいるからねえ。かわいいもんだよ、僕に似て」
「そっか~、じゃあその子も彼と似てるのかな~?」
「そりゃいいね。今度三人で並んでみようかい、愉快だろうねえ」
「一番かっこいいのは彼だけどね~」どやっ
「こいつは一本取られたねえ。ははは、……おや、待ち合わせの相手が来たようだよ。お嬢さんともっと話していたかったがねえ、残念だね」
「私も楽しかったよ~、また会おうね~。そのときは彼を紹介するよ~」
「そいつは楽しみだ。……そうだね、もし彼が君に背を向けたように見える時が来たら、おじさんの言葉を思い出してくれよ。きっとそれも君に向かい合うためだろう」
「ん~?うん。わかった~、覚えておくね~」
「うむ。それじゃあ」
「バイバ~イ」