互いに想う 土居球子

神花解放後

必殺技カットイン

基本データ

運用法や相性のいい勇者等

2020年3月の爛漫咲輝祭で登場の赤URタマっち先輩。これでURの属性は赤4、青2、黄1、紫1となった。緑はまだですか？　なお、長らく緑属性がいない状況であったが、翌4月に静かな力強さ 楠芽吹が初の緑URとしてお目見えとなった。

神花前のイラストはアスレチックで軽快な動きを見せるタマっち先輩である。当然のように杏も一緒。「杏もだいぶ慣れてきた」という台詞があることから、誇り 土居球子で2人が走っていた場所かもしれない。

神花後は切り札「輪入道」の力を宿し、巨大化した旋刃盤の上に乗る彼女の勇姿が見られる。輪入道の力が主に旋刃盤の方に行くためか、外見的な変化は高嶋や若葉ほどではないが、通常の勇者服に白を基調とした上衣が加わった姿となり、また、首周りに大きな輪っかが浮かんでいる。イメージカラーのオレンジが力強い。

リーダースキル

全属性の勇者のATKを+30%する。UR須美とまったく同じなので独自性には欠けるが、強力なスキルであることは間違いない。

必殺技

盛りだくさんすぎて説明文にスクロールが必要になる必殺技。要素ごとに分割して見ていきたい（数値は技レベル20のもの）。

①150倍ダメージ
まずは高倍率ダメージ。従来のタマっち先輩の倍率が10～40倍程度に抑えられていたことを考えると、文字通り桁違いの破壊力である。連撃ではないので複数ゲージを割っていくことはできないが、後述のバフと合わせて、大抵のボスの現在ゲージは吹き飛ばしてくれる。

②敵移動速度低下
敵全体の移動速度を95%減少させる。移動停止ではないが、実質上は似たようなものと言える。対象は敵全体であり、必殺技を当てなくてよいのも便利。ただし、持続時間は20秒なので、再使用時間の30秒とはギャップがある点には注意。

③HP回復
仲間全員のHPを1秒ごとに6%という超ハイペースで回復してくれる。通常の自然回復が3秒間ごとに3%であるのと比較すると、効果量は6倍。30秒間持続するので、のべ180%分の回復ということになる*1。もはや一撃死以外ではほぼ離脱しなくなるといっても過言ではない、非常に強力な効果である。ただし、UR園子らの「HP何割以下」アビリティとは、当然ながら相性が悪い。

④自ペア強化
このタマっち先輩の強さを決定づけるバフ効果。自ペアのATK+100%、攻撃ペース+120%という、反則じみた上昇率を誇る。それだけでもすさまじいうえに、効果時間は驚異の90秒間。30秒ごとに必殺技を打っていくだけで、ATK+300%、攻撃ペース+360%を維持できてしまう。これがタマっち先輩の本気か……。

⑤HP20%減少
一応マイナス効果付き。しかし、前述のHP回復とアビリティのMAXHP上昇があるので全然デメリットになっていない。

どこをとっても強い。①～③の効果だけでも十分なくらいであるのに、④のバフが尋常ではない。これだけの性能ならば、5ゲージ30秒も納得、むしろ高コスパとさえ言えよう。

アビリティ

必殺技だけでもてんこ盛りなところに、発動上限10回と太っ腹の必殺連動アビリティが上乗せ。これでもかと言わんばかりの効果が並ぶ（数値はアビリティレベル1のもの）。

①ノックバック
敵全体を7マスノックバック。なんとなく必殺技にくっついていそうなイメージだが、アビリティである（発動上限もきっちりかかる）。必殺技の移動速度低下と合わせ、敵の進行を完全に食い止めることができる。

②MAXHP上昇
HP回復に続き、このタマっち先輩を不沈艦にする能力。1回につき25%上昇なので最大250%増。ただでさえ高いHPを誇る彼女だけに、HPは軽々と数十万という域に到達することとなる。

③ダメージカット
タマっち先輩をさらに不沈艦にする能力。もっとも、2500という数値（10回で最大25000）はMAXHPの大きさの前に少々かすみがちではある。贅沢な話ではあるが。

④仲間強化
ああ見えて周囲への気配りもあるタマっち先輩なので、仲間のバフも欠かさない。ATK+10%、攻撃ペース+12%は、（このタマっちの能力の中では）比較的抑えめだが、数回重ねていけば十分効果を実感できる。最大でATK+100%、攻撃ペース+120%まで伸ばせることになるが、まあ、そこまでいく前に大抵のバーテックスは殲滅されていることだろう。

なお、このアビリティは当然サポートでも使用できるはずだが、このURタマっち先輩のコストの重さからするとあまり実際的ではなさそうである。

相性のいい勇者等

遠射同士というよりは、範囲型をつけて前線に放り込んだ方が持ち味を発揮しそうなタイプと思われる。万能の中園でもよし、HPの心配がないのでぐんちゃんでもよし。また、夢幻ドールマスター 白鳥歌野は攻撃ペースに加え、タマっち先輩のアビリティではフォローできていない仲間のMAXHPを盛れるので相性が良いかもしれない。

その他では、

・たゆまぬ努力 鷲尾須美
URわっしーの遠射型超強化アビリティはタマっち先輩にもがっつり効くので、一段と強さが増す。自ペアにするにはコストが大変であり、第一もったいないので他ペアで。

・祝2周年！皆で祝う記念日 山伏しずく
再使用時間短縮狙いのペア。しずくのアビリティレベルが20の場合、10段で9秒間短縮できるため、必殺技バフを5回重ねてATK+500%、攻撃ペース+600%まで伸ばすことができる。遠近なのでちょっと扱いが難しくなってしまうが。

相性のいいタマっち先輩

ATKやHPは十分なので、できればゲージ回収や再使用時間短縮が欲しいところだが、残念ながら少々候補が弱い。

もぐもぐ勝負 土居球子は被弾でゲージ回収とCRT上昇もちだが、効果量が少ないため、ある程度重ねていないといまいちかもしれない。他にゲージ要員としては、使い切りだがエネルギー大爆発 土居球子か正義のミカタ 土居球子が候補となる。また、再使用時間短縮アビリティでは風雅優美 土居球子がいるが、「HP6割以下」が必殺技と噛み合わないのが痛い。ただし、赤SR酒呑童子を持っているなら合わせて運用すると必ず効果を得ることができる。*2

バフがあるとはいえ、タマっち先輩最大の弱点である攻撃ペースについては、祝2周年！皆で祝う記念日 土居球子が堅実な強化。大赦ポイントで集めやすいのも長所である。また、会心戦術を狙うなら、Rの土居球子が4段で永続的にCRTアップしてくれるので、R勇者とはいえ侮れない。

まとめ

総評すると、URの名にふさわしく「とにかく強いタマっち先輩」である。これまでシナリオ面では活躍しつつも、戦闘面では不遇の感が否めなかった彼女だが、制作側もそこは気にかけていたのだろうか、これまでの反動のように能力が盛り込まれることとなった。きっとこのタマっち先輩ならば、バーテックスをなぎ倒し、杏はもちろん、四国全土をも守ってくれることだろう。タマっち先輩におまかせである。

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