登録日:2021-02-09 (火) 05:22:41
更新日:2024-04-26 (金) 23:41:07
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Tag: 悪役ライダーリンク 仮面ライダー 仮面ライダーゼロワン アーク ラスボス 悪意 強敵 えげつない 容赦ない 左右非対称 アシンメトリー アークライダー ネタバレ項目 アズ ソコに悪意がある限り ※日曜朝9時です。 どうあがいても絶望 バッドエンド 仮面ライダーアークワン 悪堕ち 闇堕ち 飛電或人 お茶の間の良い子号泣シリーズ 鬱展開 滅 哀しき悪役 速水奨 縄田雄哉 高橋文哉 みんなのトラウマ アーク堕ち 絶望 スーパー闇堕ちタイム 令和ライダー シンギュライズ 白黒 オレがアークで仮面ライダー 黒い東映 ※主人公です 復讐 復讐鬼 ちょっとオーマジオウ呼んでくる 復讐者 令和のサンダーブレスター ラスボス系主人公 スーパー悪堕ちタイム ダークライダーズ 日本語 悪VS悪 令和ライダー最初のラスボス ライダーラスボス項目
※推奨BGM:「ゼロワン、それが俺の名だ!」
人類滅亡を開始する!
滅を始末しろ。
アーク様は再び蘇る……
このままじゃ、滅はアークに……!
イズーッ!!
第42話
ソコに悪意がある限り
さよなら……
黙れ!!俺に『心』など存在しない!
人類の悪意を滅ぼすまで、俺は戦う! それが……“仮面ライダー滅”だ!
……俺はお前を許さない……!
アークワン!
変身!!
シンギュライズ!
破壊・破滅・絶望・滅亡せよ……
コンクルージョン・ワン……!
仮面ライダーアークワンとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場する仮面ライダー。
【スペック】
身長:199.9cm
体重:100.1kg
パンチ力:54.2t
キック力:104.4t
ジャンプ力:93.6m(ひと跳び)
走力:0.6秒(100m)
スーツアクター:縄田雄哉
【概要】
飛電或人がアークドライバー ワンとアークワンプログライズキーを用いて変身してしまった仮面ライダー。
変身シークエンスは、アークドライバー ゼロにアークワンプログライズキーを装填し、アークドライバー ワンに変形させる事により、「アークドライブコア」内でライダモデルとロストモデルを対消滅させてエネルギーのみを取り出し、
そこにプログライズキーから悪意のデータを送信する事でスーツとアーマーを形成する「シンギュライズ」を実行。
これによって流体金属による素体と、半壊した通信衛星アーク?を象った3Dのライダモデルが出現し、変身者を素体が悪意のエフェクトと共に覆ってスーツとアーマーを形成し、ライダモデルが高速回転して余剰分を吹き飛ばす事で変身が完了する。
主役ライダーとよく似たダークライダーの存在は平成ライダー?以降恒例となっているが、
このライダーの場合は(拐かされたとはいえ)「主人公が自らの意思で『復讐?』という道を選んで悪に堕ち?、しかも実質的なラスボスポジションになる」という『仮面ライダー』シリーズどころか日本特撮史上初のとんでもない事態であり、
変身する事を知らされた或人役の高橋文哉氏はもちろんの事、その初登場を目にした多くの視聴者も驚愕させた*1。
【容姿】
アークゼロの上から仮面ライダーゼロワン? ライジングホッパー?を模した白いライダモデルを被せたような姿をしており、これに伴ってボロボロのデザインだった上半身部分が白い装甲に覆われ、仮面ライダーらしいフォルムになっている。
頭部アンテナは左右非対称?ながら左側の長さが増えており、マスクを装着した事でミスマッチ感はある程度軽減されている。
一方、どことなく屍や骸骨?を髣髴とさせる恐ろしくも悲しげなフェイスデザインも特徴的であり、仮面ライダー伝統の「涙型のライン」が長く、そして太くなっている。
