各部機能
1."Tハンドル"左エンジン消火装置
左エンジンが出火していることをセンサーが感知すると、ハンドル内のランプが点灯します。
このハンドルを引くことによって、消火剤を左エンジンに散布します。
2.レーダー警報受信機(RWR)
自機を円内の中心として、機体から受信したレーダー電波の方位などを示します。
詳細は、対抗手段装置の項(未作成)を参照。
3.対気速度計
指示対気速度(IAS)・現在の高度での上限対気速度を表示します。
- 現在の対気速度
- 最大対気速度(高度によって増減する)
- 小数表示
4.予備姿勢指示器(SAI)
ADIの故障時の予備用として使用します。
独自のジャイロを搭載しています。
- オフワーニングフラグ
アンケージされてない時に表示されます。 - ケージノブ
ホイールでアンケージ・ピッチアングルの調整を行います。
右クリックしたまま初期位置までホイールするとケージします。
5.UHF周波数リピーター
AN/ARC-164 UHF無線機パネルのプリセットに登録された周波数のうち、
現在選択しているプリセットチャンネルの周波数を表示します。
6.迎え角計
- 測定された迎え角値
- オフワーニングフラグ
7.デジタル時計
ミッション内の現在の時刻(時刻モード)・経過時間(経過時間モード)の表示を行います。
経過時間モードでは、コントロールキーでカウントスタートしてからの経過時間を記録・表示します。
デフォルトでは時刻モードで表示されています。
- セレクトキー
- 時刻モード時
- 経過時間モードへ
- 経過時間モード時
- 時刻モードへ
- コントロールキー
- 時刻モード時
- 何も行わない
- 経過時間モード時
- 1.カウントアップ開始、2.カウントアップ停止、3.カウントリセットの繰り返し
8.緊急武器破棄ボタン
非常時に全ての武器を破棄する際に使用します。(TGPとECMポッドは破棄できません。)
このボタンを押した時点で、ステーションの番号順に破棄を行います。
9.左MFCD
A-10Cに搭載されている2つのMFCD(Main Function Color Display:多機能カラーディスプレイ)のひとつです。
MFCDをオンにするには、AHCPパネルのCICUスイッチをオンにします。
MFCD内データ部分の操作・詳細はMFCDの項(未作成)を参照。
MFCDのハード部分の操作は以下のとおりです。
- Brightness (BRT)
- ディスプレイの明るさ設定
- Video Contrast (CON)
- (未機能)
- Display Entity Levels (SYM)
- (未機能)
- Backlight Brightness (DSP)
- (未機能)
- Adjust Display (ADJ)
- TADページ時に、マップの拡大縮小
- Day / Night Select
- MFCD明るさ設定
- DAY
- 日中
- NT
- 夜間
- OFF
- MFCDモニター部分オフ
10.ギア・フラップコントロールパネル
- 着陸灯スイッチ
- OFF
- 消灯
- TAXI
- タキシング時用
- LAND
- 離着陸時用
- ダウンロックソノレイドオーバーライドボタン(未機能)
通常、地上に機体がある場合など、ギアに荷重がかかっている場合は、ギアを上げることができません。
このボタンを押すことによって、ギアの荷重状態を無視してギアを上げることができます。
本シミュレータでは未機能。 - ランディングギアハンドル
ギアの昇降を行います。
昇降とギアロックが終わるまで、ハンドル部分のランプが赤く光り、警告音が鳴り続けます。 - アンチスキッドスイッチ
ギアブレーキを使用した時の横滑りを防止します。 - ランディングギアポジションライト
ギアの状態を示す装置です。
緑点灯で、ギアダウン・ロックまでが正常に行われたことを示します。 - フラップ位置表示計
現在のフラップの展開状態を示します。 - タービンエンジンモニタリングシステム(TEMS)スイッチ(未機能)
メンテナンス時に、エンジンの測定に使用します。
本シミュレータでは未機能。
11.武装・HUDコントロールパネル(AHCP)
- マスターアームスイッチ
- ARM(上位置)
- 機銃・武装を使用可能状態にする。
- SAFE(中位置)
- 機銃・武装を使用不可状態にする。
- TRAIN(下位置)
- 訓練モードをオンにする。MFCDのDSMSページでシンボルが青く表示される。
- GUN/PACスイッチ
機銃の使用可否・発射モードを選択します。- ARM(上位置)
- 機銃を使用可能状態にする。
かつ、発射時にPAC(Precision Attitude Control:高精度姿勢制御)システムをオンにする。 - SAFE(中位置)
- 機銃使用不可状態にする。
- GUNARM(下位置)
- 機銃を使用可能状態にする。
かつ、発射時にPACシステムをオフにする。
- LASERスイッチ
TGPに搭載されているレーザーのオン・オフを切り替えます。- ARM(上位置)
- レーザーオン
- SAFE(中位置)
- レーザーオフ
- TRAIN(下位置)
- 訓練モードをオンにする。
- TGPスイッチ
TGPのオン・オフを切り替えます。- ON(上位置)
- TGPオン
- OFF(下位置)
- TGPオフ
- ALT SCEスイッチ
各装置で使用する高度のソースを選択します。- BARO(上位置)
- 気圧高度
- DELTA(中位置)
- 気圧・レーダー高度の相違
- RADAR(下位置)
- レーダー高度
- HUDMODEスイッチ
- DAY/NIGHT
- HUD色を、日中用(緑)と、夜間用(琥珀)に切り替える。
- NORM/STBY
- HUDモードを、通常(NORM)と、スタンバイ(STBY)に切り替える。
- CICUスイッチ
CICU(Central Interface Control Unit:中央インターフェースコントロールユニット)のオン・オフを切り替えます。- ON(上位置)
- 両MFCDをオンにし、内部システム起動を行う。
- OFF(下位置)
- 両MFCDをオフにし、内部システムシャットダウンを行う。
- JTRSスイッチ
JTRS(Joint Tactical Radio System:統合戦術無線システム)及びデータリンクシステムのオン・オフを切り替えます。- ON(上位置)
- JTRS及び各種データリンクシステムを有効にする。
- OFF(下位置)
- JTRS及び各種データリンクシステムを無効にする。
- IFFCCスイッチ
IFFCC(Integrated Flight and Fire Control Computer:統合飛行・火器コントロールコンピュータ)の切り替えを行います。- ON(上位置)
- IFFCC有効・HUDを通常モードでオンにする
- TEST(中位置)
- HUDをテストモードでオン
- OFF(下位置)
- IFFCC・HUDをオフにする
12.HARSファストエレクトスイッチ
HARS(Heading Attitude Reference:姿勢方位測定装置)のリセットを行います。
リセット時は、極力速度を維持した水平飛行状態で行ってください。
HARSは、EGI(Embedded GPS INS:GPS組込慣性航法装置)故障時の予備として用意されているジャイロです。
(EGIと共用はできません)
HARSは、AAPパネルのEGIスイッチがオフの時に有効になります。
13.機銃・NWSランプ
機銃の使用可否状態と、NWS(Nose Wheel Steering:ノーズホイールステアリング)の接続状態を表示します。
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