隠された美 山伏しずく

神花解放後

基本データ

運用法や相性のいい勇者等

2018年12月、防人組のトリを務める形で登場した青属性近接型SSR。
防人番号９番、山伏しずくの１種目となる。
神花や覚醒でもらえる精霊は新規に追加された雷獣。
また、いわゆる“勇者服SSR”扱いのため、全開突破で＜勇気の結び目・絆＞を獲得できる。

神花前は猫と並んでの手招きポーズ。かわいいの暴力。
夕方で、とても見慣れたランドセルが並ぶ背景から察するに、神樹館チームで仲良く下校中の一幕であろう。
人によってはこれだけでもう泣けるかも知れない。
神花後はお馴染みの防人装備である戦衣を纏い、もう１人の人格であるシズクと並び立つ勇姿が描かれている。
ちなみに編成画面などのサムネイル表示だとシズク不在の別画像が用いられるようになっている珍しいケースでもある。

冠せられている『隠された美』はヒトリシズカの花言葉。
ヒトリシズカはしずくの誕生日である2月4日の誕生花とされているのに加えて、フタリシズカという近縁種も存在するなど、何かと彼女たちを思わせる花である。
なお“シズカ”は静御前に由来する名なので、ガーリーＴシャツのあの人とは関係ない。……多分。

リーダースキル

青属性勇者のHPとATKを同時に強化する攻防一体のスキル。
対象が単色ではあるが、どちらの強化値も申し分ない。
しずく自身も低HP・高ATKのかなり極端な攻撃偏重タイプなので、弱点を補いつつ長所も伸びる、うってつけの効果となっている。
さらに青属性には若葉様やぐんちゃんなど同系統のアタッカーが多いことを加味すると、恒常枠としてはかなり強力な部類に入るだろう。
青属性メインで編成する際は積極的に使っていきたい。

必殺技

技レベル20で『80倍ダメージ、仲間全員のATK+40％、移動速度+40％』となる。
縦線形範囲は目の前の２列分、上下に位置取っていても３ラインしっかりカバーできる当てやすい技ではあるが、自分の真横マスや後方には及ばない。
決して低くはないATKに高倍率を掛け合わせるので青属性でも指折りの威力が出るだけでなく、副次効果の支援も強力で一気に攻勢をかける起点にもなれる。
効果時間20秒に対して再使用時間28秒なのでバフを継続することはできないが、消費４ゲージに見合うだけの有用さは充分に備えている。
しずくというよりも、難敵と見るや真っ先に飛び込み猛攻を繰り出すシズクらしさが前面に出た必殺技と言えよう。

アビリティ

必殺連動で自ペアの攻撃速度と踏ん張りを強化する。
元々夏凜や棗に次ぐ攻撃速度を持つしずくだが、自身の必殺技と合わせるとまさしく“人が変わったような”猛ラッシュでボスのHPバーを削り取ることができる。
ただし、効果時間は10秒とかなり短め。
これを主軸にするのではなく、あくまでも必殺技直後のラッシュの補助、あるいは必殺技で攻撃速度が下がってしまう子のサポートにつけてフォロー役、程度に捉えておくのがベター。

編成について

総じて、必殺技やアビリティにデメリットが一切なく、どのステージでも持ち腐れしない火力強化が充実している。
特に相性の良し悪しを考える必要もなく、誰と組んでもどこにでも出ていける……はずだったのだが。
実際にこのしずくを起用しようとすると、上述の性能以外の点で悩まされることになる。
すなわち、

• 極端な低HP
• 低SPかつ高コスト

という２点。
傾向としてはぐんちゃんとまったく同じ悩みであるが、

• HPはぐんちゃんと競るほどの水準で、斜めに位置取って安全に攻撃できる範囲型に対して近接型はどうしても被弾が増えるため、輪をかけて深刻な死活問題となる。
• SPとコストの面で数値上はぐんちゃんより多少の余裕があるものの、参戦が遅れた防人組は親密度によるコストダウンの恩恵をなかなか受けられず、いつも使っている精霊がコストオーバーになりがち。

などの理由により、「充分な女子力の確保を最優先とするか」「それとも自慢の火力を活かすギリギリを追求するか」というぐんちゃん以上にピーキーな運用を余儀なくされてしまう。

――ただし。
HPとSPについては「凸を重ねて伸ばす」という強引極まりない手段で解消が可能ッ！　ということを忘れてはならない。
幸いにしてお迎えする機会には事欠かない恒常枠なので、底知れぬポテンシャルを秘めた大器晩成型として少しずつ強くなっていく様子を見守りながら、猫可愛がりしていきましょう。

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