登録日:2013-11-05 (火) 19:18:06
更新日:2024-04-14 (日) 15:42:30
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Tag: DM DM種族項目 デュエマ デュエマの顔 デュエル・マスターズ ドラゴン 主役 子供の憧れ 種族 種族カテゴリ 竜 龍
ドラゴンとは、デュエル・マスターズの種族、および種族カテゴリである。
種族としてのドラゴン
DM-01?からアーマード・ドラゴン?が登場してるように由緒正しい存在であるドラゴンだが、実は「ドラゴン」という種族を持つカードは長い間存在しなかった。
レジェンド・アタッカー(エラッタ前) R 火文明 (4) |
呪文 |
このターンが終わるまで、バトルゾーンにある自分のドラゴノイドはすべてドラゴンになり、パワーが+4000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
エラッタによってアーマード・ドラゴンが付与されるようになったが、《レジェンド・アタッカー》が唯一「ドラゴン」という種族を得る方法だった。
しかし「レジェンドスーパーデッキ 龍覇爆炎」で、ついに初の「ドラゴン」を持つカードが登場した。
それがこちら。
爆流奥義 紅蓮NEXTREME P 火/自然文明 (5) |
呪文:ドラゴン |
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
コストの合計が、自分のマナゾーンにあるドラゴンの数以下になるよう、相手のクリーチャーを2体まで破壊する。 |
かつてのナイト呪文と同じ「種族を持つ呪文」によって、ドラゴンはめでたく単独種族として成立した。
で、「ドラゴン」が種族になると何が起きるの?
多くのドラゴンをサポートするカードは下記のカテゴリを包括的に支援するために「ドラゴン」指定の場合が多いため、そちらの方面での影響はほぼない。
しかし、種族を指定してサポートするようなカードは、「ドラゴン」の影響を大きく受ける。
魂の呼び声 UC 自然文明 (3) |
呪文 |
種族をひとつ選び、自分の山札を見る。その中から選んだ種族を持ち名前が異なるクリーチャーを3体選んで相手に見せる。山札をシャッフルしてからその3体を好きな順序で山札の一番上に戻す。 |
例えばこのカードは、今まで「ドラゴン」を指定することはできなかったため、アーマード・ドラゴンやエンジェル・コマンド・ドラゴン、ヒーロー・ドラゴンといったそれ以外の部分がバラバラなドラゴンたちにとっては使う意味のないカードだった。
しかし「ドラゴン」という種族を指定できるようになったことで、上記のバラバラな種族のドラゴンを好きなように選ぶことが可能になり大幅に強化された。あとは《爆銀王剣 バトガイ刃斗》 などで踏み倒していけばいいだけである。
他にも《光器ペトローバ/ソーラー・コミューン》や《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》といったカードが、種族を指定するがゆえに強化されたカードに当てはまる。
種族カテゴリとしてのドラゴン
DM-01?から登場しているアーマード・ドラゴンをはじめとして、いくつもの種族が属しているカテゴリである。
この種族群に属す種族はかなりの優良種族であると言っていい(一部除く)。また、「ドラゴン」を指定した効果を持つカードも多いので、この種族群自体を種族のように扱うこともできる。連ドラ?やエザワカンタービレなどはまさにこれである。
ドラゴン種族は主に以下の7つに分けられる。
- アーマード・ドラゴン
- ○神龍系
- コマンド・ドラゴン系
- コマンド抜きコマンド・ドラゴン
- マスター・ドラゴン
- 十王篇のチーム所属ドラゴン
- ○○(既存種族名)・ドラゴン
主にこれらに分けられる……と言いたいところだが特定の1体にしか使う気のないドラゴン種族を作りまくるせいでどれにも属さないドラゴンも多い。
なお、ドラゴンをルーツとする種族「ティラノ・ドレイク」や、《暴走龍 5000GT?》・《黒龍王ダーク・ジオス》・《ドラゴンフレンド・カチュア》はドラゴンとは扱われない*1。いや、さすがに最後のは言わずもがなか。
一方で、龍の化石を装着したコスプレイヤー的な設定のドラゴンギルドは名前がドラゴンと入っているのでドラゴン扱いされるし、見た目は明らかに球体な《龍魂珠》もドラゴン・オーブ?なので立派なドラゴンである。
- アーマード・ドラゴン?
