ラファンデラテーフ山岳共和国

Last-modified: 2016-11-24 (木) 21:17:30

ラファンデラテーフ山岳共和国("La fin de la terre" Région Montagneuse République)とはカピス海北岸地域に存在する共和国。人の希薄な地域であったが聖ヨファン騎士団の分派たるマンタ騎士団がこの地に退避してきた。彼らは元々持っていた高い医療技術を用いて近隣地域の亜人に対する診療などの活動を行い、信頼を得ている。いくつかの種族がモザイク状に配置され、一時は戦乱が絶えなかったこの地はマンタ騎士団という接着剤によって安定を得ている。

  • 内政
    国名ラファンデラテーフ山岳共和国
    国歌連帯の歌
    首都ブロン
    国旗
    政治史システムはマンタ騎士団主導の下形成された。国家元首は無用な争いを避けるために騎士団長が務め、騎士団長は騎士団員内の中枢となっている円卓会議によって決定される。権限はなく、象徴的な扱いである。
    実際の権力は山岳議会の手に委ねられている。議会は亜人の各種族から1~3名(国内の人数によって決められ、決め方は自由だが大概種族内での選挙)、騎士団内から正副議長(議会の進行役であり、議論には参加しない)を含む4名、全国で行われる比例制選挙より50名を選出する。現在の議席数は正副議長含め64である。
  • 種族
    • ピへニズ族
      白い垂れ耳を特徴としている犬型亜人であり、後述のシャートリュ族と地域内では二大勢力を誇っている。全般的に高身長であることも特徴の一つ。
    • シャートリュ族
      銀灰色の髪と耳を特徴としている猫型亜人。屈強でな体格を持つことでも知られる。
    • セールビシェ族
      白いケンタウロス型亜人。山岳地帯の運び屋として昔から丁重に扱われてきた。マンタ騎士団の退避があるまでは唯一戦乱に巻き込まれない種族であった。
    • レパノア族
      別名黒兎。黒い兎型の亜人で後述のラパド・ワリーヌ族の亜種とされる。力を持たないために美貌に磨きをかけて売春、薬物売買などの裏稼業を生業としてきた。
    • ラパド・ワリーヌ族
      別名白兎。美しい外見を持っている。手先が器用で職人技が必要な工芸を生業としている。その美貌から迫害を受け続けており、数は非常に少ないとされる。
  • 都市
    ()内は都市番号
    • オルレアル(17)
      ヤードフォクスカ連邦との国境に近い町。農村であるが国境の町としての交易需要が増えつつある。
    • バルドゥ(19)
      シャートリュ族の都市。
    • オワチエ(20)
      昔はピへニズ族とシャートリュ族の争いの最前線であった。今では二大勢力の中間地として様々な人種・種族が犇めき合う巨大都市となっている。
    • ミュス(21)
      ピへニズ族の都市。
    • マーフェイユ(23)
      港町としての規模は首都であるブロンより大きい。昔から他都市との交易で栄えた都市である。その一方で裏産業も大きく育つ事となった、山岳共和国で最も危険な都市である。夜ともなれば表通りはネオンが犇めく歓楽街となり、裏路地ではレパノア族の娼婦、男娼、薬の売人、それらを取り仕切るマフィアなどが闊歩する。
    • ブロン(24)
      首都。マンタ騎士団総本部がある港町。首都ではあるが総本部があるから首都というだけの都市。人類種が大多数を占めていたが、騎士団総本部附属病院が持つ高水準の医療技術を求める人々が後を絶たず、段々種族の坩堝と言える状態になりつつある。
    • コウマル(25)
      セールビシェ族が拠点とする都市であり、騎士団到来以前の戦乱に唯一巻き込まれなかった。その為古い町並みが残り、観光都市としての需要が増えてきた。
    • ハイエンヌ(48)
      マーフェイユ対岸の都市でレパノア族の支配下にある。こちらは闇カジノの多さで有名であり、日々不幸な者たちが金を吸い取られている。