ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT

Last-modified: 2024-04-08 (月) 01:31:28

登録日:2016/04/07 Thu 23:51:32
更新日:2024-04-08 (月) 01:31:28
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大人のポケモンバトルが、始まる。




ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』とはポケモンシリーズの格闘ゲームである。
名称にどことなく『鉄拳?』シリーズのパロディ臭があるが、それもそのはず、本作はあの『鉄拳』の制作グループと協力して作られた作品である。
2016年で誕生20周年を迎えたポケモンにとって初めての格ゲーで、元々はアーケードゲームとしてゲームセンターで展開されていた。
WiiU版やSwitch版(DX)は海外展開されているが、WiiU版の時点で世界同時発売だったりする。

世界観

本作の舞台は「フェルム地方」で、「共鳴石」という石が人間とポケモンをつないでいる世界である。フェルム地方では1対1で行う独自のポケモンバトル「フェルムバトル」が行われており、かつては人間とポケモンの絆を確かめる儀式だったが、現在では共鳴の強さを競うフェルム地方全土で行われるスポーツになっている。また、トレーナーたちは共鳴石が組み込まれたバトルグラスを使用している。
また本編とは違い共鳴石の力を借りることでメガストーンやキーストーンを使わずにメガシンカ?を使うことができる。

システム・ルール

1対1(二匹で一セットのサポートポケモン)のポケモンで戦い、先に2ラウンド先取したプレイヤーが勝利する。時間切れになった場合は残りHPの割合が高いほうが勝利扱いとなる。

また本作の最大の特徴として『フェイズ』と『三竦み』、『共鳴バースト』があり、これを熟知することが勝ちに直結するといっても過言ではない。
他にも様々な要素があるが長くなるのでこの三つだけを紹介することにする。

フェイズ

本作のバトルは「フィールドフェイズ」と「デュエルフェイズ」の2つのフェイズを移行しながら進行する。基本はフィールドフェイズだが、特定の攻撃を当てるとデュエルフェイズに交代する。

  • フィールドフェイズ
    フィールドを自由に動ける3Dバトルのフェイズ。遠距離戦に重きが置かれているほか、フィールドには共鳴エネルギーが落ちており、回収することも可能。
    他ゲーに例えると『ガンダムVSシリーズ』に近いものとなっており飛び道具で牽制し合うのも良し、少しずつ接近して殴りこむのも良しと自由度が高い。
    格キャラに設定されている特定の攻撃をヒットさせることでデュエルフェイズに移行することが可能。
  • デュエルフェイズ
    近距離攻撃による激しい攻防が可能なオーソドックスな2Dバトルのフェイズ。十字ボタンの左右が前後の移動に割り当てられ、上下ボタンとボタンの組み合わせで多彩な攻撃が可能になる。
    壁ハメ防止のためかこちらはフィールドフェイズとは異なりどちらか一方にある程度のダメージが入ると強制的にフェイズチェンジする性質がある。

3すくみ

本作には「通常攻撃」「つかみ攻撃」「ブロック攻撃」の3種類があり、ジャンケンのようにそれぞれに強弱がある。
3すくみで勝利するとクリティカルが発生し、与ダメージが上昇するうえ共鳴ゲージが増加する。

  • 通常攻撃
    大半の強・弱攻撃やポケモン技で繰り出される普通の攻撃。
    他の攻撃属性と違いただ出しただけでは見えないが三竦みが発生したときだけ赤色のオーラを纏う。
    掴み攻撃に強く、ブロック攻撃に弱い。
  • ブロック攻撃
    X+Aを同時押し、または一部攻撃技、ポケモン技(ルカリオの神速、リザードンの炎のパンチなど)に付随される属性。青色のオーラを纏いほぼ全ての通常攻撃をかわしながら反撃することができる。
    またブロック攻撃をためてる途中にRボタンと十字キーを押すことで攻撃を出さずにステップで移動することが可能(通称ブロックキャンセル)飛び道具をかわしながら相手に接近することが出来るのでぜひマスターしたいところ(特にカイリキー使い)
    ただし掴み攻撃には全くの無力なので注意。
  • 掴み攻撃
    Y+Bを同時押し、または一部ポケモン技(ピカチュウのほっぺすりすり、リザードンの地球投げなど)に付随される属性。
    緑色のオーラを纏いブロック攻撃に強い他、相手のガードも崩せる。いわゆる投げ攻撃である。
    通常攻撃に弱いものの場合によっては相殺で済むことがある。
    また掴み攻撃がヒットすると大体フェイズチェンジする。

