シェメシュ探査開発院(英名/Shemesh Exploration Academy)
ヤーディシア大陸極北の地に位置する国家。元は大陸共同体の一研究機関で、人類の恒久的繁栄に資するための探査及び新技術の開発を目的としてシェメシュの地に設立された。世界中から技術者が招聘され、一定の自治権を認められた学術地帯であったが大陸共同体の崩壊に伴い独立した。
主要人物
- 開発院行政長官:ティアリス・ヴェクサー
開発院の第七代のアカデミーマスター。アカデミー席次一位。
専門は行政学、都市工学。探査開発院の主要都市のひとつ、基幹都市シェメシュを築いた。
- 開発院都市警備部長:エリエゼル・クラウスナー
アカデミー席次三位。専門は国際関係論、軍事学。旧大陸共同体の陸軍将官だったが、崩壊後にスカウトされた。
- 開発院渉外部長:アナトリー・シャワシヌィ
アカデミー席次七位。専門は地政学。旧大陸共同体の外務官僚だったが、上層部に疎まれシェメシュに左遷された。
学術/都市
- シェメシュ探査開発院(都市シェメシュ:番号45)
- シェメシュの都市そのものである学術機関。数百万人もの研究者・学生とその家族が居住する。属する研究者・学生たちが研究の傍らシェメシュの行政サービスを管理・維持しており、また研究者や学生が企業の経営者として活動しているケースもある。そのため、常に都市や市場では各種の試みが行われている。
アカデミーランクを有する研究者は上級市民として、それ以外の研究者・学生は中級市民以上の都市市民権を与えられるが、そうでないものは下級市民として都市の外で居住し、キルコスの工場で大量生産された廉価で最低限の栄養補給に必要な放射能汚染されていない食料品の提供を受ける代わりに、劣悪な環境の中で都市の豊かな暮らしを維持する歯車として生きている。
下級市民としての権利すら与えられなかったものは人としての扱いを受けない。
- シェメシュの都市そのものである学術機関。数百万人もの研究者・学生とその家族が居住する。属する研究者・学生たちが研究の傍らシェメシュの行政サービスを管理・維持しており、また研究者や学生が企業の経営者として活動しているケースもある。そのため、常に都市や市場では各種の試みが行われている。
- キルコスの工場(番号:46)
- 生活必需品から嗜好品まで、人が生活する上で欠かせないあらゆるものを生産する工場群。
シェメシュの下級市民はキルコスまで出稼ぎに出かけており、キルコス~シェメシュ間では一日数百万の人々を移動させるための無数の鉄道が敷設されている。
工場内の労働環境は劣悪で、平均労働時間は16時間。休憩なしに働かせる非人道的世界であり、毎年数百人~数千人規模で過労による死人が出ることはあまりにも有名。
非人道性で一度シェメシュ内で物議を醸したが、都市の維持のためにはやむを得ないという理由で改善は為されなかった。
- 生活必需品から嗜好品まで、人が生活する上で欠かせないあらゆるものを生産する工場群。
- ペルルミュテールの防壁(番号:42)
- 南方に対する備えの一つ。強固な要塞とともに核兵器の基地が置かれており、敵がここを通ってシェメシュに攻め入る恐れがある場合にはペルルミューテルに核兵器を使用することでペルルミューテルを死の大地に変え、敵軍の通過を不可能とする計画が立てられている。
- ラジヴィウ観測大学(番号:47)
- 航空宇宙開発の要となる都市。旧大陸共同体の有人宇宙船発射場で、放棄された後にシェメシュが再開発した。
シェメシュより規模は小さいものの都市として機能しており、シェメシュの中でも航空宇宙工学関連の分野で秀でた人材が移住を許されている。また、外国からの留学を積極的に受け入れている。
- 航空宇宙開発の要となる都市。旧大陸共同体の有人宇宙船発射場で、放棄された後にシェメシュが再開発した。