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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:03:37

676 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/05/13(火) 07:23:28 ID:tkULYh5A
セリス  「おはよう、シグルド兄さん。今日は休みなんだね」
シグルド 「おはよう、セリス。仕事の無い日は久しぶりだからな、今日はゆっくりするつもりだよ」
セリカ  「それじゃぁ街まで買い物に行ってくるわ」
ミカヤ  「あまり遅くならないように気をつけてね」
シグルド 「ゆっくりと休む間も無いのがジャパニーズビジネスマンの辛い所だな」
ミカヤ  「誰がジャパニーズよ。変な事言いながら剣抜くのはやめなさい」
シグルド 「しかし姉上!ここでKINSHINを許してしまっては世の中に示しが…」

セリカ  「今日はアルムと一緒じゃないわよ」
シグルド 「!?アルムと一緒じゃない?…そういえば今日はアルムを見ていないな」
エイリーク「アルムなら早朝に出かけました。一日かけて畑を耕すと言っていましたよ」
シグルド 「…本当にアルムと一緒ではないんだな?」
セリカ  「アルムのことは大好きだけれど、いつも一緒というわけではないわ。別行動の時もあるもの」
シグルド 「そうか、ハハハ。兄さんカッコ悪いところを見せてしまったな、すまない。ハハハハハ」
ロイ   「やけに明るくなったけど…いいの?『大好き』って言っちゃってるけど」
シグルド 「なに、別行動をとっているうちに、それが普通だと気づくようになるさ。
       今日は偉大な第一歩だ。ゆっくりと楽しんできなさい。」
セリカ  「ちょっと複雑な気持ちだけど…、とにかく出かけてくるわ」

エイリーク「アルムではないのなら誰と出かけるのでしょうか?一人で、という感じはしないのですが」
セリス  「そうだね。チョット気になるなぁ、誰だろう?」
シグルド 「なぁに、アルムでないのなら誰でも大丈夫だろう!セリカは友達も多いからな」

マルス  「セリカ、準備はできたかい?」
セリカ  「遅くなってごめんね、マルス兄さん。さ、行きましょ」
シグルド 「むぁぁぁるしゅうぅぅぅぅ!!!うをぉまえかぁぁぁいl!!!」 ブオンッ!
マルス  「おっと」 サッ!
リーフ  「お約束ktkr。このひとでなしー!」 ズバアッ!
ロイ   「リーフ兄さん…、来る事わかってるなら避ければいいのに…」
セリス  「ダメだよロイ。避けたらお約束にならないよ」
リン   「バカなこと言ってないでシグルド兄さんを止めるわよ。どんどんエスカレートしてるわよ」

シグルド 「…冷静な話し合いの結果2人の間にKINSHINの心配はないとわかりました」
マルス  「…わかって頂けてなによりです」
ミカヤ  「…ねぇ、何で2人ともアフロなの?イメチェン?」
ロイ   「セリカ姉さんが2人まとめてライナロックしたから…」
リーフ  「…ボクもアフロになってることについて何か一言」
エイリーク「これが『お約束』というのものなのですね。勉強になります」
677 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/05/13(火) 07:23:50 ID:tkULYh5A
セリス  「セリカは何を買いに行くの?マルス兄さんと一緒にっていうのが気になるんだ」
セリカ  「今度新しいサークレットを買うの。それでマルス兄さんに選ぶのを手伝ってもらおうと思って」
リーフ  「アクセサリー選ぶのにアルムと一緒じゃないの?ますます分かんないんだけど…」
セリカ  「今度のは儀式に使うものだから、式服と合わせて厳かな雰囲気を出せるものを選びたいの。
       アルムは『セリカは何を身に着けてもかわいいね』って言ってばかりだから、
       コーディネイトの意見を聞いても参考にならないの。
       その点マルス兄さんならいいアドバイスをしてくれるわ」
ミカヤ  「…さりげなくいい笑顔でノロケられちゃったわね」
シグルド 「むぐー!ムググーー!!(放せマルスー!KINSHINがーー!!)」
マルス  「だめだって!次はアフロじゃすまないよ。そんなのイヤだから!!」

ロイ   「でもマルス兄さん男なのにアクセサリーのことなんて分かるの?
      ミカヤ姉さんとかエリンシア姉さんとかエイリーク姉さんとか
      セリス兄さんと一緒がいいんじゃないの?」
リン   「…ねぇロイ、私の名前は呼んでくれないのね。セリスはいるのに」
ロイ   「え゛っ!?セリス兄さんは、なんとなくで深い意味は無くて…
      リン姉さんは…えっと、その、自然体が一番ってことだよ!!」
リン   「そうよね、私にアクセサリーなんて似合わないわよね。
      ゴメンネ。お姉ちゃん変なこと聞いちゃって…」
ロイ   「は、はうぅ~…」