共鳴バースト

本作の目玉要素。
共鳴ゲージが満タンになった状態でL+Rボタンを押すことで発動し、自身のポケモンの攻撃力や防御力が大幅に強化され(ついでにHPも少し回復)、ポケモンによっては技のモーションや性能も変化する。
また共鳴バースト中にもう一度L+Rボタンで*『バーストアタック』という大技を出すことが出来、当たれば200前後の大ダメージを一気に与えることができる。

以下参戦ポケモン紹介

バトルポケモン

  • ルカリオ?(共鳴バースト時はメガルカリオ)
    タイプ:スタンダード
    全てにおいて穴の無い平均的な能力を持ち扱い易い技が揃っている初心者から上級者まで扱いやすいポケモン。
    中~近距離戦が得意。
    平均的とはいうもののブロック攻撃のリーチが大きめ、一部飛び道具をかき消せる『ボーンラッシュ』など結構特徴的な部分も多い。
    また共鳴バースト時に攻撃モーションが大きく変わったり、相手の飛び道具やブロック攻撃を一方的に潰せたりするなど他と比べてアグレッシブな戦闘スタイルになる。
    バーストアタック名は『波導ブラスト』
  • ピカチュウ
    タイプ:スタンダード
    ご存知ポケモン代表の世界的にも有名なネズミ。
    ルカリオと同じく平均的な能力(しかしHPはやや低め)で、快適な操作性を持つがあちらと違い、中~遠距離を得意とし、飛び道具が非常に豊富である。フィールドフェイズでの雨霰のような連続攻撃は厄介。
    全ポケモン中で最も共鳴ゲージが溜まりやすいのでアドバンテージを取りやすく、逆転の機会も多い。
    相手からすればかなり恐怖。
    バーストアタック名は鉄拳リスペクトの『ボルテッ拳』
  • カイリキー?
    タイプ:パワー
    ポケモン界のガチムチキン肉マンも勿論参戦。
    見た目通りの近距離ファイターでキチガイ染みた火力を誇るが移動スピードが遅く飛び道具が貧弱なためフィールドフェイズでの遠距離戦ではかなり弱く、苦手な相手だと中々近づけずに一方的に潰されることがある…
    また、全キャラ中最高の耐久力を持つ(ポケモン本編では信じられないことだが、なんとスイクンより高い)
    代わりに肉弾戦を余儀なくされるデュエルフェイズでは鬼のような強さで相手を蹂躙できる。
    余談だがカイリキーのみジャンプした状態から掴み攻撃に移行できる。
    バーストアタック名は『爆裂ラッシュ』

    ちなみに、である。
  • リザードン?(共鳴バーストはメガリザードンX)
    タイプ:パワー  
    空中から様々な攻撃を繰り出すパワーファイター。
    とにかく一撃一撃の火力が高くリーチも大きい。
    近距離戦で攻勢に入られると止めるのは困難である。
    古参ファン感涙の地球投げも使える。
    バーストアタック名は『煉獄ブレイズ』
  • サーナイト?(共鳴バースト時はメガサーナイト)
    タイプ: テクニカル
    紅一点(?)枠として参戦。
    ピカチュウを凌ぐ慌ただしい数の飛び道具を放つ遠距離アタッカー。代わりにHPは最低クラスで肉弾戦は苦手なので距離をとって戦うことを意識しなければならない。
    ちなみにバーストアタックの『フェアリーテンペスト』はブラックホールを相手に撃ち出すという本編の図鑑説明でしか解らなかったサーナイトの特徴が初めて再現されている。
  • マニューラ?
    タイプ:スピード
    高い機動力でフィールドを駆け回る近距離アタッカー。
    火力はやや低めだが手数の多い連続攻撃で戦う。
    氷柱の上に乗って移動、触れたら凍る氷を設置とかなり多彩で一部攻撃は相手の共鳴ゲージを減らすことができる妨害要素もある。
    バーストアタック名は『無影スラッシュ』
  • ゲンガー?(共鳴バースト時はメガゲンガー)
    タイプ: テクニカル
    多角的な攻めを得意とし、一時的に透明化して相手の攻撃を透かすことができるかなり変わっているポケモン。
    非常に打たれ弱いが掴み攻撃を混ぜることで補うことができる。
    共鳴バースト時のメガゲンガーは全ポケモン中で最凶の強さを誇る。
    バーストアタック名は『奈落おとし』
  • スイクン?
    タイプ:スタンダード
    まさかの準伝説ポケモンからの参戦。スタンダードに分類されるキャラクターだが、「オーロラビーム」や「ハイドロポンプ」などパワフルな遠距離技を使いこなす。
    通常色なのにバーストアタック名は『超・絶対零度』
  • バシャーモ?(共鳴バースト時はメガバシャーモ)
    タイプ:スタンダード
    アーケード版最初の追加キャラ。
    自分の体力を削りながらとにかく攻め続けるガン攻めキャラ。
    リザードンに近い空中移動が出来る。
    攻め続けている間は強いがブロック攻撃の性能が低め、反確を取られやすいと滅茶苦茶打たれ弱い。
    バーストアタック名は『バーニング旋風脚』
  • マスクド・ピカチュウ
    タイプ:スピード
    ピカチュウを飛び道具を減らして近距離寄りにしたような性能。
    いわゆるコンパチキャラだが攻撃モーションは全くの別物で小さな体ながら現実にあるプロレス技を繰り出す様は必見。
    プロレスラーらしくフェイズチェンジを引き起こすことで歓声があがり、自身の攻撃力がアップする能力を持っている。
    バーストアタック名は『フライング雷迅プレス』

