ヘビメタ

Last-modified: 2024-03-22 (金) 11:52:46

登録日:2010-07-02 (金) 15:15:53
更新日:2024-03-22 (金) 11:52:46
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Tag: 加筆・修正依頼中項目 音楽用語 ヘヴィメタル ハードロック HR/HM 差別用語 元気が出るテレビ 間違い


 
※ここは間違った意味でのヘヴィメタルの解説です。
正確な意味はヘヴィメタルをどうぞ。

ヘヴィメタルの略語及び別称。
1980年代の世界的なヘヴィメタルブームによって日本で使用され始め、現在に至る。
このような経緯があることから、日本以外の国でこの略称が使われることはまず無い。


概要

この略称が浸透したきっかけとして、かつて放送されていた人気番組『天才たけしの元気が出るテレビ』の影響が挙げられる。
この番組では、雑多なヘヴィメタルバンドが出演する『ヘビメタコーナー』がシリーズ化しており、
ヘビメタ運動会や早朝ヘビメタといった企画が続々と放送された。
後に大物バンドと化すX JAPAN?(当時のバンド名はX)も出演していたことは有名であり、特にやしろ食堂と早朝ヘビメタは必見。

一方で、聖飢魔II?のボーカリストであるデーモン小暮閣下?も同時期に様々なバラエティ番組に出演して幅広い活躍をしており、世間を賑わせていた。

が、そのことがマイナスにも働いてしまう。
ヘヴィメタル関係者が様々なバラエティ番組でネタにされ続けたことから、視聴者はヘヴィメタルそのものを一種のイロモノと見なすようになってしまい、
元気が出るテレビの延長線上の感覚で『ヘビメタ=イロモノアーティストがやるうるさいだけの音楽』という偏見が生まれてしまったのだ。

そのような考えは今なお根強く、経緯が経緯であることから、ヘヴィメタルファン(所謂メタラー)は「ヘビメタ」と呼ばれる事を嫌う者も多い
メタラーと会話する際は注意しよう。


一般的認知のヘビメタスタイルと実情

・派手なメイク(KISS?や聖飢魔Ⅱ、デトロイト・メタル・シティの影響か)

→バンドにもよるが、ブラックメタル以外では派手なメイクはしない。聖飢魔IIにはすっぴんが一人いた。''なお、KISSには「ノーメイク期」が存在した。

・派手な恰好(同、他80年代LAメタル勢か)

→派手なのはギターの柄だけで、アメリカの農夫の様なルックスでむしろ地味である場合がある。メタルの代表的存在のメタリカに至っては90年代から格好は地味。
→セックス・ピストルズ(特にシド・ヴィシャス)などに代表されるパンクロック(パンクファッション)と混同されていることも多い。

・長髪の男性ミュージシャン

→確かに長髪は多いが、現在は長髪にしないミュージシャンも少なくない。
→現代は女性のミュージシャンも多い。

・逆立てた髪(聖飢魔Ⅱや初期のX、他80年代LAメタル勢か)→

→現在は国内のV系でも少ない。というか現在はほぼいない。

・楽器クラッシャー(ジミ・ヘンドリックス、Deep Purple、KISS、イングヴェイ・マルムスティーン、X、NIRVANAの影響か)*1

→最近は床が傷つくのと消防法の関係で、楽器破壊するバンドは会場を貸してもらえないことが多い。実際、Deep Purpleはカリフォルニア・ジャムでギターとアンプをぶち壊したが、カリフォルニア州では違法のため、出番が終わったらすぐヘリで逃げた。

・奇声のような歌声(ハイトーンボーカル又はデスボイス)

→デスメタル系がこれに当たるが、音程を取れているのであれば「歌唱法」の一つなので他ジャンルと変わらない。

・火を吹く(KISS)

→KISSだけ。もちろん会場の許可と消防法を遵守している。
→RammsteinやSlipknotなど、演出の一環として火を使用するバンドもある。

・怖い人達(MOTLEY CRUEやBLACK SABBATH、エクストリームメタルのイメージか)

→セールスポイントの一つであるが、あくまでも演出・キャラ作りの一環である。怖くないバンドも多数存在する。
→危険思想を持っていたり大罪を犯している人は極々少数。

・大音量で演奏

→昔はギネス記録にも「世界一うるさいバンド」という項目があったが、難聴になりやすいという理由で廃止された。
→ただし、現在でも小編成のジャズなどと比べると音量が大きいため、ライブの際は耳栓を持っていくと安心。

・首がもげそうなヘッドバンギング

→否定はしないが、頚椎を傷めた人も居るためお勧めはしない。


余談

と、「ヘビメタ」と「デスメタル」を混同している人が多い。
他ジャンルに例えるのはあまり良いことではないが、「ボカロ」を全て「初音ミク」、「ゲーム」を「ファミコン」に例えるのと似ている。

最近では漫画『デトロイト・メタル・シティ(通称DMC)』のヒットにより、デスメタルが間違ったイメージで語られる事が増えた。
実際のデスメタルバンドの多くは、コープスペイント(白黒の化粧)をせず、ジーパンと黒Tシャツという、ラフな恰好が意外と多い。
寧ろ、ブラックメタルがDMCのイメージに近く、コープスペイントをするアーティストが多い(全くしない人もいる)。

余談だが、けいおん!の山中さわ子率いるDEATH DEVILをデスメタルと勘違いする者もいるが、
DEATH DEVILはデスメタルではないし本編では一度もデスメタルと言及していない。
Angel Beats!ではユイがマイクスタンド振り回しただけでデスメタル扱いされた。

“派手な格好でうるさい音楽をプレイする”という起源を辿れば、アメリカのハードロック/ヘヴィメタルバンドのKISSが全ての元凶かもしれない。



追求修正しない者共は地獄に堕とすぞ!(※間違ったヘヴィメタルの例)


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*1 なお、ジミ・ヘンドリックスとNIRVANAはメタルではない(影響を受けているアーティストはいる)。