1-488

Last-modified: 2007-06-14 (木) 23:00:15

1-455への便乗

その頃の龍王家
ヤアン「・・・で、完璧に存在を忘れられたなあ。兄者。」
ムルヴァ「・・・お前こそ行かなくてよいのか?」
ヤアン「一応分身を行かせておる。最も何をするわけでもないが・・・
    子供のけんかに親が出るわけにも行くまい。ククク・・・」
ムルヴァ「柄にもなくうれしそうだな。」
ヤアン「やたらあの家とは縁があるからな。かどわかされた娘を救ったのもあの一家。
    こうしてまた・・・怒りとはいえ感情を呼び起こしたのもあの一家。
    そう思うと呆れを通り越しておかしくなるわ・・・」
ムルヴァ「肝心なとき・・・我等はなんとも無力なものだな」
ヤアン「とはいえまたあの娘が感情を表すようになってきた。それがどんな形にせよ
    われわれにそれを止める資格など無い。望むのなら我は静かに見守ろう。」
ムルヴァ「うむ。・・・だが後始末だけは任してもらおう。」
ヤアン「クク、神殿の宝を売れば復興費も何とかなるだろう。」