    元ネタはORAS?に登場した『おきがえピカチュウ』のレパートリーの1つ。
    ご存知の方も多いとは思うが、性別はメス
  • ジュカイン?(共鳴バースト時はメガジュカイン)
    タイプ:スピード
    設置技や遠距離掴みなど風変わりな技を使う職人キャラ。
    上級者向けだがポテンシャルは高い。
    バーストアタック名は『夢想・樹海新生』
  • シャンデラ?
    タイプ:パワー
    ゲンガーに続き登場したゴーストポケモン
    まさかの手も足もないポケモンが格ゲーに参戦。
    しかし体の蝋燭で殴りつけたりちゃんと格ゲーはやっている。
    カイリキーやリザードンと同じパワータイプだが遠距離から狙い撃つバトルスタイルを得意とする。
    バーストアタック名は『最期の一灯』
  • ミュウツー?(共鳴バースト時はメガミュウツーX)
    タイプ:スタンダード
    全ポケモン中最強クラスのこいつも参戦。
    WiiU版→AC版の順で登場。
    攻撃力機動力で他を圧倒する穴らしい穴がない真の万能ポケモン。
    しかしポケモン技を使う度に共鳴ゲージを削るという仕様と共鳴ゲージそのもののチャージ速度がゲンガークラスなので共鳴バーストによる逆転を狙い辛いという弱点ならある(それ抜きでもめちゃくちゃな強さだが)。
    バーストアタック名は『サイコディザスター』

それ以外のバトルポケモン

  • ガブリアス?
  • テールナー?
  • ミュウツー?
  • ダークミュウツー
  • エンペルト?
  • グレッグル?
  • ジュナイパー?(Switch版のみ)

サポートポケモン

バトルポケモンに加え二匹一セットでバトルに参加するポケモン
サポートゲージが貯まることで使用可能となりポケモン毎に様々な行動をとってくれる
相手の攻撃を妨害したり、遠距離から牽制したり、自分のバトルポケモンを強化したり…
サポートポケモンの大半はブロック攻撃判定となっており相手の攻撃を防いで使うことができるが出始めに掴み攻撃を食らうと完全に不発になってしまうので注意。

サポートポケモン一覧

  • エモンガ?&フォッコ
  • ツタージャ?&ラプラス?
  • ゲコガシラ?&イーブイ?
  • ジラーチ?&エルフーン?
  • ロトム?&トゲキッス?
  • カイリュー?&ビクティニ?
  • ムウマージ?&キュウコン?
  • カモネギ?&マルマイン?
  • パチリス?&コイキング?
    (以下WiiU版で登場)
  • グレッグル&ニンフィア?
  • エーフィ?&ブラッキー?
  • レアコイル&ヌオー?
  • カラカラ&ディグダ
  • イベルタル?&ラティオス?
  • レシラム?&クレセリア?

余談

本作には本編をやりこんでいる人がニヤリとするような小ネタが混じっている。
あるステージでウルガモス?を連れてタマゴを抱えながらフィールドの外を自転車で走り回るトレーナー?、プレイヤー一言コメント一覧に「○○が足りないよ」?やめたげてよぉ!?が入っているなど…


追記・修正よろしくお願いします


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