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Last-modified: 2008-06-03 (火) 22:41:32

474 名前: フラグクラッシャーのラブレター [sage] 投稿日: 2008/04/30(水) 17:48:55 ID:AQE5LPZ9
~兄弟家~

ミカヤ  「ほらほら、早く書いて」
アイク  「そう言われてもな…」
ロイ   「…二人とも何してるの?」
ミカヤ  「あら、みんな調度いい所に、今ね、アイクにラブレターを書かせてるの」
リーフ  「アイク兄さんがラブレター!?どうして?」
ミカヤ  「いつもフラグクラッシュしてるし、たまにはアイクの方から何かしてあげないと嫁候補の人達が可哀相でしょ?」
マルス  「なるほど」
ミカヤ  「でもアイクはそういうの苦手だからね、中々いいのが書けないのよ」
アイク  「…何を書けばいいのかさっぱりわからん」
ロイ   「難しく考えないで普通に書けばいいだけだよ」
アイク  「普通にか…よし、書いてみるか」

      よくわからんが…兄弟達の話では俺はあんたの事が好きらしいぞ?まあ1番好きなのは肉だけどな
      肉が1番、あんたは2番、これだけは譲れん、それでもいいか?

アイク  「どうだ?」
ミカヤ  「…全然ダメね」
リーフ  「『好きらしいぞ?』って相手に聞いてどうすんのさ、しかも肉が1番とか…」
マルス  「どうしても思い付かないなら、誰かの台詞を参考にすればいいと思うよ」
アイク  「誰かの台詞を参考にか…」

      もう大好き!ずっと二人いっしょだぞ!約束だ!

アイク  「これでどうだ?」
マルス   「ワユさんの台詞を参考にしないでよ」
ロイ   「アイク兄さんが言うと気持ち悪いね…」
リーフ  「仕方ない、僕が代わりに書くよ…アイク兄さんっぽくっと…」

      お前は俺の、大→好↑物↓

リーフ  「…ゴメン、こんなのしか思い付かなかった」
ロイ   「何となくアイク兄さんっぽいけど、これは酷いでしょ」
ミカヤ  「なら私が代わりに…」

      君って凄くチャーミングだよね、もう初めて見た時から他の女なんてアウト・オブ・眼中さ。もしよければ今度お茶でもどう?
      話したい事がたくさんあるし、君にナウい服をプレゼントしたいんだ。…返事が来るのを待ってるゼ!

リーフ  「古い古い古い古い古い」
マルス  「この死語の嵐は何ですか?」
ロイ   「アイク兄さんらしさが一欠けらもないよ」
ミカヤ  「ふーんだ!どうせ私は(ダキュンダキュン)歳ですよーだ!」

475 名前: フラグクラッシャーのラブレター [sage] 投稿日: 2008/04/30(水) 17:50:16 ID:AQE5LPZ9
シグルド 「ハハハ、みんな全然ダメだな、私が見本を書いてやろう」
ロイ   「シグルド兄さんいたんだ…」
ミカヤ  「ちなみにキミニキスデキナイウンメイナンテ(ryは却下だからね」
シグルド 「orz」
リーフ  「書くつもりだったんですか…」

ヘクトル 「ようするに熱い気持ちを伝えりゃいいんだろ?」

      ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!おおおおおっ 刻むぞ血液のビート!

ヘクトル 「これでどうだ?」
ミカヤ  「…こんなラブレターあげたら精神病院に連れて行かれるわよ」
リン   「ヘクトルはセンスのカケラもないわね、私に任せなさい」
マルス  「リン姉さんはダメだよ」
リン   「…どうしてよ?」
マルス  「だってリン姉さんのポエムノート見たけど内容が乙女(笑)すぎだったし」
リン   「な、なななんでマルスが私のポエムノートの存在を…!?ま、まさかあんた!」
マルス  「【リンのポエム☆第6章】『あなたと一緒にいると心が安らぐ…まるで大草原の中心で優しい風に撫でられるようで(ry』」
リン   「ちょっ!?読むなっ!それ以上読むなぁぁぁぁ!!」
マルス  「ハハハハハ!だったら僕を捕まえてごらん?【リンのポエム☆第171章】『この青い空は(ry』」
リン   「もうやめてえぇぇぇぇぇ!!」

