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キングダム ハーツシリーズに登場するキャラクター。英語表記は「Xigbar」。
XIII機関の一員でナンバー2。称号は「魔弾の射手」。武器は固形の光エネルギーを弾として撃つガンアローと呼ばれる銃。白髪が混じった髪を一つに結んでおり、右眼に眼帯を付けており、左頬に大きな傷がある。性格は軽く挑発的で、人の話を盗み聞く、与えられた仕事を他人に任せるなど掴み所がない。よく語尾に「~ってハナシ」とつける。機関では主に新たなメンバーの探索の任務に就いており、マールーシャをスカウトしたのも彼である。かなりの情報通で、機関のことも独自の視点を持って見ており、他の機関員の中でも強い発言力を持っていた。
ノーバディになる前は「ブライグ」(Braig)という人物で、賢者アンセムの弟子の1人でありながら、マスター・ゼアノートと手を組んでいた。
日本語版声優:大塚芳忠
英語版声優:ジェームズ・パトリック・スチュアート
ゲーム『キングダム ハーツⅡ』
ソラとはホロウバスティオンで初めて対面し、「あいつもそんな目で俺を見ていた」と彼にとっては不可解な言葉を投げかけ、惑わせるような態度を見せた。後にザ・ランド・オブ・ドラゴンに現れ、龍脈と呼ばれるエネルギー体をハートレス化し、ハートレス「ストームライダー」をソラたちと戦わせた。
最後は存在しなかった世界でソラ一行を始末しようと直接対決を仕掛けてくるが、逆に敗れて消滅した。ソラの「どうして俺がロクサスなんだよ!」という問いに対し彼は、「混乱してろ」とだけ言い放った。ソラの実力は「今までのキーブレード使いに比べると随分とお粗末」と評している。
ゲーム『キングダム ハーツ 358/2 Days』
ロクサスが機関に所属していた頃は彼を「子猫ちゃん」「坊や」、シオンを「ぷーちゃん」とからかい半分に呼んでいた。シオンのあだ名である「ぷーちゃん」はフランス語で「人形」を意味する「poupée」(プペ)からきている。
また、見る人によって外見が変化して映るシオンと対峙した際、その姿がヴェントゥスに映ったり、ロクサスの成長を見て「奴そっくりの顔をして同じようにキーブレードをふるう」と自分のレポートに記していることから、ロクサスに対してかなりの関心を持っていたようであり、成長を確かめる為に自ら闘技場に出てロクサスと戦った際、この行動には、任務に同行していたデミックスでさえ唖然としていた。また、シオンに続いてロクサスまで機関を抜け出したことを知った時には、大いなるキングダムハーツの意志がゼアノートを拒絶しているかのようだと表現していた。
本来「レプリカ計画」について知らされていなかった一人だが、本作の中盤にはその情報に加えてメインコンピューターへの不正アクセスの犯人、ナミネの行方についての情報も独自に得ており、報告するサイクスをからかっていた。また、終盤ではゼムナス、サイクスと共に「レプリカ計画」に関わっている。
ゲーム『キングダム ハーツ 3D [ドリーム・ドロップ・ディスタンス]』
既に消滅していた筈だが、存在しなかった世界でその姿を現しソラに自分達の目的を明かした。彼もまたXIII機関結成の真相を知っている者であり、13人のゼアノートの器の『一人』である。彼曰く「既に半分はゼアノート」らしく、金に変化した眼や髪に白髪が混じっているのはその影響である。ソラを13番目の器として仲間に加えようとしたがソラがキーブレードの自らの力を示した時、その強固な意志に狼狽え撤退する。その後、真のXIII機関の一員に加わる。