雅の旗/クソみてェな旗

Last-modified: 2024-04-15 (月) 19:13:53

登録日:2020-11-23 (月) 13:03:03
更新日:2024-04-15 (月) 19:13:53
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クソ 吸血鬼どもめ・・
仲間を大勢殺して・・・・
国会議事堂にクソみてェな旗立てやがって・・・・


雅の旗とは、漫画『彼岸島 48日後…?』に登場するクソみてェな旗独特なデザインの旗である。

クソみてェな概要

『48日後…』において、雅の息子に関するエピソードが展開されるようになった時期から度々登場する旗。

旗の中央には吸血鬼の王である雅の姿がそのままプリントされているという、独裁国家などで見かけそうなデザインの旗となっている。
しかし雅の上半身以外なんのデザインもないためどこか証明写真のようなスタイルであり、しかも映されている雅は満面の笑みという状況がどこか奇妙さを覚えさせる。

実際に作中でも「クソみてェな旗」と人間からストレートに指摘されてしまっている。
後述するが、224話における描写は読者の間で衝撃を呼び、一種のネタとして扱われるようになった。何ィ!!このクソ人間どもが!!

このようにシュールさを覚えるデザインではあるが、作中的には日本が雅の支配下に収まった事を象徴する恐ろしさを示している存在でもある。
クソみてェなセンスの旗が平然として使われて崇められているという描写は、日本が狂っているという証ではないだろうか。
ただし、物語的にラスボスに該当する人物が描かれているということもあって、作中では宮本明?一行によって悲惨な扱いを受ける。

ちなみに、雅には陰陽玉を模したシンボルマークがある(雅の扇子にも描かれている)のだが、そちらは使わなかったようだ。
雅が余程自分の顔をアピールしたかったのか、或いは吸血鬼的には崇拝対象でもある雅の顔の方がシンボルとしてテンションが上がるのだろうか…。
メタな視点で身も蓋もないことを考察してしまえば、旗のデザインを考案した時点でただ単に先生ェがその辺を忘れていた可能性もある。

雅の旗の種類

◇東都ドームの懸垂幕

雅の・・・・旗・・・・

『48日後…』の第202話から登場。試合開始の合図の鐘の音の大きさに耳を塞いでいた最中の鮫島が存在に気が付いた。
満面の笑みの雅が描かれた巨大な旗が、4本のロープによってドームの天井に懸垂幕として吊るされている。ひっ…ひぃっ!
何回も叩く鐘の音と懸垂幕の存在が武闘会の本選開始の合図になっているらしい。
雅の姿を見て会場の吸血鬼達はテンションがMAX状態となり、「雅様ァーーー!!」と連呼していた。

懸垂幕の置かれた位置的には「吸血鬼やアマルガム達の死闘を天高い場所で笑うように眺めている雅」という構図とも解釈出来る。

決勝戦の際には勝次救出のためにドーム上層に登った鮫島一行が救出に成功後、追ってきた吸血鬼から逃れるために鮫島がクッションとして利用を考案。
一か八かのダイブを行い、無事に大人3人+子供2人(子供1人はデブ、大人1人は巨人)の体重を支え切るという頑丈さを見せた。
その後は旗を繋いでいたロープを使って鮫島がターザンロープの如く客席に移動する為の手段として活用された。

人間を嫌っている雅の姿を写した事物が人間を救い、人間サイドも最大の敵である雅の姿を写した事物に救われるという、結果的に両者にとってかなりの皮肉となっている。

◇国会議事堂 (クソみてェな旗)

『48日後…』の第224話にて登場。ちなみに、この回のサブタイトルは「敵旗」と率直。
後述するがとんでもないネタ人気となった旗であるため、「雅の旗」「クソみてェな旗」はこの旗を指すことが多い。

激しく降る大雨に晒される国会議事堂に立てられており、議事堂ですらも吸血鬼の魔の手に落ちた現実を示していた。嫌ァアアアアア
デザインは東都ドームの懸垂幕と同様、思いっきり満面の笑みを浮かべる雅が描かれている。

その様子を眺めていた陸上自衛隊隊員の十条二尉は「仲間を大勢殺して・・・・国会議事堂にクソみてェな旗立てやがって・・・・」と憤慨。ちきしょう!
そんな嘆きを嘲笑うかのような雅の顔に対し、十条二尉は大雨が降る中で涙を流しながら「返しやがれ!!俺たちの仲間を返しやがれ!!」と叫んだ。

