登録日:2011-12-08 (木) 19:25:58
更新日:2024-04-10 (水) 00:27:23
所要時間:約 4 分で読めます
▽コメント欄
Tag: エルダードラゴン モンスターハンター モンハン 伝承 伝説 厨二 古龍種 古龍種の上翼 古龍種の剛翼 古龍種の稀玉 天災 強大 災害 特別 種族
『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの分類の一つ。
属するモンスター自体は最初期から登場していたが、古龍種というカテゴリーとして扱われるようになったのはMH2になってから。
概要
あらゆる生態系から逸脱した圧倒的かつ特別なモンスター達。
中には太古の昔から伝説に伝えられ、神あるいは災害そのものとして語られるモンスターまで存在している。
驚異的な生命力と寿命、そして天災にも匹敵するレベルの強大かつ特異な特殊能力を持つ事が特徴。
凡そ『天候』や『自然現象』に纏わる能力を備えるモンスターが大多数を占めている。
しかし伝説に語られるだけあり異常に個体数・目撃数が少ないため研究がほとんど進んでおらず、総じて詳しい生態は謎に包まれている。
その能力ゆえに、本体の意思に関係なく人々の生活を脅かす事も多く、中には食糧や材料を求めて街を積極的に襲撃する事もある等『生きた自然災害』とも言える存在。
その危険性のため古龍種の研究の専門組織である『古龍観測所』やギルド等により常に監視や警戒が行われている。
なお、プレイヤーハンターはゲームの都合で割とホイホイ普通に遭遇し、そして討伐しているが、実際の世界観的にはダレン・モーラン*1のような例外を除けば、基本普通のハンターなら一生に一回出会うか出会わないかという幻の存在である。
運良く遭遇しても並大抵な実力では戦いにすらならないほどの隔絶した差が有る。
そもそも公的には「撃退」が精一杯で「討伐」された記録そのものが皆無に近かったりする。
見た目的には『4つの脚に一対の翼』を持つという典型的な『西洋のドラゴン』のような外観を持つモンスターが多いが、実は生物学的観測に基づく正確な分類ではなく、その定義は「生態系から逸脱した特別なモンスターの総称」。
そのため上記の特徴に当てはまらないモンスターも多々見受けられ、中にはキリンのように明らかに龍には見えない種も存在している。
ただし精製される物質や体液等が全体的に酷似しているため、生物として近縁の可能性が高いとする説もある。「古龍の血」等の共通の素材が存在するのがその証明である。
また「よく分からないモンスターをとりあえず分類しておく為のカテゴリー」という側面も少なからずあり、研究が進むまではラージャン?等も古龍種に分類されていた時期がある。
アカムトルム?やウカムルバス?等も当時古龍種に分類される予定であったが「何でもかんでも安易に古龍種と判別するのはいけない」と判断された結果、骨格の類似点等から飛竜種に分類されている。実際、後の研究により原始的な骨格の飛竜である事が判明し、正式に「飛竜種?」に分類された。
ラヴィエンテ?も一見古龍種っぽいが、古龍と体内の物質の共通点が皆無であり、古龍種には分類されていない。というかそもそも分類不明。
また、正式に古龍の幼体である事が判明しているゴア・マガラ?も、既存の古龍と相違点が多い(古龍の血を持たない事や、罠が効く事など)ため、現時点をもってなお分類不明となっている。
作中でもその扱いは別格で、一部を除いて通常のモンスターの倍以上の体力を持ち、長期戦になりやすい。
狩猟フィールドも特別な専用エリアになっている事が多い。
総じて罠が一切効果が無いため捕獲や足止めは出来ず、一部の大型古龍に関しては状態異常すらほとんど効かない。
旧作では毒の付与や角の破壊で能力行使が鈍る弱点も存在したが、最近では抑制効果は見られなくなっている。(角の破壊が明確に弱体化要素に絡むMHW:IBの禁忌モンスターを除く)
また一定のダメージや時間経過で撤退する種もおり、その場合は部位破壊や与えたダメージは次戦闘時に持ち越され、それを複数回繰返して討伐する事もある。(ただしラオシャンロン等の超大型古龍に関してはその限りではない)