ヘクトル 「スゲーな、あのリンが涙目になってやがる」
リーフ  「どうせ後でボコボコにされるだろうけどね」

アイク  「ZZZzzz・・・」
ロイ   「アイク兄さん寝ちゃってるんだけど…」
ミカヤ  「…こうなったらみんなで書くわよ」
リーフ  「そうだね、みんなで協力すればなんとかなるだろうし」
エイリーク「アイク兄上らしい文を考えるんですよね?私達に出来るでしょうか?」
エフラム 「兄上の台詞を組合せて、さらに少し工夫を加えればいいだろう」
ヘクトル 「それなら出来そうだな、よし!早速始めようぜ!」

ロイ   「ここはこうかな?」
ヘクトル 「ちょっと狙いすぎだろ、むしろこうした方が…」
ミカヤ  「あっ!それ良さそう、ならこっちは…」
エイリーク「それは少し古いような…」
ミカヤ  「(´・ω・`)」
リーフ  「じゃあこんな感じにしよう…」
エフラム 「そこがそうなら次の文は…」

~二時間後~

ミカヤ  「 完 成 ! 」
ロイ   「やっと終わったね」
ヘクトル 「あー、なんかスゲー疲れた…」
エフラム 「確かに疲れたな、普段こんな事はしないし」
リーフ  「けど結構楽しかったよね」
エイリーク「そうですね、自分のではないとはいえラブレターを書くなんて初めてでしたし」

476 名前: フラグクラッシャーのラブレター [sage] 投稿日: 2008/04/30(水) 17:51:39 ID:AQE5LPZ9
アイク  「……ん?俺は寝てたのか?」
ヘクトル 「兄貴、やっと起きたか」
リーフ  「アイク兄さんが寝てる間に僕達が書いておいたからね」
アイク  「そうか、みんなスマンな、礼を言う」
ミカヤ  「お礼なんていいわよ、大事な弟の為だしね…、それよりハイ手紙、変じゃないか自分で確認して」
アイク  「ああ…わかった」

      …どうして俺の前に立った…、女であるからには逃がしはせん。悪いが……あんたは俺の物だ。

アイク  「……何か山賊か海賊みたいだな…」
エフラム 「そう言われると確かに強引過ぎる気がしてきたな…」
リーフ  「疲れるからもう書き直すのは嫌だよ」
ミカヤ  「まぁ大丈夫よ、あの人達はこんなのでも喜ぶだろうし、あとは人数分コピーしてポストに入れるだけね」
ロイ   「それなら僕が行ってくるよ」
ミカヤ  「そう?じゃあ、お願いね」

~ポスト前~

ロイ   「神様、どうか可哀相な嫁候補の皆さんに僅かな間だけでも夢を見させてあげて下さい
      またフラグクラッシュされるのはわかってます。でも手紙を受け取った時だけでも幸せに浸らせてあげて下さい、お願いします
      …後は手紙をポストに入れて……これでよし」

~二日後~

ミカヤ  「手紙は無事に届いたかしら?」
マルス  「うん、届いたみたいだよ、紋章町BBSのアイク兄さんのスレが一気に進んでたし」
リーフ  「リアルタイムで見てたけど、ずっと手紙の話題のループだったよ、よっぽど嬉しかったんだろうね」

ヘクトル 「オイ!大変だ!道具屋のララベルがフレイボム大量に積んで、家に向かって突っ込んでくるぞ!」
ロイ   「えぇ!なんで!?」
ミカヤ  「しまった!ララベルさんの分、忘れてた!」
マルス  「姉さんヒドスw」

ララベル 「何で私にはラブレターが来ないのよぉぉぉぉぉ!!」
エリウッド「ララベルさん待って!そんな状態で突っ込まれたら家が吹き飛ぶから!」
ララベル 「邪魔をするなぁぁぁ!」(ヒュン)

カッ!

エリウッド「ぐふっ!」
シグルド 「なっ!?シルバーカードを手裏剣のように使うとは!?」
ララベル 「これで邪魔者はいなくなったわ!アイクさんを殺して私も死ぬぅー!」
ヘクトル 「待て!アイク兄貴は工務店に行っt(ry」

 ド カ ァ ァ ァ ァ ン ! !

教訓、仲間外れはやめましょう。