Terrain Material Library

Last-modified: 2025-06-08 (日) 15:27:32

ここではTerrainのマテリアルを扱う際に必要になる、Terrain Material Library を解説します。

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▼Terrain Materials

このセクションではTerrainのマテリアルの追加、選択、削除が行えます。マテリアルは地形の素材ごとに設定する形になります。
(アスファルトならアスファルト用の、草地なら草地用のマテリアルをこのセクションの+ボタンで追加して後述するMaterial Propertiesで設定する。)

▼Edit TerainMaterialTextureSet Properties

この欄の設定は、Terrain Materialsで設定されたマテリアルの全てに適用される。よって使うマテリアル情報の解像度は揃えておく必要がある。
解像度は4096x4096以下が推奨される。


・Base Texture Size:Terrainに使う一番大きいテクスチャ。マップ全体が映るくらいの遠景に使う。一応ちゃんとマテリアル情報も有るが、引きの見栄えを気にしないならグレー単色でも問題ない。


・Macro Texture Size:二番目の大きさのテクスチャ。マテリアル情報がくっきり目に見えるのはここから。
・Detail Texture Size:一番小さいテクスチャ。Macroより更に詳細な情報のテクスチャを入れる。

◎左に表示されてる数字入力欄2つは使うテクスチャの大きさを指定する。基本的には解像度がBase>Macro≧Detailになるように使うと良い
BaseMacroDetail.jpg

Material Properties

このセクションでは、Terrain Materialsで選択したマテリアル情報の編集が行えます。


Name:マテリアルの名前を設定します。命名ルールは自由ですが、草地ならgrass、アスファルトならasphalt等、わかりやすい名前を付けて置くと良いでしょう。


Ground Model:マテリアルをタイヤが踏んだときの挙動を設定します。アスファルト、砂地、草原、泥等様々な地面素材から選択可能です。また、該当するjsonファイルを編集することでオリジナルの地面特性を追加することもできます。草地なのにアスファルトのグリップ、みたいなことが起きるので忘れないように設定しよう。


共通
Base color:カラーマップを選択してください。
Normal:ノーマルマップ(法線マップ)を選択してください。
Roughness:ラフネス(粗さマップ)を選択してください。
Ambient Occlusion:アンビエントオクルージョンマップを選択してください。
Height:ディスプレースメントマップ等を選択してください。このテクスチャを入れると見栄えが大きく変わるので大事です。

Base/Macro/detail Mapping Scale:この値はテクスチャの大きさ(1辺の長さ(メートル単位)を扱います。例として3と入れると1辺3mの正方形9㎡の大きさで表示されます。ノーマル等他のマップと数値が共有されているので注意。

Macro/Ditail Strength: 左と右で2つの入力項目がある。標準で1.0に設定されているが、左右共に0.1程度に設定しておくのが良い。こちらはマップごとに数値が独立しているので、設定する場合はマップごとに数値を入れていこう。メンドクサイネ
マウスオーバーや公式のドキュメントに一切記載が無いためはっきりと分かってはいないが、左の値が"内側強調度(コントラストのようなもの)"、右の値が"フェード境界の強調度"のような挙動をしている。とりあえず左右の値両方が大きいとドギツい滲み模様になり、見れたものではないので、上記のように低い値を入れたほうが良い、といった感じ。バニラマップの数値も小さめに設定されているので参考にしてみてはどうだろうか。