スキッズ(G1)

Last-modified: 2024-04-21 (日) 20:43:17

登録日:2021-02-11 (木) 13:44:37
更新日:2024-04-21 (日) 20:43:17
所要時間:約 4 分で読めます


▽コメント欄
Tag: G1 サイバトロン スキッズ 戦士 理論家 シティターボ ネタキャラ 難波圭一 城山堅 レアキャラ TF トランスフォーマー 空気 出番2話 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー ロボット昆虫殺虫剤 殺虫剤 昆虫 変形 ロボット昆虫殺虫剤だってぇ? インセクトロン 玉座 地味 空気←個性 ホンダ オートボット 液体窒素 空気キャラ



ロボット昆虫殺虫剤だってぇ?



スキッズとは、『トランスフォーマー』シリーズの初代アニメ、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場するキャラクターである。


【概要】

CV:難波圭一(第34話)、城山知馨夫(現・城山堅)(第39話)

テックスペック(能力値)
体力4 知力9 速度5 耐久力6 地位8 勇気7 火力7 技能7 合計53

初代第34話「サバイバル作戦」から登場するサイバトロン?の新メンバーの1人。ホンダ・シティターボに変形する。日本の玩具での役割は「戦士」とあるが、海外では「理論家(THEORETICIAN)」。設定が混在したのか、当時の講談社ポケット百科シリーズ53『トランスフォーマー大百科』においても「研究が大すきな戦士」と紹介されている。

武器は右腕に「ミサイルランチャー」、左腕に「ツイン電子ブラスター」を装備している。

名前の由来は「車輪付きの低い荷台」もしくは「横滑り、破滅、失敗」という意味もある。


【主な活躍】

第34話「サバイバル作戦」では南米のバナナ園に大量に出現した、インセクトロン?の撃退のために出撃するが、多勢に無勢のために撤退。
スキッズも負傷し、ホイストにリペアされていた。この時、バンブルが宇宙からインセクトロン対策のためのロボット昆虫殺虫剤を手に入れたという報告を聞き、冒頭の台詞を発する。
研究者の彼でも、ロボット昆虫殺虫剤なんていう聞き慣れない代物を聞いて、驚いたのだろう。

第39話「トリプル・チェンジャーの反乱」では、ブリッツウイングが街中のスタジアムを占拠し、人質?にとったアメフトのコーチの助言による「ゾーンディフェンス」及び「ロングパス」により、迷路のように巨大なハイウェイが建造され、長距離砲撃により街が攻撃されたため、プロール?、ストリーク、トラックス?とともに出撃。プロールの「砲弾はスタジアムの中から発射されてるようだぞ」という発言に「早く止めないとえらい事になるぜ!」いち早く反応。
ハイウェイに迷い込み、プロールと激突し転頭、戦車モードのブリッツウイングに潰されてしまい、他の3人と共にビルドロン?のスクラッパーにより後始末として「玉座」にされてしまう。幸いスモークスクリーンとホイストにより救出され、その後はデストロンの仲間割れを見物した後、宇宙の真のリーダーである、コンボイを称え、再び玉座になるが、コンボイに拒否される。



これだけである。

補足すると第34話では、インフェルノ、ドラッグ、トラックス、スモークスクリーン、ワーパスと共に出撃したのだが、

  • トラックスがミサイルを発射するも、キックバックに回避され、シャープネルの攻撃を受けて発火。
  • それを見てインフェルノがトラックスを消火。
  • ワーパスが苦戦しながらも砲撃。
  • ドラッグがボンブシェルに側面に回りこまれ、銃撃を受ける。
  • スモークスクリーンが攻撃しつつも撤退指示を出す。

とサイバトロン、インセクトロンにそれぞれに戦闘シーンが描かれる中、彼は最初の変形シーンと撤退時に画面右に僅かに映ったのみである。
その後、墜落して宇宙植物モルフォボットに攫われたアダムス救出に冒頭で出撃したドラッグ、トラックス、ワーパスが出撃したが、彼は出撃していない。

第39話では、残骸の中に彼の頭部と左腕が映り、救出された後にも数カットに小さく映ったのみであった。

数多くのキャラクターが登場する初代トランスフォーマーの中でも、彼は上記のように2話しか出番がない上に、(彼自身が話したと思われる)台詞も二言のみである*1
シーズン2(日本では第18話)から登場したメンバーは登場話数こそ少なくとも、メインとなる回が設けられるなど何かしらで目立っているのだが、彼にはそのエピソードすら用意されていない。
前述の通り台詞が少ないので性格もわかり辛い上に、担当声優も異なるので若いのかベテラン戦士なのか印象も異なる。