デュエル・マスターズ第1弾から登場する由緒正しいドラゴンで、名前の通りあちこちを武装している。ファンタジーにおいて強いとされるドラゴンでさえ武装しなければならないほどの世界であることを見せつけると同時にそのかっこよさは当時の子供を虜にした。
命名法則は説明するまでもなく「~・ドラゴン」。多種族冠詞は「竜機」「龍騎」などで、進化冠詞は「超竜」。
火文明の種族だが闇単色のアーマード・ドラゴンもいる。
ボルシャック・ドラゴン?、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン?というデュエル・マスターズの顔と言える2大クリーチャーを擁するヒーロー種族だが、一方で無双竜機ボルバルザーク?、ボルメテウス・サファイア・ドラゴン?といった壊れカード?も排出してしまった。殿堂入り?にも超竜バジュラ?、インフィニティ・ドラゴン?を擁する。
- ○神龍系
各文明に存在するアポロニア・ドラゴン?(光?)、ポセイディア・ドラゴン?(水?)、ドラゴン・ゾンビ(闇?)、ボルケーノ・ドラゴン(火?)、アース・ドラゴン?(自然?)の総称で、それぞれ「光神龍」「蒼神龍」「黒神龍」「紅神龍」「緑神龍」が冠詞につく。
背景ストーリーでは闇?・火?・自然?のドラゴンはバーニング・ビーストによって生み出され、光?・水?はドラゴンをグランド・デビルが復活させた際に生み出された。
それぞれ各文明の特徴とドラゴンとしての強さを持った種族である(火以外は)。それぞれ各文明の最初のドラゴン種族である(火以外は)。進化すると「超神龍」が冠詞につく(火以外は)。
上の文章の括弧内を読んでわかると思うが、火文明のボルケーノ・ドラゴンは例外的存在なのである。そもそも火文明には既にアーマード・ドラゴンがおり、こちらはボルケーノ・ドラゴンと違って主人公が愛する種族である。そのためボルケーノ・ドラゴンはかなり不遇で進化?クリーチャーも存在しない。一応ドラゴン進化で他のドラゴン種族に進化は出来るが。またサイクル?でも他が上記の種族で登場するのに火文明はアーマード・ドラゴンが登場することが多い。
またアーマード・ドラゴンが武装しなければならない世界で武装のない普通のドラゴンであるボルケーノ・ドラゴンはやはりそこまで強くないようで、残念な性能のカードが目立つ。
- コマンド・ドラゴン系?
やはり各文明に存在するドラゴン種族。ただしエピソード期は「レッド・コマンド・ドラゴン?」と「キング・コマンド・ドラゴン?」が圧倒的に多く、他の種族は少なかった。
ドラゴン・サーガでは各文明の代表にコマンド・ドラゴンのサイクルが抜擢されたため、総数で言えば比較的バランスよく増加している。
正直なところコマンドである意味はあんまりなかったのだが、革命編?でコマンドを参照する強力な能力である「侵略」と、コマンドを出すことで外すことができる「封印」が登場し、コマンドを持っていることに十分な意味を見出せるようになった。
特に《勝利のガイアール・カイザー?》は、火と闇のスピードアタッカー持ちコマンドとしてその恩恵を最大限享受している。
- コマンド抜きコマンド・ドラゴン
いやそれただのドラゴンじゃんと思うかもしれないが、革命ファイナル?で登場したれっきとした種族サイクルである。
文明 ドラゴン種族 光 エンジェル・ドラゴン 水 クリスタル・ドラゴン 闇 デーモン・ドラゴン 火 メガ・ドラゴン 自然 ジュラシック・ドラゴン
基本的には特定の文明が条件の革命チェンジを持つ、いわば中継ぎ役が所属しており、ドラゴンを指定した革命チェンジ持ちは従来のコマンド・ドラゴン種族を有している。
……ようはコマンドを参照する侵略に使われないように用意された種族である。おかげでエンジェル・コマンドやデーモン・コマンドであるというアイデンティティも巻き添えで失なわれている
- マスター・ドラゴン?(新章?~超天篇?)
新章ではドラゴンが絶滅したためせいぜいドラゴンギルドがゲーム上ドラゴン扱いされるのみ……だったが、プランDGを経て光文明がマスター・ドラゴン?《煌龍 サッヴァーク?》を創造。新章初の完全な新規ドラゴン・クリーチャーとなった。
この時期の本物のドラゴンと言えるカードは、マスター・ドラゴン系列とその進化前のみと非常に少ない。
超天篇ではドラゴンを模したオレガ・オーラ、ドラゴン・コード?が登場したが、クリーチャーではないため「ドラゴン○体」と指定したサポートは受けられない点に注意が必要。
- 十王篇?以降のドラゴン
十王篇では一部チーム/王国のクリーチャーに新規ドラゴン種族が登場。また、《「影斬」の鬼 ドクガン竜》や《ビバラ龍樹》のように、既存種族のドラゴンがチームや王国に所属して登場する事例も。
不死樹王国のジャイアント・ドラゴン?は、後述の既存種族のドラゴン化の先駆けともいえる。
- ○○(既存種族名)・ドラゴン
ドラリンパックをきっかけに急増したタイプのドラゴン。一応アウトレイジ・ドラゴンやガーディアン・コマンド・ドラゴン?の前例がある程度存在してはいる。ドラゴン化することで受けられるようになったサポート自体は多いが、自身が元種族のサポート重視の場合もあるためドラゴンとしての活躍度はまちまち。
この影響で種族カテゴリ?と種族の種類数が無駄に増えた
その項目にふれたために、編集・追記する心が壊滅した。