ラペア

Last-modified: 2023-03-19 (日) 06:06:42

ラペアとはアポラ星系?の第二惑星.


概要

ラペア(ロトン語:Lapea)はアポラ星系の第二惑星で,知的生命体であるラペア・イスト族の故郷.表面には液体の水の海があり,大気中には多くの生命体をはぐくむ酸素を含んだ大気圏を持っている.

物理的性質

ラペアアポラ?からおおよそ1億200万km離れているところを約227.8669日で公転している.自転周期は20時間24分18.81秒で,自転,公転両方とも地球より周期が短い.
赤道傾斜角(地軸の傾き)は24.2°と地球より若干大きく,平均表面温度は286.1Kと地球に比べて2Kほど低い.春夏秋冬の季節は地球より早く変わり,わずかに変化が激しい
天体の半径は6528kmで,自転速度が地球よりも早いためわずかにつぶれ具合が地球よりも大きい.平均密度は5.49g/cm³で,物体の落下速度は9.6 m/s²,また重力圏から脱出する際には10.96 km/s²の速度を要する.これらの値はいずれもわずかに地球を下回っている.
カレンダーについてはを参照.

構造

ラペアは中央部から中心核,マントル,地殻,水圏,大気圏,磁気圏で構成されている.内部構造,水圏(海洋),大気圏はほぼ地球と同じ構造と組成をしている.磁気圏も原理は地球同様のダイナモ効果によってもたらされており,これによってラペアは生命体の生息を維持できる環境を保っている.

名称

ラペア(ロトン語:Lapea)の由来は様々だが,基本「大地」という語が由来になっているケースがほとんどである.たとえばロトン語を例にすると「Lapea」は大地を指す「lap」に土地を表す接尾辞「-ea」を合わせそれを固有名詞化したものである.他にもラペアは別の名称でロトン語から派生した言語ではラピーアやレピーア,異なる言語圏ではテンコン,ファパ,イフィーアなどと呼ばれている.

Lapea
軌道長半径99750000 km
0.6668 AU
公転周期227.866890 日
19687699.24 秒
0.6243 年
軌道離心率0.0020
天体半径6528 km
自転周期20 時間 24 分 18.81 秒
赤道傾斜角24.2°
平均表面温度14.4℃
平均密度5.49 g/cm³
重力加速度9.63 m/s²
脱出速度11.0 km/s²
表面気圧965 hPa
磁場48 μT

惑星の歴史

創天代

アポラ星系?の歴史の項も参照.
ラペアの誕生はアポラ星系の誕生した4X億年前にさかのぼる.小惑星クラスの大量の微惑星が衝突し融合し初期の原始惑星が形作られたとされ,さらにその原始惑星が融合することによってラペアの原型であるマルド・ラペア(ロトン語:Mald Lapea)が誕生した.ここに原始惑星ミティリア(ロトン語:Mitilia*1)が衝突したことによって現在の衛星であるメルアが誕生した.その後4X億年前にかけて大量に隕石や彗星が降り注いだ.この際にのちに海洋となる水や生命の誕生に不可欠なミネラルや有機化合物などが供給されたとされている.誕生から数億年過ぎたころにはマグマオーシャンも冷え固まり,海洋の原型が生まれた.またラペアの内部構造も明確に分離し大陸プレートと海洋プレートが明確に分かれた.4X億年前には原始的な細菌生物が誕生し,3X億年前には光合成をおこなう藻のような生命体が登場しラペアの大気組成の大部分を占めていた二酸化炭素を酸素に変えていった.惑星の誕生から大気組成の変貌までを指して創世代(ロトン語:)と呼んでいる.

先命代

およそ3X億年前にラペアが完全に凍結し,大量に藻類が絶滅した.その後濃度の高い酸素分子は紫外線によって濃密なオゾンに分解され,それはやがて上空に高く上昇しオゾン層を形成した.その一方でいくつかの巨大隕石の衝突で貴重な貴金属資源である金などが地上付近に露呈した.同じころラペア初の大陸であるボルドレーフ大陸(ロトン語:Bordleef)が誕生した.こののちいくつかの大陸の集合離散や長い期間にわたる氷河期と,同時期に発生したワルストレギオンと球状星団との衝突や,周辺の銀河で起きた大きなイベントにより生成された超新星やその電磁波によって,生物の進化が促進された.

顕命代

X億年前に生物の多様性が爆発的に広がった.生物の急進化までのころを指して先命代(ロトン語:)という.特にフェディル期(ロトン語:Fedilal)とヴェザイル期(ロトン語:Vezailal)の時期には多足動物パシャカロメキアや,シュコロポッペス,アシュケロセトスなどに代表される生命が誕生した.しかし,顕命代中期であるX億XXXX万年前の磁極変異時代に大量絶滅が発生し,一度は世界の生命が漂白されかかる事態となった.その後X億XXXX万年前から始まったアノキアル期(ロトン語:Anokial)では,新しく隆起した大陸棚に植物が繁茂し大気組成の本格的な酸素主体への変遷が始まる.これにより生命体は陸上へと移動する.このころからセルメキカルオン,アジョノルオンなどに代表される脊椎動物が急速に増えていった.顕命代後期のX億XXXX万年前,現在のアナントレ湾にkmクラスの隕石が衝突したことにより氷期が到来.これにより顕命代は終わりを告げた.

繫命代

顕命代最後の絶滅からXXXX万年後のX億XXXX万年前からはシュッカルゼギス,ジャモルファギス,ゼニケギスなどに代表される地竜種が誕生した.地竜種は当時存在した超大陸であるアーラプ超大陸において世界中に拡散したとされている.これら地竜種や飛竜種に代表する竜種は長い間ラペアの主軸生命として君臨してきた,しかし現在のアルファリス湾内のカルデラの噴火がXXXX万年前に発生して以降多くの熱帯や温帯に住んでいた竜種は絶滅し,以降は冷帯や寒帯地域に住む竜種が生息してきた.しかしこれら寒冷竜種もX万年前から発生した「矛盾の鎖断期」によってラペアの地を忽然と去ってしまった.

矛盾の鎖断期

現状のラペアの歴史ではX万年前からX万年前までの期間,歴史に矛盾が生じるような時代がある.具体的にはそれまでの地質時代の間,人類のに進化し得る特性を持っていない生物から跳躍したかのような進化を見せ,現在のラペアの支配種である人類(イスト・ラペアラマンシュ)が突如として出没したこと,そしてそれまでこの惑星を支配していた竜種の消滅が同時に起こった時代である.原因は今もなお完全な特定には至っておらず,いくつかの仮説が存在するがもっとも有力なのは人類種がほかの存在にラペアに「植えられた」説,いわゆる「種族農業説」である.

文明時代

文明時代を参照

将来

ラペアはおよそXX億年後にはアポラの恒星としての寿命の影響でゴルディロックスゾーン範囲外になるとされている.その後はアポラの巨大化とともに表面の大気や水は失われ高温で表面の融解した惑星となると推測されている.XX億年後にはアポラが白色矮星となり,その後冷たい岩石惑星としてアポラを周回するだろうとされている.また一部の学説ではアポラの巨大化に追いつけすに飲み込まれて消滅する可能性も高い.

ラペア地質時代
時代年前
創天代XX億?
先命代XX億?
顕命代X億?
繁命代X億XXXX万
矛盾の鎖断期X万?~X万?
文明時代X万年前?

*1 神話においてのメルアの母から由来