前述の通り全体的に目撃例が少ないため、一部の古龍では討伐クエストがランダムで出現したり消えたりもする。
モンハン世界の厨二要素の大半を占める存在であり、今では高い人気を持つ一方で、それまでの無骨な世界観から急にあからさまなファンタジー要素を追加した存在でもあり、
- 前述のクエストの特殊仕様
- 堅い肉質
- 条件付きの部位破壊
など面倒な部分も目立ってしまい、古龍が本格的に目立ち始めたMH2あたりでは毛嫌いするユーザーが多く現れ、賛否両論なモンスター群となってしまっていた。
公式も批判的な意見を聞き入れたのか、しばらく新規古龍種の登場機会は減り、超大型とラスボス、裏ボスぐらいしか登場しなくなった。*2
MH4では久しぶりとなる新規の大型古龍であるシャガルマガラ?が登場、同時に賛否両論であったクシャルダオラ?等のかつての古龍も再登場。
再登場組は体力の低下、肉質の軟化、撃退を繰り返すシステムの撤廃など、不評だった要素をことごとく調整され、かなり戦いやすくなった。
面倒なモンスターという印象は次第に薄れ、「一般的な大型モンスターよりも格上の強敵」という立ち位置を得たと言える。
開発側も調整に慣れたのか、新作の度に古龍が追加される事が恒例化した。
特にMHWorldでは、超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』で追加されるストーリーも含めて、作品全体が古龍を中心としたストーリーになっているため、メインモンスターのネルギガンテやイヴェルカーナに始まり、新旧古龍が多数登場した。
古龍種一覧
~大型
名称 | 別名 |
---|---|
キリン? | 幻獣 |
キリン亜種 | |
クシャルダオラ? | 鋼龍 |
オオナズチ? | 霞龍 |
ナナ・テスカトリ? | 炎妃龍 |
テオ・テスカトル? | 炎王龍 |
シャガルマガラ? | 天廻龍 |
バルファルク? | 天彗龍 |
ヴァルハザク? | 屍套龍 |
ネルギガンテ? | 滅尽龍 |
ネロミェール? | 溟龍 |
イヴェルカーナ? | 冰龍 |
メル・ゼナ? | 爵銀龍 |
ルコディオラ | 極龍 |
レビディオラ | 雷極龍 |
シャンティエン? | 天翔龍 |
ディスフィロア? | 熾凍龍 |
イナガミ? | 雅翁龍 |
ガルバダオラ? | 金塵龍 |
ハルドメルグ? | 司銀龍 |
トア・テスカトラ | 凍王龍 |
グァンゾルム? | 帝征龍 |
エルゼリオン | 灼零龍 |
ドゥレムディラ? | (皇氷龍)*3 |
エオ・ガルディア | 天晶龍 |
ネフ・ガルムド | 冥晶龍 |
モルドムント | 黒冠龍 |
ヴェルサ・ノワ | |
マキリ・ノワ |
超大型
名称 | 別名 |
---|---|
ラオシャンロン? | 老山龍 |
ラオシャンロン亜種 | 岩山龍 |
ヤマツカミ? | 浮岳龍 |
ナバルデウス? | 大海龍 |
ナバルデウス亜種 | 皇海龍 |
ジエン・モーラン? | 峯山龍 |
ジエン・モーラン亜種 | 霊山龍 |
ダレン・モーラン | 豪山龍 |
アマツマガツチ? | 嵐龍 |
ダラ・アマデュラ? | 蛇王龍 |
ダラ・アマデュラ亜種 | 蛇帝龍 |
ゴグマジオス? | 巨戟龍 |
オストガロア? | 骸龍 |
ゾラ・マグダラオス | 熔山龍 |
ゼノ・ジーヴァ? | 冥灯龍 |
マム・タロト? | 爛輝龍 |
ベヒーモス | 魔獣 |
ムフェト・ジーヴァ? | 赤龍 |
アン・イシュワルダ? | 地啼龍 |
イブシマキヒコ? | 風神龍 |
ナルハタタヒメ? | 雷神龍 |
ガイアデルム? | 冥淵龍 |
ヤマクライ | 浮峰龍 |
ケオアルボル | 焔獄龍 |
アルトゥーラ | |
ミオガルナ | 輝龍 |
タルタロニス | 呑淵龍 |
タルタロニス亜種 | 燎淵龍 |
メフィストフェリン | 荒厄龍 |
禁忌のモンスター
追記修正御願いします。