E-50

Last-modified: 2015-10-05 (月) 09:12:49

解説

  • 歴史
     Eシリーズは、パワーパック、サスペンション等で設計上の工夫が図られ、さらに車体等の共通化を図ったプロジェクトであった。1943年4月、第6課チーフエンジニアのH・E・ニーカンプを長とする「研究グループ」を組織し、新型装甲車両の開発を開始したのである。車両の設計に際しては、標準化規格化を進め、生産の簡易化、生産時間の短縮を図り、同時に多用途に使用可能なものとすることが図られた。
     その中でE50は50~60tクラスの戦闘車両で、軽主力戦車としてパンターの代替車両として使用する予定であった。開発契約はアドラー社、アルグス社とアウトユニオンに与えられた。
     車体形状はパンターG、ティーガーIIと類似したものであった。砲塔はクルップ社が開発にあたる予定であった。最高速度は60㎞/hであった。高速走行能力を持っていたので、乗員に危険が及ぶのを防ぐため、クンメンスドルフで走行試験を行うとともに、不整地での最大速度で、車体の上下運動が30回/分に抑えられるように求められていた。

スペック

使い勝手などについてのコメント