Pz.II

Last-modified: 2015-10-05 (月) 09:00:52

解説

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  • 歴史
     1934年、ヒトラーがベルサイユ条約を破棄して再軍備を公式に宣言した時、ドイツ軍当局の考えていた主力戦車は、まだその開発構想の初期段階であった。このため早急に部隊配備を行い、まがりなりにも機甲師団の編成を可能にする車両の開発が求められた。あくまでも訓練用戦車として改あhつされたI号戦車が急ぎ制式化されるわけだが、I号戦車はあまりにも非力で実戦装備とはなり得ない。それに今後開発すべき中型戦車の訓練にも適切な機材とは言えなかった。
     このためドイツ軍機械化部隊の生みの親、ルッツ将軍とそのスタッフは、あくまで訓練用に開発されたI号戦車とは異なるより強力な火力を持つ軽戦車を開発する必要があると判断した。
     これならば、III、IV号戦車が完成するまでの急場しのぎの役を十分果たすことができる。I号戦車よりはちょっぴり強力な、訓練用兼実用軽戦車、これがドイツ軍のII号戦車であった。
     こうした経緯で開発されたII号戦車は、暫定的な車両であったにもかかわらず、非常に優秀な性能を示した。そして恒常的に戦車不足に悩まされたドイツ軍では、ほとんど終戦に至るまで偵察用の計算者として、すべての戦場で活用されたのである。

スペック

使い勝手などについてのコメント