GM名:(葵)
今回予告
聴こえるかい、ボクの声は?――
――実在(出会い)は喪失(別れ)の始まりに過ぎない
量子論的な確率をキセキと呼ぶのなら――
――エントロピーは極大へと達し
この祈りを叫び続けよう――
――やがて事象地平の彼方へと飲み込まれる
ボクとセカイの存在証明を――
――終局を示す方程式は冷たい
いつかこの周波数(こえ)を聴くキミを――
――セカイがあがく最期の希望(ユメ)を
『共鳴するセカイの果てで待つ』
ビーストバインドトリニティ×アイドルマスターシンデレラガールズ
『共鳴世界の存在論(オントロジー)』
次の世界(シンセカイ)の鍵を回そう――
ハンドアウト
各PCには以下の設定がつくので、キャラクター作成の時によくプレイヤーと相談すること。
PC1~4:シンデレラプロダクション所属のアイドル(または候補生)である。あとはハンドアウトを見たまえ。
なお、PC1と2は、二宮飛鳥との会話が多くなる。彼女と会話しやすいと思えるアイドルとすることを推奨する。
■シナリオ非推奨アイドル
ビーストバインドトリニティ×アイドルマスターシンデレラガールズセッティングでは、PCとしてアイドルマスターシンデレラガールズに登場するアイドルをプレイすることが想定されている。しかし、本シナリオでは以下のアイドルをPCとして使用することは推奨しない。これは、彼女たちがシナリオの重要NPCとしてアイドルが設定されているためである。どうしても使用したい場合はGMと相談すること。
・二宮飛鳥
●PC間絆
キャラクター作成後に、プレイヤーにPCの自己紹介をしてもらおう。その後PC間の絆を決定すること。PC間絆の結び方は以下のとおり。
PC1→PC2→PC3→PC4→PC1
※なお今回のシナリオは途中まで、PC1とPC4、PC2とPC3に分かれて進行する。
PC①用ハンドアウト
絆:ラジオから流れてくる声 関係: 共鳴
クイックスタート:未定 コンストラクション:なし カヴァー:アイドル(または候補生)
「ハロー、ハロー。ボクの声は聴こえるかい?」
古いポータブルラジオ、なんの番組(プログラム)も流れているはずもない周波数から流れてきた雑音(ノイズ)まみれの声。
その少女の声は、なにか必死に訴えかけ、そして祈るように。世界を救いたいと繰り返す。
キミだけに聴こえるそのラジオプログラムに、なぜか心が震えたキミは、街へと飛び出した。
SA:ラジオの声を追いかける。
PC②用ハンドアウト
絆:二宮飛鳥 関係: 拒絶
クイックスタート:未定 コンストラクション:なし カヴァー:アイドル(または候補生)
「やぁ、絶望と黄昏の、終焉のセカイへ、ようこそ。」
雑踏の中、ふとキミはまるで別の世界に迷いこんだような違和感に囚われた。見知った街なのに、なにかが違う。重苦しい絶望感が漂っていた。
そんなキミの前、雑踏からなぜか浮かび上がるように佇む黒衣の少女。彼女は唇を歪めると、世界の終わりを宣告した。
SA:少女の宣告を覆す。
PC③用ハンドアウト
絆:千川ちひろ 関係: 同志
クイックスタート:未定 コンストラクション:なし カヴァー:アイドル(または候補生)
「いったいどういうことでしょう。みんなを探さないと。」
突如の停電から明かりが戻ると、さっきまで多くのアイドルとプロデューサーがいたシンデレラ・プロダクションは閑散としていた。
目の前で話していた仲間もいない。あわてて確認したちひろが言うには、おおよそ事務所の三分の一の人が消えたようだ。
いったいなにが起こったのか。急いで調べることにした。
SA:シンデレラ・プロダクションを元に戻す。
PC④用ハンドアウト
絆:地球の守護者 関係: 信頼
クイックスタート:未定 コンストラクション:なし カヴァー:アイドル(または候補生)
「世界の、地球ドミニオンの危機を救ってください。」
シンデレラ・プロダクションが消えた。事務所があった場所は、みたこともない雑居ビルたち。周囲には、同じく事務所が消えてあわててる同僚たちが多数。
どうも連絡がとれないアイドルや職員たちもいるようだ。
そんなとき、キミに誰かの声が聞こえてきた。
SA:地球ドミニオンの消滅を防ぐ。
PL人数
想定プレイヤー人数:4人
推奨サンプルキャラクター
プレイヤーが『BBT』を初めて遊ぶ場合や、ルールブックを持っていないならクイックスタートでキャラクター作成を行なうとよい。
その場合、以下のサンプルキャラクターを使用するとよい。
とくに枠ごとの推奨はなし。
ただし、スタイルはみんなで相談してバランスとること
初心者対応
ある程度は可能
ルールブック所持について
ルールブック未所持でも参加可能。
コンストラクションでPCを作成する場合は、基本ルールブックおよび該当するデータが掲載されているサプリメントを所持していること。
リプレイやGF誌に掲載されているデータについても、その掲載誌(電子書籍でも可)を所持していれば使用可能とする。
なお、使用データについては事前にGMから質問する可能性がある。
所要時間
想定プレイ時間:4~5時間
レギュレーション
本シナリオは使用経験点が0~30点程度を想定して作成されている。
それ以上の経験点を使用しても構わないが、他のプレイヤーの楽しみを奪わないよう注意すること。
大罪の使用については、事前にGMに確認すること。
使用するオンセツール
ディスコードの音声通話とココフォリアによる盤面管理を想定している。
GMからの一言
どうも、(葵)です。
最初になまさんのネタで、とりあえずセッションしてみてから、どれだけの月日が。なんでこんな根強くコンベンションが再び開かれることになってるんでしょうねw
シナリオは、昔作ったシナリオを少しリメイクしました。
アイドルのテーマ性を……とか、そんな重いことはなく、二宮飛鳥主演の映画、みたいなイメージのシナリオです。