これについては、対峙した者に対する心理的影響を考慮して配置されたものである。
【性能】
ライダーシステムとしての大本は仮面ライダーアークゼロとほぼ同様だが、いくつかの機能が変更・オミットされている。
頭部「アークワンヘッド」もデザインこそ変わったものの、機能は殆どが継承されており、右目の「エクリプスアイ」と左目の「アークワンフェイスビジョン」で、あらゆる映像媒体から視覚的情報を入手する。
また、捻じ曲がった左側のアンテナ「アークワンフェイスアンテナ」もアークゼロの「ゼロフェイスアンテナ」とほぼ同じ機能を持ち、各種電子機器へのハッキングを行うが、反面あちらと異なり人間の脳波に干渉する機能はない。
額に設置された「アークシグナル ワン」はアークゼロと異なり「プリズメントチェイン」の制御機能はプログラムごと撤廃されており、
代わりに変身者の精神に干渉し、悪意以外の感情を鎮静化する事で意識を集中させ、同時に変身者の身体が常に最大の機能を発揮するようにシステムを調整する。
これにより、人間?もヒューマギア?も関係なく、自我を持つ存在を一方的に攻撃する。
さらに質の悪い事に変身を解除してもこの影響はある程度残留するため、ライダーシステム自体を破壊しない限り、悪意の侵食が延々と続く事になる。
本来なら悪意に限らず、どんな感情も時間の経過によって沈静化していくものなのだが、このシステムは悪意を鎮静化させるポジティブな感情を抑え込み、変身者の精神状態を常にネガティブに保つ作用がある。
加えて或人の場合、アズ?に付け込まれてキーを渡されたタイミングの関係上、滅?への敵意が最高潮に達した状態でアークワンに変身した結果、悪意に支配された状態で精神がピン止めされてしまった。
最大の特徴は胸部アーマー「デウスエクスパイト」。
この装甲は変身者の悪意を「スパイトネガ」というエネルギー波動に変換する機能があり、これをX字に交差する赤いライン「エクスレッドポジション」から放つ事で爆発的な破壊をもたらす事が可能。
スパイトネガは単に放つのみならず、拳や足に纏わせて攻撃力を跳ね上げる事ができ、アークマギア程度ならば殴っただけで爆発四散するほどの威力を発揮できる。
さらにこれは変身者の意志で放つ方向や威力のコントロールが可能であり、アークワンのメインの攻撃手段となっている。
アンダースーツ「シュレーディングテクター」は流体金属が封入されており、柔軟性を維持したまま装甲の堅牢さを発揮する一方、他のライダーシステムと異なり生命維持機構は極端なまでに削り落とされている。
両手「アークワンガントレット」にはアークゼロ同様ビームエクイッパーとしての機能を備えており、武器の生成も引き続き可能な他、ここからスパイトネガを放つ事も可能。
その一方で両肩のアーマー「アークワンショルダー」は粒子加速器がオミットされて防御と刺突に特化しており、
鉤爪「スパイトネイル」は大腿部の「アークワンキュイス」から供給されるエネルギーによって引力と斥力をコントロールし、あらゆる敵の自由を奪い取る。
戦闘においてはこれらの機能により、事象予測と防御力にものを言わせて敵の攻撃を対処し、スパイトネガを用いて返り討ちにするというカウンター・反撃に重きを置いたファイトスタイルを取る。
一方で事象演算能力は仮面ライダーゼロツー?に大きく後れを取っているが、これはそもそも比較対象がおかしいだけであり、
アークゼロ同様億単位の事象を予測・観測して最適な行動を実行する事ができる(そもそもゼロツーと変身者が同じであるため、比較自体が意味を成さない)。
総括して、徹底的に対象の破壊殲滅に特化したライダーシステムに仕上がっている一方、生命維持機構が殆ど存在しないため、変身する事自体が緩慢な自殺行為?でもあるという、あらゆる意味でとんでもない仮面ライダーである*2。
【装備】
- アークドライバー ワン
システム音声:速水奨?
