27 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/01/26(日) 00:53 [ O.eb2neU ] ボロボロのアパートにアヒャは独りで暮らしていた。 でも、寂しくはなかった。 退屈になると、彼は客を招き、おもてなしをした。 今日の客は、ぃょぅだ。 応接室は、この前と同じ台所。 まず、ぃょぅの口に生ゴミを詰めた後、ガムテープでふさいだ。 アヒャはぃょぅの小うるさい声がとても嫌だったのだ。 そして、冬の冷たい水道水を浴びせた。 毛を濡らした方が、斬りやすくなるのだ。 ぃょぅを鷲掴みにした手に、ビクンビクンとぃょぅの震えが伝わってくる。 まな板の上にぃょぅを置き、あえて釘で固定はせずに、 腹の中央に包丁で切れ目を入れた。 ぃょぅは叫ぼうとしたが、口には生ゴミがいっぱいで、 曇った音が口からもれただけだった。 その切れ目から皮膚を上下に大きく切り裂いた。 ハサミと包丁で全身の皮膚を剥ぎ取ると、 ぃょぅの体に粗挽きマスタードを塗り込んだ。 ぃょぅが激しく震えた。 すると汚らしい液体が、ぃょぅの鼻から滴り落ちた。 が、そんなことは気にせずに、アヒャは鼻歌混じりにおろし金を取り出した。 アヒャは楽しげにぃょぅをひっ掴み、おろし金で擦りおろしていった。 ぃょぅは小さいので、掴んで擦りおろすのは難しくはなかった。 鮮血がアヒャの口元に飛び散った。 アヒャは唾液に濡れた舌を出し、ぃょぅの返り血を舐め取った。 数分後、おろし金に何か堅い物が当たったような手応えを感じた。 見ると、ぃょぅの体の肉はほとんどえぐれ、骨がむき出しになっていた。 ぃょぅの口に巻いたガムテープを引きちぎって、とってやると ボトボトと口から、生ゴミと吐瀉物と血があふれ出てきた。 せっかくテープがとかれたというのに、ぃょぅはもう叫ばなかった。 口の中の物はもう無いのに、何故騒がないのだろう、とアヒャは首を傾げた。 まぁ、いいや、とアヒャはもう冷たくなったぃょぅの残骸を 台所の隅の青いポリバケツに詰め込んだ。 28 名前: 耳もぎ名無しさん 投稿日: 2003/01/26(日) 00:53 [ O.eb2neU ] 次の日、アヒャのアパートに玄関ベルの音が響き渡った。 今日の客は、同じアパートに住んでいるモララーだ。 モララーはアヒャのことを虐殺仲間だと思っているらしい。 ……アヒャはこのモララーが嫌いだった。 「この前さ、ちびギコの耳をさぁ……それで、尻尾を……なぁ、聴いてるのか?」 モララーは自分がした虐殺をアヒャに話してくる。 「アヒャァ? そういう話は嫌いだぞ。いい加減に汁」 アヒャは虐殺や虐待が嫌いだった。 しかし、いくら言ってもモララーは信じなっかた。 「虐殺への罪悪感かい? そういうのは偽善って言うんだからな」 (本当に嫌なのに。 アヒャー……無意味に生き物を頃すのは、酷い行為アヒャ) モララーが帰った後で、 アヒャはたまたま図書館で借りてきていた本を開いた。 ページの見開きに白黒の挿し絵で、昔の戦争の映像が映し出された。 戦争の犠牲となったしぃ達の血と糞尿の沼地に、 肉片、臓器がウジに混じって血溜まりに浮かんでいた。 (アヒャッ!! 惨いことするもんだ) ため息をつき、本を閉じる。 (アヒャは、こんなこと絶対しない。アヒャは虐待も虐殺も許さないアヒャ) そう独り決心すると、アヒャは台所に消えて行った……。