メッセージ(MSG)ページ
Situational Awareness Datalink (SADL)ネットワークとリンクされている場合、他のSADL装備ユニット(地上または空中)とテキストメッセージを送受信することができる。このメッセージは詳細な近接航空支援(CAS)タスクメッセージから夕食の相談まで何にでも利用することができる。
メッセージはCDUもしくはUFCキーパッドのどちらかを使用し、最大24文字のテキストを10行まで入力でき、多くの点においてこれはオンラインのインスタントメッセージング(IM)の様に利用することが可能になっている。
テキストメッセージを受け取った場合、両MFCD上にその表示ページに関わらず通知が行われ、"NEW MSG"と書かれたテキストボックスが画面右下隅に表示される。この通知を消すにはTMS Left ShortかOSB11(ACK)を使用する。
レシーブドメッセージページ
受信メッセージの通知がされた状態でMSGページ(OSB12~15)が選択されると、レシーブドメッセージページ(RCVD)が表示される。このページでは受信した全てのメッセージの選択・確認が行える。
- 新しいメッセージ(NEW) (OSB 1)
OSB1によりセンドメッセージページに移動し、他のSADL装備ユニットにメッセージを送信できる。 - 受信メッセージ(RCVD) (OSB 2)
反転表示のRCVDラベルはレシーブドメッセージページが表示中であることを示している。このページでは、他のSADL装備ユニットからのテキストメッセージを確認および消去することができる。 - メッセージ消去(DEL) (OSB 3)
レシーブドメッセージページでは、DELとラベルに表示されたOSB3を使用することで、現在表示中のメッセージを受信テキストメッセージデータベースから削除することができる。 - 受信メッセージ
それぞれの受信メッセージは1行24文字の最大10行で表示される。 - メッセージの切り替え(MSG X/X) (OSB 19、20)
このナビゲーションOSBにより受信メッセージを切り替えることができる。OSB20を押すとより新しいメッセージに切り替わり、OSB19を押すとより古いメッセージに切り替わる。MSGラベルの隣には(現在のメッセージ/データベースの全メッセージ数)が表示される。 - メッセージの送信元(FRM) (OSB 18)
FRMラベルの下には現在表示しているメッセージの送信者のネットワークIDが表示される(ユニットID-グループID)。
センドメッセージページ
受信メッセージの通知がされていない状態でOSB(12~15)によりMSGページが選択されると、センドメッセージページが表示される。このページはレシーブドメッセージページからNEW OSB1を押すことでも表示することができる。このページではテキストメッセージの作成およびSADL装備ユニットへの送信が行える。
- 新しいメッセージ(NEW) (OSB 1)
反転表示のNEWラベルはセンドメッセージページが表示中であること示している。このページでは他のSADL装備ユニットへメッセージを送信することができる。 - 受信メッセージ(RCVD) (OSB 2)
RCVDラベルが表示されたOSB2によってレシーブドメッセージページに移動し、他のSADL装備ユニットからのテキストメッセージを確認および消去することができる。 - キャンセルメッセージ(CAN) (OSB 3)
もし入力中のメッセージを破棄したい場合、OSB3を使用することで入力中の全てのメッセージを消去することができる。 - メッセージ
CDUもしくはUFCキーパッドによって入力された文字が表示される。 - 行の切り替え(LINE) (OSB19、20)
このナビゲーションOSBにより入力中のメッセージの行を切り替えることができる。OSB20を押すと行選択矢印が上に移動し、OSB19を押すと下に移動する。矢印により選択された行が編集される。 - メッセージ受信元(TO) (OSB 18)
ここではメッセージを送信する相手を設定することができる。これはSADLネットワークIDを入力することで行う。そうするためにはCDUまたはUFCキーパッドによりスクラッチパッドにネットワークIDを入力し、その後にOSB18を押す。入力されたネットワークIDはその後TOラベルの下に表示される。もしグループ全体にメッセージを送信したい場合は、IDに00を入力し、その後2桁のグループIDを入力する。例として、もしグループ12のSADLネットワークに属する全ての航空機にメッセージを送りたい場合、0012と入力する。 - メッセージ送信(SEND) (OSB 17)
このOSBが押されるとメッセージが送信される。
メッセージはデータ入力OSB 6(MOD TEXT)により入力できる。
Control Display Unit (CDU)ページ
MFCD CDUリピーターページはCDUディスプレイのデータを表示する。これによりMFCDコントロールとUFCを使用したヘッドアップEGIコントロールが可能になっている。
OSB1~5および6と20はCDUリピーターモードでは機能しない。OSB7~10および16~19はCDU LSKのリピーターとして同様に機能する。
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