専用の変身ベルトで、アークドライバー ゼロの発展型。
アークワンプログライズキーの起動と同時に元々のドライバーを包み込み、変異する形で誕生した。
以降はアークドライバー ゼロの状態で所持し、変身時にキーを差し込んでアークドライバー ワンに変形させる形式を取る。
待機形態ではアークドライバー ゼロと同じ見た目だが、シンギュライズと共に装甲「デウスアーマー」が反対側に倒れて変形し、左右対称の白いドライバーになる。
機能そのものはアークドライバー ゼロと殆ど変わらないが、中枢部の「アークドライブコア」にはアークの意志ではなく、アークの概念=心に芽生える悪意のデータが宿っている。
このため、アークゼロの時のように変身者を直接操作する事は出来ないが、それ以外は演算機能も含めて同じ。
「アークローダー」は起動スイッチとしての機能が撤廃され、変身状態で押す事で必殺技の発動に必要な悪意のラーニングレベルを選択するスイッチとしての役目を果たす。
ラーニングレベルは1から順に「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」「絶滅」「滅亡」の10段階が設定されている。
複雑な操作を一切必要とせず、直感的に「スイッチを押す」「キーを押し込む」という単純な動作だけでアクションが可能になっているが、これに関しては変身者が悪意に支配されてもライダーシステムの運用に支障をきたさないようにするためと思われる。
なお、本作において唯一日本語?で変身音声が流れるドライバーでもある*3。
- アークワンプログライズキー
マリスラーニングアビリティ!
アズが第35.5話で滅亡迅雷.net?のシンギュラリティテストに使用していたプログライズキー?。
本体向かって左側にあるアークワンの頭部を模したパーツ「アークオブゼム」はデータの記録媒体であり、シンギュラリティに至り、自我を得たヒューマギアのビッグデータと人類の悪意の歴史に関するデータが保存されている。
これはシンギュライズの際に、アークワンの左目を模したレンズ「キャタリストレンズ」を通じてドライバーのシンギュライズリアクターに干渉し、新たな技術的特異点に達するための悪意のデータとして送信される。
本来ライダモデルが描かれている部分はICチップ型の「アークスペック」となっており、ZAIAスペックと同じ要領で変身者と接続し、データをやり取りする。
なお、そのZAIAスペックとは造形が酷似しているが、その点についての因果関係は不明。
特筆すべきは認証機能が全く存在しない点で、ライズスターターを押せばそれだけで起動状態に入る。
ちなみに劇中で明示されているが、このキー自体はアークゼロの稼働前から存在しており、やろうと思えばアークの意志が降臨した時点でアークワンへの変身が可能な状態になっていた。
【必殺技】
- パーフェクトコンクルージョン
アークワンプログライズキーを押し込む事で発動。
発動前に必要な回数だけアークローダーを押して悪意のエネルギーを溜め込み、ラーニングレベルを選択してから、そのレベルに応じた技を繰り出す。
なお、DX玩具版の挙動を見るにラーニングレベルの選択をしなくても使用は可能な模様。
ちなみに「コンクルージョン」は「結論・結果」という意味合いなので、この技名は「完璧な結論」……転じて「唯一の答え」となるか。
○ラーニング5
赤黒いエネルギーを放出しつつ自身に収束させた後、全方位へスパイトネガを放出して周囲を殲滅する。
レベルとしては半分ながら仮面ライダーバルカン?、仮面ライダーバルキリー?、仮面ライダー滅、仮面ライダー迅?の4人をまとめて変身解除へと追い込んだ。
○ラーニングエンド
空中に飛び上がり、赤黒いエネルギーを収束させてライダーキックを叩き込む。
劇中では「絶滅」までチャージした後、滅の放った「スティングディストピア」を赤いエネルギーを込めたパンチで迎撃した後に放っている。
滅を庇った迅諸共吹き飛ばし、高スペックを誇るバーニングファルコンを以てしてもなお一撃で迅が破壊に追い込まれる程の威力を秘めている。
- ファイナルストラッシュ
生成したプログライズホッパーブレードの刀身にクラスターセルを纏わせ、銀色の斬撃を放つ*4。
他にも劇中ではアタッシュカリバーやアタッシュショットガンも生成した。
- オールコンクルージョン
ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』オリジナルの必殺技。
相手を悪意のエネルギーから生み出した暗闇で包み、その状態で四方八方からパンチやキックでの執拗なラッシュを加えた後、
相手の背後にどこからともなく現れ、そこからパーフェクトコンクルージョン(ラーニングエンド)同様に赤黒いエネルギーを纏った蹴り上げを腹部へ叩き込んで止めを刺し、空中へと打ち上げて爆散させる。
ぶっちゃけアークワン版瞬獄殺?