セリカ  「マルス兄さんと一緒に行く理由だけど…、頭飾りにはこだわりのある人だから…かな」
ロイ   「頭飾り?マルス兄さんそんなのにこだわりなんて持ってた?」
セリカ  「ええ、カチューシャたくさん持ってるでしょう」
リーフ  「持ってたっけ?しかもたくさん?」
マルス  「何言ってるんだい、こんなにたくさんあるじゃないか。
       これがFC版、こっちは漫画版でシーダに貰ったもので、そっちはエリスお姉さんから貰ったもの。
       他にもあるよ。ちなみに今つけてるのはSFC版。気分で変えてたんだけど気付かなかった?」
ロイ   「まったく気付かなかったよ、細かすぎ」

ミカヤ  「とにかく、そういう理由なら何の心配も無いでしょ。ね、シグルド」
リン   「シグルド兄さんは変なこと気にしすぎなのよ」
エイリーク「そもそもマルスはシーダさん一筋なのです。何も心配いりません」
シグルド 「そうだな、私が悪かったよ。ゆっくりと良いものを選んでくるといい」
マルス  「ま、分かってくれればそれでいいよ」
セリカ  「行ってきます」
678 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/05/13(火) 07:24:12 ID:tkULYh5A
***数日後***

ミカヤ  「ただいま」
リン   「姉さん!いいところに帰ってきてくれたわ!おねがい手伝って」
ミカヤ  「え?なに?突然どうしたの?」
リン   「あれよ。あれを見て」
ミカヤ  「?あれって…」

シグルド 『マルスゥー!お前というやつはーーー!』
マルス  『兄さんの相手をしている暇は無いんだ!そこをどいてくれ!』
アルム  『う゛わ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~』
セリカ  『違うの!違うのよアルム!!大丈夫だから!ね!ねっ!』

ミカヤ  「シグルドとマルスがバトルしてアルムが泣いてセリカが慰めて…
       アイクがバトルに乱入しようとしてるのを皆で止めてリーフが宙を舞う。なにこの混沌」
エリウッド「原因はコレ、紋章町のサイトだよ。あ、掲示板じゃなくてこっちのコーナーだよ」
ミカヤ  「《今週のベストカップル》?ナニコレ…?」
エリウッド「名前そのまま。毎週町で見かけたカップルを掲載するコーナーだよ。ただ…」
セリス  「ステキなコーナーだよね~。前にボクもユリウスと一緒に載ったことあるんだ~」
エリウッド「選ばれる人が何故かクセのある人達ばかりでね。誤解混乱疑惑叫喚闘争を呼ぶんだ」
リン   「で、今回選ばれたのが…」

~そこには おそろいのかんむりをつけて にこやかにほほえむ かっぷるがいました~

ミカヤ  「…綺麗に撮れてるわね」
セリス  「兄さん王子様みたいでカッコイイよね~」
ロイ   「僕らには腹黒鬼畜のイメージだけど、実は王子様オーラの強い人だからね」
セリス  「セリカもお姫様みたいで可愛いよね~」
ロイ   「僕らにはKINSHIN狂信者のイメージだけど、実は王女様オーラの強い人だからね」
ミカヤ  「…まぁ兄妹の仲が良いっていうのは、悪いことじゃないわね。うん。心配して損しちゃった」
リン   「現実逃避してないでよ!」

シグルド 「お前は原作でもシスコン気味だったからな!KINSHINしないように徹底的に指導してくれる!」
マルス  「いい加減にそこをどけー!一刻も早くシーダの誤解を解かなくちゃいけないんだ!」
アルム  「やっぱり影が薄いんだ…セリカとつりあってないんだ…だからベストカップルに選ばれないんだ!
       う゛わ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~ん゛!!」
セリカ  「そんな事言わないで!私には貴方だけだから!ね、ね!!」
アイク  「くっ放せ!戦いが俺を呼んでいるんだ!」
エリンシア「ダメですわ!いま暴れたら家が崩れますもの。アァ…KINNIKUにくニク…ハァハァハァ…」
ヘクトル 「姉貴マジデ自重しろ!…でもよ、今は兄貴止めてる役だけど」
エフラム 「あぁ、むしろ俺達も参加したいぐらいだ」
エイリーク「2人とも、手を緩めてはダメです!それでは…」
アイク  「俺を止める事はできん!フゥワハハァー今行くぞー! 天↑空↓!!」

 ドカーンガラガラドガシャーンウワーギャーゴハァーウボアァーアジャパーコノヒトデナシー

セネリオ 「ひどいありさ…ちょっ、アイク!ボクまで巻き込まな…コノヒトデナシー!」