インセイン・アラン(超常現象生命体)

Last-modified: 2024-05-24 (金) 01:36:58

登録日:2024-05-22 (水) 19:01:00
更新日:2024-05-24 (金) 01:36:58
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Tag: アラン・ウェイク Alan Wake ドッペルゲンガー マックス・ペイン ジョン・ミラ ブライトフォールズ ラスボス RCU レメディー・コネクテッド・ユニバース レメディー・エンターテイメント


インセイン・アラン(Insane Alan)はレメディー・エンターテイメントの作品間で共有される宇宙「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」に登場するキャラクター。

演者/声優

  • 演者:イルカ・ヴィリ
  • 声:マシュー・ポレッタ

登場作品

  • Alan Wake?』DLC:『シグナル』『小説家』

概要

ワシントン州ブライトフォールズのカルデラ湖:コールドロンレイクの湖面をスレッショルド*1とする異次元空間「闇の底」に囚われたベストセラー作家アラン・ウェイクが、実体化した自身の理性「ラショナル・アラン」と分離し、更に闇の底が持つ負の意識を増幅させる力の影響により破滅的な狂気に取り憑かれた姿。
実績のテキストでは「自ら(アラン)のうちに潜む悪魔」と表現され、トーマス・ゼイン?曰く「君(アラン)の破滅的な意識」
闇の底の最深部に位置する「バードレッグキャビン」二階の執筆部屋に横たわり破滅的な悪夢を見続けている。
闇の底は人間の負の意識が反映される次元であるため、ここで悪夢を見ることは悪夢の世界が現実になることを意味する
そのため速やかに起こさなければ変貌世界事象を起こしかねない非常に危険な存在と言える。

悪夢の中で描かれる物語の内容は「ブライトフォールズの歪んだ代替現実の中で主人公が数々の困難に襲われる」というものであり、この物語の主人公に自身から分離した理性の象徴である「ラショナル・アラン」を投影する。
悪夢の中の破滅的な物語の中ではブライトフォールズの代替現実のあちこちに配置されたテレビ画面や鏡面に写し出された姿(実写)でラショナル・アランの行く先々に現れては、「アランが窮地に陥る」という内容の物語を読み上げて悪夢の物語を自在に操りラショナル・アランを苦しめる。

ラショナル・アランと接触することで正気を取り戻すことができるが、接触を目指すラショナル・アランを物語を使って妨害しようとする。

テレビ形態

前述の通り、ブライトフォールズの代替現実を舞台とする悪夢の物語の中ではあちこちに配置された鏡やテレビ画面に写し出された姿で現れる。
破滅的な物語を利用して闇の存在/影(超常現象生命体A-010)の様に支配された者やポルターガイストを召喚したり地形を変化させることができる。

テレビのポルターガイスト

『シグナル』の最終局面では大型液晶テレビを中心に小型のブラウン管テレビ複数が寄り集まったポルターガイストとしてラショナル・アランと直接対峙し、ラスボスとして立ちはだかる。
通常のポルターガイストと同様に光を当てテレビを覆う闇を焼き払うことで倒せるが、複数の小型ブラウン管テレビは大型液晶テレビを守る役目を担っており、光を当て続けないと回復する上に小刻みに動き回るため一筋縄ではいかない。
また、テレビとのボス戦中はポルターガイストと闇に支配された者?が無限湧きするため長期戦になればなるほど難しくなる。
小型テレビを一定数破壊する度に後退していき、全ての小型テレビを破壊されると悪あがきとしてボートのポルターガイスト鳥の群れのように振る舞うアランの著書(サドンストップ)を召喚してラショナル・アランを攻撃する。
ボートを破壊され追い詰められるとラショナル・アランを別の場所に転送する。
続く『小説家』ではポルターガイストとしては登場しない。

活躍

『シグナル』『小説家』を通して破滅的な物語を使い自身の理性の象徴であるラショナル・アランを執拗に苦しめ、前述の通り『シグナル』の終盤ではポルターガイストとして直接立ち塞がり、『小説家』ではアランの友人バリー・ウィーラーの幻影であるイマジナリー・バリーを闇で支配して操りラショナル・アランと対決させた。
最期はバリーの幻影を倒したラショナル・アランにバードレッグキャビンに踏み込まれ、接触されたことで正気を取り戻した。
正気を取り戻したアランは『ディパーチャー』の続編『リターン』を執筆し始めるが、これが完成するまでに13年もかかることになる。

余談

  • インセイン・アランと初遭遇するトイレの壁には「MIRRA WAS HERE(ミラはここにいた)」という落書きがある。これは『マックス・ペイン』の作中作『アドレスアンノウン?』に登場する主人公ジョンのドッペルゲンガー:ジョン・ミラへの言及である。
  • そのため闇の底は『アドレスアンノウン』の舞台となるニューヨークの代替現実「ノワールヨーク」と同一の次元である可能性がある。
  • 『Alan Wake Ⅱ』では闇の底がブライトフォールズからニューヨークの代替現実へと変化しており、やはりノワールヨークを彷彿させる。
  • アラン・ウェイクのドッペルゲンガーとしてはミスター・スクラッチ?トーマス・ゼイン?が存在するが、インセイン・アランはシリーズで初めてアラン自身と対立したドッペルゲンガーと言える。
  • 『アドレスアンノウン』にはノワールヨークにて“詩人プールの詩”が登場するが、これと同じ詩が『This House of Dreams*2』にてトーマス・ゼインにより引用される。これもまた闇の底=ノワールヨークであることへの伏線となっている。


追記、修正は自分のドッペルゲンガーと戦ってからお願いします。


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