そして舞台が移った事でしばらくは出番がなかったが、262話において蟲の王と明一行が地上に脱出したことで久々に登場。
続く263話では、明にトドメの斬撃で首を切断された蟲の王が涙ながらに死への恐怖と雅への助けを呟く最中に意味深にゆらめく旗が描写された。

一旦は蟲の王の遺体を細切れに処分しようと明だったが、遺体が風化したことでその必要がなくなったためにクソみてェな旗の元に移動。
「クソ忌々しい旗」と自衛隊員達がその様子を眺めながら呟く中、明は義刀によっては旗の支柱部分を一刀両断。
ついにクソ忌々しい旗は国会議事堂から地上へ叩き落とされたが、相当な重量があったためか轟音を鳴らしながら大きなヒビを地面に残した。
ちなみに、落ちた際には周辺にいる自衛隊員にぶつかりそうになっており、何人かの自衛隊は避ける姿勢を取っている。危ねェ!

旗が落とされた直後に連隊長の勝利宣言が行われる中、かつて旗の立っていた位置には入れ替わるように明が佇んでいた。
その後、落とされた旗は自衛隊員達の提案によってライターで炙られ、大きな火に包まれながら灰へと化した。
燃える様子を見た自衛隊員達は盛り上がりを見せ、「最高だぜ!! 雅が燃えている!!」「消えちまえ!! 塵と化せェ!!」と声を荒げた。
一方で明や鮫島は特に喜ぶことはなく呼吸を荒げており、燃えていく雅の顔の様子はそんな人間達を嘲笑うかのようでもあった…。

◇血の楽園

第266話にて登場。お台場に作られた選ばれた吸血鬼のみが入ることが出来る「血の楽園」の壁に建てられていることが判明した。
しかも確認できる限りでは2本以上の旗が揺らめいており、忌々しい雰囲気が強くなっている。

ちなみに、血の楽園で配布されている鉄の札には陰陽玉を模したシンボルマークが記されており、2つの雅のシンボルが共存していることが判明した。

だが明さんと豹丸の戦いが血の楽園全土に及び壁の上でも戦っていた時も出番は全くなく、血の楽園が国連軍のミサイルで滅んだ際に跡形もなく消し飛んだと思われる。
また、明さんが支柱ごとザンッした国会議事堂には何事もなかったかのように日本国旗が立てられていた。

忌々しいネタ人気

上述しているが、224話における国会議事堂の雅の旗はファンの間で話題を呼び、ネタとして一気に人気を集めることになった。理由としては主に以下の通り。

  • あまりにもシュールすぎるデザインの旗と国会議事堂の組み合わせ
  • 十条二尉の「クソみてェな旗立てやがって」という台詞回し、そして本当にその通りですとしか言えないようなビジュアル
  • 大雨の中で「ばさっ ばさっ」という音ではためいている姿がどことなく笑いを誘う

「クソみてェな旗」として一気に浸透した雅の旗及び224話の冒頭の描写は、コラ画像?の素材や二次創作のパロディとしてもよく使われている。

仲間に大勢買わせる商品化

『48日後…』の第28巻とスピンオフ作品である『彼、岸島』の第1巻を両方を購入したアマルガム読者から応募した205名限定でプレゼントキャンペーンが行われた。
その商品において、抽選で5名様に雅の旗がプレゼントされることになった。サイズは縦700mm×横1000mmとなっている。

クソ余談

  • 実は旗が登場する以前にも崇拝の対象として、はがきサイズ程の大きさの雅の写真が登場している。ちなみにこちらも満面の笑み。
  • スピンオフの『彼、岸島』でも彼岸島駅伝大会で区間賞を取った野田が、雅の写真がプリントされたクソみてェな襷を付けている。もちろん満面の笑み。
  • かつての新宿の歌舞伎町に存在する吸血鬼の街では雅の顔が彫られたクソみてぇな硬貨や紙幣が流通している。本編に登場した硬貨の元号は「吸血元年」というシュールなものだった。クソハゲからは「コインに自分に姿を入れてどこまでも自己愛が強ェな」とツッコミを入れられている。




追記・修正は、クソみてェな旗を国会議事堂に立ててからお願いします。


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