「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となる浦の星女学院に通う生徒9人によって結成されたスクールアイドルグループ。及びそのキャラクターボイスを担当している9名で構成される声優ユニット名。
概要
「ラブライブ!」の派生企画「ラブライブ!サンシャイン!!」において、廃校が決定した浦の星女学院に通う9名の生徒で結成されたスクールアイドルのグループ名。
先代の主人公グループであるμ'sがかつて行っていたスクールアイドル活動の記録映像やその人気に感銘を受けて始まった新グループという設定である。
名前は公式サイトで一般公募しており、その後行われた電撃G'sマガジン誌面での投票を行った結果、最多得票となり採用された。ミケ猫氏が考案したものでラテン語で「水」を意味する『Aqua』と英語で「我々の」と言う意味の『Ours』を掛け合わせた造語。
間違っても某液晶テレビや某ミントガムと同じ読みをしてはいけないが、某コンパクトハイブリッドカー(過去にμ'sの公式痛車としても披露されたこともある)とは同じ呼び方である。
ユニット名のコンセプトの他、舞台が伊豆半島駿河湾沿岸ということもあってグループ全体曲では「水」、「海」、「空」などをイメージして青色or水色を基調としたセーラー服が原型の衣装を多く用いているのが特徴。
一方、楽曲の方はかなり転調が目立つ傾向にある。特にナンバリングシングルやアニメ劇中歌で顕著。
2016年7月5日に実施されたスクールアイドルフェスティバルの大型アップデートを以て、Aqoursが本格参戦した。
アニメ作中の展開により、Saint_Snowと合同で歌って踊る新グループ「Saint Aqours Snow」が正式に誕生した。
グループカラーはブルー(ラブライブ!フェスのグッズ等から)。
漫画版
2020年現在、長期的に連載が休止しており、メンバーは全員集まっておらず、グループ名も決まっていない。
「ラブライブ!」初代優勝グループ・μ'sに憧れる千歌が、幼馴染の果南とともにスクールアイドル活動を始める。
時を同じくして、東京から梨子が浦女に転入。その美貌に一目惚れした千歌の根気強い勧誘と、内浦を取り巻く少子化、そして浦女の廃校から、梨子が参加。その後、体育祭準備で忙しい果南のピンチヒッターとして曜が加わり、現在4人体制となっている。
善子は生来の不運体質と中二病ならではの振る舞いから、興味はあるものの未加入。花丸とルビィは、千歌たちの活動を知ってはいる。ダイヤは、千歌がスクールアイドルをしようとしていることは知っているものの、そもそもスクールアイドルというものを知らない。鞠莉は登場はするものの、他のメンバーと話している様子はない…というのが、現状である。
アニメ版
ダイヤが浜辺に書いた「Aqours」の文字を、ダイヤが去ったあとにそれを発見した千歌が、グループ名として採用した。
伝説のスクールアイドル・μ'sに憧れる千歌が、幼馴染の曜、音ノ木からの転校生である梨子を誘い、Aqoursを結成。体育館でのファーストライブは、千歌の勘違いで告知よりも早く開始したため一時は無観客状態だったが、(色々な手助けもありながらも)結果的には成功する。
その後、千歌たちに感化される形で、ルビィ、花丸、善子の1年生組が加入。さらに、2年前に「Aqours」の名前でスクールアイドル活動をしていたダイヤ・鞠莉・果南の3年生組も加入し、9人体制となった。
9人体制のAqorsになってからは最初の大会となる「ラブライブ!」では地区予選で敗退するも、次の「ラブライブ!」ではライバル・Saint_Snowの応援もあり、見事優勝。
だがもう一つの目標であった浦女廃校阻止は果たせず、卒業した3年生以外は静真高等学校へ転入した。
イタリアへ失踪した3年生たちを追ったり、静真高校での分校措置問題に直面したりしながらも、3年生の不在という精神的な逆境を乗り越えて、6人での活動を続けていくことになる。
声優ユニットとしてのAqours
それぞれが異なる事務所に所属しているが、後述の理由からグループとしてのマネジメントは、当初はアミューズが、後にバンダイナムコミュージックライブが行っており、2024年4月からは後輩のスクールアイドルグループであるLiella!・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブと共に同社のマネジメント部門にあたるStarRiseの所属となっている。
