デュナミスとは
401.8 ゲームを開始する前に、各プレイヤーはデッキとは異なる一定枚数のカードを用意することができます。 このカードをまとめた物をデュナミスと呼びます。 401.8a デュナミスのカードの枚数は16枚までです。 ゼクス エクストラとシフトとイベント エクストラとゼクス オーバーブーストの上部を合わせて16枚まで入れることができます。 デュナミスを使用しないこともできます。 401.9 デュナミスには種類がゼクス エクストラ、ゼクス オーバーブーストの上部、シフト、イベント エクストラのカードしか入れることができません。 401.10 デュナミスには同じ名前のカードをそれぞれ4枚まで入れることができます。
(総合ルール Ver.1.67より抜粋)
ゼクス エクストラとシフト、ゼクス オーバーブーストの上部を用意するための特殊なデッキ。
ゲーム開始時、デュナミスゾーンに裏向きで置くことができる。
デュナミスにはゼクス エクストラ、シフト、イベント エクストラ、ゼクス オーバーブーストの上部しか入れることができない。
上限枚数は16枚で、同名カードは4枚まで入れることができる。
- 自分のデュナミス内のカードはいつでも確認することができ、順番も自由に変更できる。
相手のデュナミスの中身は確認できないが、スクエアを離れたゼクス エクストラなどは表向きで置かれ、表向きの間は公開され確認できる状態となる。
- 構築ルールが数回変更されている。
- 導入当初(2016年4月)の上限枚数は10枚。神域との邂逅で初登場したゼクス エクストラ(ディンギル)に合わせて導入された。
- 2018年2月、上限枚数が14枚に増えるが、増えた4枚は絆が導く未来で追加されるゼクス オーバーブースト専用の枠であり、ゼクス エクストラの枚数に変更はなかった。
その後、2018年10月に境界を断つ剣で新しく登場したシフトもデュナミスに入れるカードだが、枠はゼクス エクストラと共通となり構築ルールの変更はなかった。 - 2019年4月、星界の来訪者の発売に合わせてゼクス エクストラとシフト共通の枠が2枚増えて12枚に、全体の上限枚数も16枚になることが発表された(参考。
- 2021年2月、カード種類による枠の制限が撤廃された。上限枚数は16枚のまま。
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ストーリー上での扱い
神々の住まう地。
現代世界とは隔絶されており、互いに干渉できない。しかし、5世界の争いが時空に歪みを生じさせ……神は降臨を果たした。
神の出現と時を同じくしてブラックポイントの上空に、それぞれ異なる建造物や風景が浮かび上がった。 そのため一部ゼクス使いの間で、ブラックポイントは神域の技法が生み出した、いわゆる神の産物との憶測が飛んでいる。 しかし、他世界解釈を専門とする物理学者カール・ワイバーンは神との邂逅を果たしておらず、憶測にも懐疑的。
(数えきれないZ/X用語より引用)
- 数えきれないZ/X用語には「神域(デュナミス)」として掲載されている。
設定上は神々が本来存在する世界だが、ゲーム上では神々に対抗するため巫女達が覚醒させたウェイカーや、白と黒の巫女が共同開発した誓装・契騎による合体状態のゼクス オーバーブースト、6人の巫女が編み出した剣臨(シフト)もここに置かれる。
- 「デュナミス」という言葉はアリストテレスの哲学に登場する概念で、本来の意味は「可能態・潜勢態」となる。
これは「物事が現実の物となる前の状態」というような存在であり、現実となった状態を意味する「エネルゲイア(現実態)」や「エンテレケイア」と対を成す言葉とされている。
これを花で例えると、『花になる前の種子(“花になる”という可能性を持つ存在)』がデュナミスであり、『花(種子の“花になる”という可能性が実現した存在)』がエネルゲイア(エンテレケイア)となる。