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Last-modified: 2009-04-15 (水) 07:38:07

エリンシア「チャイムが鳴りましたわ。今手がはなせないのでリン出て頂戴」
リン「はーい・・・・・姉さんまたあの人が来たよ・・・」
エリンシア「あら誰でしょうか」
リン「お笑い芸人みたいな人!本当にしつこいわね!」
エリンシア「いやですわ。何度もお断りしているのに」
リン「何かわめいているけど面会謝絶でいいわね」
エリンシア「お願いしますわ」
エイリーク「どうしたのですか?最近ピエロみたいな方が我家のまわりを徘徊していますが」
リン「お姉ちゃんを演劇サークルに執拗に誘うおっさんがまた来たの!」
エイリーク「まあ怖いですね。でも素敵です、姉上ならば舞台で映えますから」
エリンシア「私にはそんな気ありませんのに」
リン「あのおっさん、お姉ちゃんの彼氏の親友らしいけどさ、一度言っときなよ。ちょっとおかしいって」
エリンシア「確かにしつこいけれど悪い人じゃないのよ」
エイリーク「私もストーカーされた事がありますが、早目に対処しとくべきです」
リン「ああ、語尾に疑問符をつける変態か。エフラム兄さんが退治したのよね」
エイリーク「姉上には姉上だけのナイトが居ますから大丈夫だと思いますが」
エリンシア「でもあの人はエリートで総領の甚六だから少し頼り無いわ」
リン「なんだかんだ言ってのろけてるー」
エリンシア「もうっからかわないの」
リン「エイリーク姉さんは鬱陶しいほどの親衛隊が囲んでるし、・・・私には居ないのよね、ナイトが」
エイリーク「隠しても駄目ですよ。学校ではリンディス軍団と称して沢山連れているでしょう」
エリンシア「まあ、そんな事をしているのですか」
リン「あれは違うの!なんか勝手に人が集まってきて・・・それになんていうのかな、馬鹿馬鹿しい雰囲気だし。ナイトなんていないわ」
エリンシア「要するにガキ大将というものですね?」
リン「そんなんじゃ・・・・そうかもしんない」
エイリーク「でもとても親密に接していた方がいるでしょう。傍から見ればあの方とお付き合いしてるように見えますよ」
リン「そっ、そそそんな事無いわ!」
エリンシア「うふふ、リンったら赤くなっているわ」
リン「姉さん達が変な事言うから・・・」

リーフ「何だろう・・・・リビングに凄く入り辛い」