玩具の発売も終盤だったため、玩具の写真などを利用した当時の書籍でも彼の存在に触れられることがなく、上述の初代の放送終盤に発売された『トランスフォーマー大百科』にて紹介され、「いつもは基地の中にいるため、めだったかつやくはない」とまで書かれる始末である。アニメ設定画も描き起こされているが、国内の書籍には初代のキャラの中だと何故かスキッズだけ掲載されていない。LDやDVDの解説書にすらない。ここまで来ると何かあるのだろうかと思いたくなる。

ザ・ムービー』『2010?』でも音沙汰がないので、彼のその後は不明。もしかしたら、ザ・ムービーで…



一方で濃いキャラクターの多い初代のトランスフォーマーの中でも屈指の空気キャラであることが、逆に個性になっているともいえる。
初代トランスフォーマーの中には個別記事がないキャラクターも多いが、彼にはこの通り個別記事があるのだ。


【玩具】

初代のTFらしく、ダイアクロンが元ネタで、『カーロボット No.9 ホンダ・シティターボ』の仕様を変更した物。
玩具では上記の武器のほか、「液体窒素ライフル」を所持している。

初代放送終盤の1986年の9月に「VSZ」としてサンストリーカーとバズソーとともに発売された。
諸般の事情で当時は未発売に終わったキャラクターも多い中、発売されただけまだマシとも言えるかもしれない。
サイバトロン側との戦力差もさることながら、セット発売されたバズソーも五十歩百歩ながら影が薄い。
箱のキャッチコピーは「サイバトロン軍団!新メンバー登場!!」である*2
アニメと比べてしまうと色々とツッコみたいが、当時は限定商品という扱いで、現在でもプレミア商品の一角と数えられる。

ちなみに彼の変形はカーモードから、上体を起こし、車体後部は後部のタイヤを収納して足になり、前輪のタイヤを肩にして腕を広げるのだが、玩具のパッケージ等ではタイヤを収納した状態で腕を伸ばしている。アニメの設定画はこれを参考にしたのか、脇腹から手が生えている奇妙な外見となっている。映像媒体であまり登場できなかったのはこの外見ゆえなのかもしれない。

2000年代に入って、『トランスフォーマーコレクション』にて再販。権利関係上、カーモードは「コンパクトカー」名義になっている。
『トランスフォーマーアンコール』では『トランスフォーマー リベンジ?』の同名のキャラクター?の登場に合わせ、再び再販された。



リメイクとしては、『トランスフォーマーレジェンズ』で発売。
内部の様々な武装を展開できるギミックがあるが、アメコミのデザインが基となっているため、ビークルモードはシティターボとは全くの別物である…
設定では、実験によってメガトロンやオメガスプリームに匹敵する強さを手に入れ、時空捜査官となったG1のその後の姿である。
色違いとして、実写版『トランスフォーマー ロストエイジ?』の時に出た「ロールバー」があり、実は国内ではこちらの方が発売が早い。

そして2021年、40周年を迎えるホンダ・シティの変形玩具として、なんと最高級路線であるマスターピースとしての開発が公式より発表された。
ちなみに発売当時のマスターピースの流れとしては珍しくアニメではなく玩具のデザインを重視している模様。そりゃ脇腹から手はねぇ…
同時にシティRに変形する「リブースト」という新規キャラクターが発売されたが、同じ値段でありながら、付属品がスキッズより多いため、こちらに人気が集まっている状態である。アニメ登場キャラクターは劇中再現という強みがあるが、スキッズの場合…

『トランスフォーマーレガシー』にて、MPからそんなに間が開かずにデラックスクラスでリメイク。高額商品であるMPを除けば、初となるG1に忠実なリメイク。
ビークルモードはシティターボとは異なるが、シルエットはレジェンズ版と比べても圧倒的にG1に近くなっており、オマケに武装類もそれなりに充実している。

高級路線のMPも含め、複数回にわたって再販やリメイクされたことで、放送終了から知名度は多少上がったかもしれない。




早く追記・修正しないとえらい事になるぜ!



△ページトップ
項目編集


この項目が面白かったなら……ポチッと 1 

コメント欄

▷ 表示する

*1 デストロンの内乱後、アイアンハイドの「ほんと司令官の予想通りでしたね、最後はメガトロンがリーダーの地位を」という台詞の後、城山氏の声で「ああ、取り戻したってわけだ」という台詞が入るが、遠景で誰が話したかわからないためか、スキッズの台詞とは認知されていない模様
*2 サンストリーカーはアニメでは1話から登場している。『アンコール』でも使用された。