Leopard 1

Last-modified: 2016-09-13 (火) 13:22:47

解説

  • 歴史
    レオパルト1は、第二次世界大戦後に西ドイツ(1949年5月23日~1990年10月3日)が開発した第二世代主力戦車である。
    1957年、イギリス製のロイヤルオードナンス105mmL7ライフル砲を搭載し、密閉型の構造を持つ事でNBC戦(生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器)に使用出来る30トン級戦車としてフランスやイタリアとの共同開発に始まったが共通化出来ず、ポルシェ社主体の独自設計となった。
    1964年から生産され、1979年までに西ドイツ用で2437両が、それ以外を含めると4561両が生産された。フランスのAMX-30などと同じく機動力で防御力を補うという設計思想を持つ。そのため、最大装甲は防盾の70mmで傾斜装甲こそ有するが東側主力戦車の主砲に耐えられなかった。一方、830馬力のダイムラー·ベンツV-10 ディーゼルエンジンにより路面最高速度は65km/h、航続距離は600km近くであり、AMX-30より4.4トンほど重いにも関わらず、機動性能で上回っていた。
    当初、曳光弾を発射して主砲の照準を行うために同軸機銃が装備されていたが、後に光学照準器に差し替えられている。
    イタリア、オーストラリア、ベルギー、カナダなど10カ国以上で採用され、西側の標準戦車となった。更に回収車や対空自走砲、訓練用など多くのバリエーションも生まれている。
    ドイツ陸軍では2003年にレオパルト2に更新され全車退役した。

スペック

使い勝手などについてのコメント