前作のμ’sは予想以上に大ブレイクしてしまったことから(外部ユニットを掛け持ちしていたなどの理由で)とても多忙なメンバーの体調やスケジュールなどを考慮しておらず、終いには怪我人まで出てしまう有様だった。
また、各々のスケジュールの都合でメンバー9人全員を揃えるのも難しく、ライブイベントの開催も年に1回程度のペースでの開催が限界であるほど、各メンバーごとのスケジュール合わせが困難な状況だった(実際、ファンミーティングのような例外はあるものの、μ’sのナンバリングライブでは関東地方以外での開催は無かった)。
2016年のファイナルライブの時には30歳前後のメンバーが複数存在する状況であり(現実世界では既にグループアイドルを卒業していると言われる年齢である)、本番では声が出なくなるメンバーが出てしまった。
これらの反省を踏まえてか、9人全員が集まりやすい環境を作るためキャスト陣も外部の仕事は個人でやっている人物、スケジュールにも影響するほどの他ユニットを掛け持ちしていない人物、また今後の伸び代を見込める人物に重点が置かれている。
また年齢層も92~96年生まれと、比較的近い年代(ラブライブ!の主人公グループの中では最も差がない。ライバルグループを含めても『スーパースター!!』に登場するSunny_Passionの1年9ヶ月に次ぐ。)で統一する事でメンバーの世代ごとの格差をほとんど無くしている。
さらに、グループとしてのマネジメントをアミューズに委託(μ'sはランティス単独で行っていた。これは次作に登場する虹ヶ咲も同様。)している。(マネジメントのノウハウを得たのか、後にアミューズとランティスの共同マネジメントに変更され、ニジガクとLiella!はアミューズに委託しておらず、ランティス単独で行っている。その後ランティスは会社の再編などを通してバンダイナムコミュージックライブのレーベルとして再編、アミューズのAqoursのマネジメント関係者も移籍の上でマネジメントを移行した)
同時に、キャストの年齢差も1~3年生で構成されるキャラクターのそれに近付けられ、ほぼ遜色ないものとなっている。
歌唱力を特徴とするメンバー(鈴木愛奈、小林愛香、高槻かなこ)、ダンス経験のあるメンバー(斉藤朱夏、小林愛香、諏訪ななか)を、それぞれ複数擁している事もAqoursの特徴といえる。
また、民放局をはじめとする多くのメディア出演を見据えていたのか、スーパー戦隊シリーズで顔をよく知られている上に現在でも女優として活躍している小宮有紗、舞台女優としてそれなりのキャリアを持つ伊波杏樹、全日本アニソングランプリのファイナリスト経験を持つ鈴木愛奈を始め、前作以上に明確な特徴を持つこと、あるいは容姿をも重視されたキャスティングとなっており、アミューズをはじめとする声優よりも芸能人を多く輩出している芸能事務所と深い関わりを持っているのも特徴である。
その結果、μ’sで抱えていた問題点の多くは解消され、ほぼアーティストに近い地方各地を回る全国ツアーの開催や歌番組の出演オファーも9人揃っての出演がスムーズに行うことが可能になった。
一方で、キャストの中にはブシロード作品やアニメによく出演する、いわゆる「ブシロ御用達声優」は事実上存在しておらず、ブシロード系列でもかなり異端な存在となっている。
後述のように、メンバーのメディア出演は(グループとしても個人単位としても)μ’sと比較してもとても活発に行われている。
特にグラビア方面での活躍が目覚ましく(例えば逢田梨香子はヤングジャンプの巻頭グラビア登場時に「声優界最高の美女」と紹介されており、1st写真集発売時でもこのキャッチフレーズが用いられた。さらに斉藤朱夏、小宮有紗もグラビアでの起用経験が多くある)、後輩グループ(特にLiella!)でもこの傾向が維持されている。
パフォーマンス面においてもμ'sの時から難易度が格段に上昇しており、デビュー曲から馬跳び、ピアノを一曲通しで演奏、ついには一般的な踊り慣れているアイドルですら難しいと言われるバク宙までもキャストがチャレンジするに至った。
