生物/七竜

Last-modified: 2018-10-16 (火) 21:30:38

Seventh Dragons。しちりゅう。
その時代その時代で?に最も近いとされる、七玉の?の総称。

概要

その時代において竜の頂点とされる特別な個体のこと。
その在り様、生き様が極めて強固であり、その代の竜の中でも特別視されている存在が該当する。時代によって数は多少増減するが、その名の通り概ね七玉程度に収まることが多い。
また、その選出基準は純粋な実力によるものではない。当然、選出されるほどの個体故に例外なくその力は真竜の中でも強力なものではある。が、該当個体を超える力を持つ個体が存在することは珍しくない。むしろ、力の強さではない別の部分こそが相応しいか否かが決まってくる。

また、七竜に匹敵あるいは一部において凌駕するような個体は「七竜級」と呼ばれることが多い。
それらは天神八傑竜?のように特定の理由があって形成される集団もあれば、“黒き嵐”?のようにあまりに強力故に総称されるものなど、様々。

人類種?からは「真竜の中でも強力な存在」としか認識されていない。多くの場合、「竜の王族」に近いニュアンスで語られる。

今代の七竜

  • “黒き焔”アルダート?
    唯一「竜王」の称号を戴き“青焔大火”をその身に宿す、世界を巡る漆黒竜。
    その気高さと強さから多くの存在にその称号に違わぬものと認知されている。「世界を守る」真なる竜。
    “凶星”と並び、七竜でも最強の呼び声が高い。
  • “凶星”フーラムード?
    七竜で最も強大な力を持つとされる、獰猛凶悪な紅蓮の巨竜。
    その身に宿る火の力は火を司る竜の中でも際立っており、それだけで紅蓮山脈?を生み出したとされるほど。
    いにしえの呪いに縛られた竜の代表でもあり、今も紅蓮山脈から逃れられない。
  • “海神”カヴァンガ?
    偉大なる先代より“龍の寝床”?に住まう長大なる海竜。
    “龍の寝床”に入り込もうとする者に容赦がない一方、迷い込んだ者を害することがない、使命に忠実な堅物。
    七竜の中では若い世代であり、実質は古竜程度の年齢しか到達していない。
  • “妖賢”ベルウィド?
    七竜に在りながら竜の汚点とも呼ばれる、紫紺の邪竜。
    異形にして異能の竜であり、その性格は老獪悪辣。己の愉悦のためならばすべてを利用出来る利己主義者。
    妖魅の森?に縛られる身故に退屈を紛らわすものを求めている。
  • “夜明けの太陽”アスラハ?
    栄州?近隣にある“獣王の庭”?を支配する正当なる七竜の継承者。暁の子、日の出の朱金竜。
    公的に人類種との交流を持つ珍しい竜であるが、あまり姿を見せないため詳しいところを知るものは少ない。
    高貴なる皇帝の器とされることもあれば、傲岸不遜な暴君ともされているが……
  • “渦巻く恵み”アニュラ?
    七竜唯一の多頭竜にして、最古の七竜。数多くの樹竜を生み出したとされる。
    “緑の海”?と呼ばれる孤島に居を構える、翡翠色の巨大な真竜。穏健派の竜だが、その価値観は人類と相容れにくいところがある。
    自らが世界に及ぼす影響力を理解しており、それ故に積極的に活動することはほとんどない。
  • [[“”>人物/]]

過去の七竜

  • “黒鉄の竜王”ベルバート?
    初代竜王。かつていにしえの文明の横暴に立ち向かった、竜の勇者。
    偉大な竜であったが、いにしえの時代の戦争で敗北し理造神?に改造されてしまった。
    その後は兵器として利用されていたが制御を外れ暴走、世界を滅ぼしかけたところを若き竜?によって止められる。
  • [[“暁の牙”>人物/]]
    “夜明けの太陽”の先代とされる、“獣王の庭”の主。初代獣王。茜色の鱗に覆われた長大な炎竜。
    皇竜と称された偉大な王であり、いにしえの魔神を人間と協力し打ち倒したとされている。
    ただし、その際に受けた呪いが下で後に死去、その地位と責務を子たる“夜明けの太陽”に引き継がせた。
  • “大海神”グラウレヴァン?
    “海神”より以前に海原を支配していた、“龍の寝床”本来の主でありその名の由来となった者。
    記録される限りでは最も巨大な竜ながら、性質は穏やかでありまた慈悲に満ちていたという。
    現在は龍へと昇華しており、何処に行ったか分かっていない。