【変身者】
第42話のAパートにおいて滅が変身したかに思われたが、それはアズがイズ?に見せたシミュレーションでしかなく、
実際にはイズを失った悲しみと怒り?、絶望に支配された或人にアズがアークワンプログライズキーを渡した事でライダーシステムが起動し、変身可能になった。
【ライダーシステムとして】
アークワンは言うなればアーク「ゼロ」の後継機であると共にゼロ「ワン」のアークバージョンであり、或人の夢?の一つである「人類と人工知能の共存」を斜め上の形で実現させたダークライダーともいえる。
だが、そのために最強フォームなのか究極フォームなのか、ライダーとしてこの形態をどこに位置付けるかはかなり微妙なラインとなっている。
なお、公式側では『ゼロワン』テレビ朝日公式サイト及び『仮面ライダー図鑑』の「フォーム図鑑」において、いずれも「ゼロワンの一形態」として扱われているかのような記載となっている。
ちなみにゼロワン系列のこれまでの強化の歴史を振り返ると、後述の通りアークワンに至るまでアークの要素がどんどん強まっている。
- ゼアの端末であるゼロワン
- アークの力を使う事を想定したシャイニングホッパー(アサルトグリップはアークが創り出した滅亡迅雷.net専用のデバイス)
- アークの力を取り入れたシャイニングアサルトホッパー(実際に変身時にはアークからもデータが送信されている)
- アークによって建造されたメタルクラスタホッパー?(アークゼロのプロトタイプ的な側面もある)
- そのメタルクラスタホッパーを下敷きに建造されたアークゼロ(アークの端末)
- アークそのものであるアークワン
以前の形態やゼロツーは全て善意によってコントロールが効いていたが、その筆頭を担うイズを失った結果、自分がアークそのものと化したアークワンは歯止めを利かせる存在がいないという状況に陥ってしまった。
ただ一方、或人はあくまでも滅とマギア?化したヒューマギアにのみ攻撃ターゲットを絞っており、
第43話で仮面ライダーサウザー?及びA.I.M.S.?勢と対峙した際には攻撃を受け流しつつすり抜け、ライダーシステム自体を機能停止させるに留めるなど、人間や無辜のヒューマギアを攻撃する事は一貫して避けている。
「一緒に滅を倒すよう依頼、或いは脅迫・洗脳?すればいいじゃん」とかいう野暮なツッコミは無しで
そして最終回。或人は同じくアークの力を手に入れ、アークスコーピオンに変身した滅との最後の戦いに臨んだ。
アークの力同士のぶつかり合いは大量のアタッシュウェポンを用いて互角に渡り合うかに見えたが、攻撃の余波で床をブチ抜き、階下になだれ込んでから一転。
アークワンが突然武器を投げ捨て、戦意を失ったかのように滅の攻撃を一方的に受け続ける。
最終的に「ヘイトレッドインパクト」を食らって吹き飛んだアークワンだが、同時にドライバーとプログライズキーが破損し、ライダーシステムが機能停止する。
その直後の滅との問答の末、復元された飛電ゼロワンドライバーとライジングホッパープログライズキーを手にする或人。
果たして、最終的に彼が導き出した結論は……?
