ブバスティ首長国
厳格な猫教徒によって構成される砂漠国家。猫を崇める。首都はトンカ。
宗教の教典であるシャリーアを国法としており、他国からは一般に猫原理主義として知られている。
王制の維持、猫法の堅持及び国内開発の推進を基本方針とする。
政治
長らくヤーディシアンの支配下にあったブバスティは、宗主国の衰退と混迷に乗じて叛乱を起こした現地総督メンフィス・ニャーンにより建国された。
王家が政治と宗教とを治める、いわゆる政教一致の君主体制を採用している。
国王は首相であると同時に「聖地と猫の守護者」の称号を有する。
内務・外務・国防といった主要閣僚ポストも王家が占めるが、それ以外は全て平民から任命される。
立法権を有する議会はなく、その選挙も実施されていない。
現段階で実施されている選挙は地方評議会議員の選挙のみである。
政党や政治集団は禁止されている。
プラガヴィア歴15年4月の政変
ブバスティ=ヴァルシャウ戦争の最中、宮廷でクーデターが発生。
国王を初めとする王族は軟禁され、早期停戦と"民主主義"と議会の設立を求める平民派が台頭した。
首謀者にして扇動者である女性エレオノーラ・カザンの来歴は謎が多いが、クーデター後はその足で講和会議も纏め、首相の座に就いた。
外交印象
- 沿ブリュエキフゥア川連合
- 備考:猫の人気は日に日に上昇。とても良い。
- 自治北域ヴァルシャウ
- 備考:信教の自由の名目の下に、猫は通常の動物扱いに留まる。
- プラガヴィア首長国連合
- 備考:数十万人の猫教徒が集結し猫を崇める。
- カナン王国
- 備考:ミトラスという偽りの神に魂を掌握されている。猫に関して無関心であることは罪深き事。
- サフラーヴィ朝
- 備考:猫は神聖視されているが、崇めかたが異なる。急速な国力と軍事力拡大に疑問。
- ルーンラント公国植民地領
- 備考:忌むべき侵略者。搾取の上に成り立つ帝国。常に警戒を怠ってはならない。
民族
ブバスティ人。主流の民族は褐色の肌と黒、銀の髪を持ち、アルフ系民族の近親関係があると言われる。しかし長い歴史の中で混血が進んでおり、特徴は一様ではない。
民族意識よりは宗教意識により結束される。ほぼすべての世帯に於いて猫が飼育される。
猫教/Catianity
猫を崇めよ
猫と和解せよ
猫を認めよ
初めに猫は天と地を造られた
終わりの日に人は猫の前に立つ
地と人は猫のもの
猫への態度を悔い改めよ
猫を恐れ敬え
猫のさばきは突然にくる
心から猫を信じなさい
猫の国はそれぞれの心の中にある
- 人間は死後、猫の法廷で生前の行いを裁かれる。猫を崇めていた場合は極楽浄土で永遠に平安な時間を過ごすことができる。そこは戦争も飢餓も疫病もない。癒やしと猫の世界である。転生という概念はなく、天国の人口は増えるばかりである。人口に応じて天国も広くなるので人口問題も資源問題もない。
- 猫を崇めていなかった場合は地獄に落ちる。地獄では永遠に苦しみ続けなければならない。賽の河原や針の山が広がり、悪鬼が苦しみと過酷な労働を強いる。まるでルーンラント植民地のごとく飢えと疫病と痛みに満ちているが死ねない、眠れない、休めない。永遠に。転生という概念はなく、地獄の人口は増えるばかりである。
- 猫教は世界の真理であり真実である。1+1=2であるように、物は落下すると地に落ちるように、日が東から昇るように、猫の聖性は自明の理であり、世界の法則であり、唯一である。世界法則は人間の政治的都合で変わるものではなく、信教の自由などナンセンスである。議会が円周率を4と議決したり、愚行権の主張程度の認識しかない。
支配都市
17 | モーグ | |
20 | マーラガ | |
21 | トンカ | 首都。 |
22 | ミニア | |
26 | アンリーシュ | |
53 | ガクシ |
国歌
*大きな事を成し遂げるために 強さを与えてほしいと求めたのに
謙遜を学ぶように 猫を授かった
*偉大なことができるようにと 健康を求めたのに
よりよきことをするようにと 猫を賜った
*幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 猫を授かった
*世の人々の称賛を得ようとして 力と成功を求めたのに
得意にならないようにと 猫を授かった
*求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
私はもっとも猫に祝福されたのだ
文化
2月22日(猫の日)は国民の祝日である。
傀儡のスフィンクス
猫保護のための直接行動を掲げる非営利民間組織を自称している武装集団。
猫保護に共鳴するブラガヴィアの資産家や著名人らに支援される一方で、暴力的な手段をいとわない過激な活動を展開することで各政府からテロリストとして危険視されている。