アイドル特有のコールの方も、ちょうど家虎が広まりつつあったタイミングに世代交代したのもあって、Aqoursのコールも例外なくかなり多様化・複雑化し、ジャニーズやAKBグループにも見られるようなマニアックとも呼ぶべきものも増えてきている。
一方で、多様化が進む上で避けられないマナーの悪いコールが増えていることも問題視される場合が多く、Twitterではライブ終了のたびに「厄介」「害悪」の存在を憂えるツイートが流れることが散見されている。
なお、Aqoursのキャスト陣はμ’sキャスト陣より年上の世代は一人もいない(グループ最年長の逢田梨香子ですらμ’s最年少の飯田里穂より一つ下)。
なお、シリーズの中で同系統の後輩にあたるLiella!とも同じ関係が成り立つ。例えば、Liyuu(1997年生まれ)と斉藤朱夏(1996年生まれ)は同世代だが、Liyuuの方が後に生まれている。
また9人中5人ものキャストが名前のイニシャルがA(”愛”が付くメンバーだけで3人)という妙な偶然も。
さらに言うと、実はラブライブ!シリーズの主役ユニットの中ではAqoursのみフルネームにAが含まれないキャストが1人もいない(これはライバルグループであるA-RISE、Saint Snow、Sunny Passionも同様)。
世代的にもタメが2人単位だったμ’sと比べると、同世代(93年度)が4人居る一方で同期が自分しかいないメンバーも複数いるなど、偏りが激しい。
偶然にも、キャストの誕生日が一定の法則に沿って3つに分かれているおかげで物凄く覚えやすいのも特徴。
大きく分ければ、
- 2月生まれ(5日:小宮 7日:伊波 19日:降幡)
- 獅子座生まれ(7月23日:鈴木 8月8日:逢田 8月16日:斉藤)
- 秋生まれ(9月25日:高槻 10月23日:小林 11月2日:諏訪)
の3つがある。
メインキャストのオーディション時期には前作「ラブライブ!」の人気がかなり高まっていたこともあり、Aqoursキャストの中には以前から「ラブライブ!」やμ'sキャラクターが大好きだったと公言するメンバーも何人か存在する(伊波杏樹、鈴木愛奈、諏訪ななかなど)。
これは後続グループの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会キャストやLiella!、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブにもあてはまる。
2021年現在、μ’sと同じくソロアーティスト活動をしている及びソロアーティスト活動を始めた声優も多く、2019年頃から小宮以外メンバー個人名義のCDが続々とリリースされている。
なお、声優ユニットとしての活動を一時休止したμ'sの活動期間は、1stシングル発売から休止前最後の活動であるファイナルライブ2日目まで通算2059日間だったが、Aqoursは2021年5月26日を以て、1stシングル発売からの活動期間が通算2059日間を迎えたため、現在は最も長く声優ユニットとして活動しているラブライブ!シリーズの主役スクールアイドルグループとなっている。
同一メンバーで長期間にわたって活動が続いているが、市政施行から2023年で100年を迎える地元・沼津市との関係はさらに深まっており、沼津でのファンミーティングの開催や市内の多くのイベントへの参加、9年目でのスピンオフアニメの放送など、さらに活躍の場を広げている。
結成9周年を迎えた2024年6月30日、「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours9周年発表会」で、最後のワンマンライブとなるAqours Finale LoveLive! ~永久Stage~の開催が発表されたが、解散や活動休止はしないこと、その証拠としてフィナーレ後である2025年の地元愛まつりの開催も同時に宣言しており、これまでとは形を変えつつ、声優ユニットとしての活動、地元密着型の活動は継続される見込み。
また、あくまで「Aqours9人としての」単独ライブの終了なので、外部フェスへの(基本的に)一部メンバーによる参加や、ラブライブ!フェスや異次元フェスのような合同ライブや、ユニット甲子園のようなユニット活動、さらに(正確には「Aqours」名義ではないが)キャラ名義の幻日のヨハネなどにおいても、今後も9人で出演していく可能性に含みを持たせた発表となっている。