【余談】
先行情報との差異
『てれびくん』などの雑誌掲載時には、ゼロツーとアークワンが戦闘を行っているという劇中で見られなかった展開が描かれており、「何らかの理由で本来の変身者から変更されたのではないか」と予想されていた。
その後、当初は映画『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME?』にも別の変身者を得て登場する予定だった事が公式Twitterの「REAL×TIMEプロダクションノート」で明かされた。
当初の構想
本来アークワンは、アークゼロを破られた人工知能アークが別のヒューマギアを乗っ取り、人々の悪意をラーニングした果てに、滅を変身者として構築する強化形態として位置付けられていた*5*6。
当初のシナリオでは、雑誌掲載のスチールでも見られたようにアークワンとゼロツーの対決が最終決戦となるはずだったのだが、この場合では或人の背負っているものが表層的な善意の塊以上のものにならず、
加えてコロナ禍の影響で「人々の悪意をラーニングする」展開のためのロケが不可能になってしまった事もあり、シナリオを大幅に変更。
メインライターの高橋悠也?氏の発案でアークワンの変身者を或人に変更した上で滅にもアーク由来の別形態を用意し、
敵味方・善悪を逆転させる事で最終決戦を「悪意VS悪意」の構図に持ち込みつつ、それを乗り越えるという形に設定された経緯がある。
闇堕ちの連鎖
このアークワン登場回となった2020年8月9日ではその30分後の『魔進戦隊キラメイジャー?』でもキラメイシルバー?が闇堕ちさせられ、
さらに特撮界隈全体に目を向ければ新型コロナウイルスの影響による延期の末、8月7日にようやく公開された映画『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス?』でもウルトラマンタロウ?が闇堕ちしており、
結果としてこの数日間のうちに仮面ライダー・スーパー戦隊・ウルトラマンの日本特撮界3大ヒーローの闇堕ちが発生してしまうという前代未聞の事態になってしまった。
おかげでこれらの日は一部で「スーパー闇堕ちタイム」「スーパー悪堕ちタイム」とまで称され、Pixiv?等のイラスト投稿サイトや一部SNSにもそれにかこつけたネタ絵が多数投稿される事態になった。???「邪悪な力に負けないでください!」?
さらに2ヶ月ほど後には『ヒーリングっど♥プリキュア?』で主人公?が敵?の苗床にされるという事態が発生しており、「ニチアサ闇堕ち役満キター!?」などと言われていたが、
あちらは寧ろ『ゼロワン』メインライターの高橋氏と大森敬仁Pの両名が関わった『仮面ライダーエグゼイド?』におけるパラド?と宝生永夢?ゥ!に近い関係だったため、闇堕ちは免れている。
ついでに1ヶ月前には漫画『新 仮面ライダーSPIRITS?』で本郷猛が大首領JUDO?の半身を取り込むというヤバいフラグが立ったとしか思えない展開が発生し、
最古のライダーと当時最新のライダーが同時期に闇堕ちのピンチに陥っていたという嫌な偶然の一致が起きてしまった。
なお、幸い今のところ本郷は闇堕ちには至っておらず、さらにその後一時的に戦闘不能になったり旧1号に弱体化したりはしたものの、最後まで闇堕ちせずに10人ライダーの反攻作戦開始までキッチリと半身を抑え込み時間を稼ぐという、1号ライダーとしての年期の違いを見せつけた。
DXアークドライバー&アークワンプログライズキー
プレミアムバンダイ限定のDX玩具版はアークドライバー本体とアークワンプログライズキーのセットで受注販売され、
アークドライバー ゼロにアークワンプログライズキーを装填する事でカバーが展開し、アークドライバー ワンに変形するという劇中同様のギミックが内蔵されている。
また、プログライズキーとドライバー双方に或人とアズの劇中台詞が多数収録されており*7、
キーの起動スイッチ長押し、及びアークローダーを押しながらドライバーの電源を入れる事で本編の演出を再現出来る「メモリアルモード」に移行する形となる。
DX玩具でありながらCOMPLETE SELECTION MODIFICATION?に迫る多彩なギミックと音声収録数に加え、
速水氏の艶のある美声や本編終盤における或人の悲痛過ぎる台詞の数々が流れるという事で、ファンからは非常に高い評価を得ているアイテムとなっている。
そして2022年、『仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス?』の登場アイテムとなる「DX幻夢無双ガシャット+サウザンドアーク&檀黎斗プログライズキー」の受注販売に合わせて、仮面ライダーサウザンドアークへの変身遊びに必要な本商品の限定再販が決定*8。
6月9日に反響に応じて相当な数を用意しての再販が行われたが、即完売。フナセン「この結論は予測できませんでした」
すかさず2次受注も行う事が発表され、同月14日に行われたがこちらも5分と経たずに完売。
これを受けてバンダイ側も「より多くの人に」という想いから、発送時期を遅らせて3次受注も開始。
同月20日に行われたが、今度はあろうことか同日同時刻にULTRA REPLICA?「ベーターカプセル(シン・ウルトラマン)」が予約開始されたため、今度はそれが原因でサーバーダウン寸前に陥る事態に。
しかし、流石に3次までくると即完売にはならず、当日中なら余裕をもって予約可能な状況に落ち着いた。
俺だ!!