【不正のトライアングル】とは
「この3つが揃ったら、やっちゃいけないことでも、やっちゃうかもしれないね」な3つの要素
であり
「それをやるチャンス(機会)」と「それをやる理由(動機)」と「それをやるための言い訳(正当化)」の3つのこと
です。
当たり前の話ですが、やっちゃいけないことは、やっちゃいけません。
ピヨ子さんのケーキはピヨ子さんのものです。
ピヨ太君が勝手に食べてはいけません。
ですが、とある3つの要素が揃うと「やっちゃいけないことでも、やっちゃうかもしれないね」と言われています。
それは
1.やるチャンス(機会)
2.やる理由(動機)
3.やるための言い訳(正当化)
の3つです。
この3つが揃うと、ピヨ太君はピヨ子さんのケーキを勝手に食べてしまうかもしれません。
この「やっちゃいけないことでも、やっちゃうかもしれないね」の原因となる3つの要素
1.やるチャンス(機会)
2.やる理由(動機)
3.やるための言い訳(正当化)
を一緒くたにした表現が「不正のトライアングル(フセイノトライアングル)」です。
例えば、そうですね。
お腹を空かせたピヨ太君がいました。
ピヨ太君の目の前には、ピヨ子さんのケーキがあります。
ピヨ子さんは、いません。
旅行に行っています。
ピヨ太君がピヨ子さんのケーキを食べようとしても、止める人はいないのです。
これが「やるチャンス(機会)」です。
ピヨ太君は、その気になればピヨ子さんのケーキを食べられます。
さらに、ピヨ太君にはピヨ子さんのケーキを食べたい理由があります。
お腹が空いているのです。
これが「やる理由(動機)」です。
ピヨ太君は、ケーキを食べたいのです。
さらに、ピヨ太君の目の前にあるケーキは、賞味期限が間近に迫っています。
早く食べないと悪くなってしまいそうです。
ピヨ子さんが旅行から帰ってくるのが先か、賞味期限が切れるのが先か、微妙な状況です。
賞味期限切れで捨てるくらいなら、ピヨ太君が食べてあげた方がケーキも嬉しいでしょう。
ピヨ太君は、そう考えました。
これが「やるための言い訳(正当化)」です。
ピヨ太君は「ピヨ子さんのケーキを食べることは(そこまで)悪いことではない」と自分を説得したのです。
これだけ条件が揃えば、結果は見えていますよね。
ピヨ太君はピヨ子さんのケーキを食べました。
もちろん、後で、めっちゃ怒られましたけどね。
これが【不正のトライアングル】によって不正が発生する例です。
「不正のトライアングル理論」というのがあって、その中で
1.やるチャンス(機会)
2.やる理由(動機)
3.やるための言い訳(正当化)
の3つが揃ってしまうと不正が発生するだろうと言われています。
【不正のトライアングル】は、不正防止の観点で重要です。
【不正のトライアングル】が揃うと、不正が発生する可能性が高くなります。
ということは、【不正のトライアングル】を潰せば不正が発生しない(しにくい)理屈です。
例えば、先ほどの例でいえば、ケーキを鍵のかかったケースに入れておきます。
これで「やるチャンス(機会)」が潰れました。
ピヨ太君は、ピヨ子さんのケーキを食べられません。
次に、あらかじめピヨ太君に別のケーキを与えておきます。
これで「やる理由(動機)」が潰れました。
ピヨ太君は、ケーキが食べたければ、自分用のケーキを食べれば良いのです。
別にピヨ子さんのケーキに手を出す必要はありません。
最後に、ピヨ子さんのケーキに手を出したらどうなるか、きっちりと教育しておきます。
これで「やるための言い訳(正当化)」が潰れました。
何が起ころうと、ピヨ子さんのケーキに手を出したらダメだとピヨ太君は理解しています。
ここまで条件が揃えば、ピヨ太君はピヨ子さんのケーキを勝手に食べないでしょう。
【不正のトライアングル】を潰すように意識することで、不正が発生する可能性を下げられるわけです。
まぁ「【不正のトライアングル】」って単語が出てきたら「不正が発生する原因となる3つの要素(機会・動機・正当化)なんだな~」と、お考えください。
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