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Last-modified: 2008-05-22 (木) 21:56:50

73 名前: アメリア訪問 1/3 [sage] 投稿日: 2008/04/06(日) 15:29:26 ID:A8uTeerP
アメリア「こんにちはーっ!」
エリンシア「あら、どちら様かしら…?」
アメリア「はじめまして。私、エフラム師匠に弟子にしていただいたアメリアって言います」
エリンシア「ま、まぁ、貴女があの…」
アメリア「あの、エフラム師匠はおられますか?」
エリンシア「ちょっと待ってね、ついさっきロードワークから帰ってきたところだから」
アメリア「はい!」

アイク「ほぅ、あれがエフラムが弟子にしたと言う…まだ大した事はなさそうだな」
ミカヤ「まだ子供じゃない。弟子入りして間がないそうだし、いきなりアイクと戦えるようになれと言うのは無茶よ」
シグルド「はっはっはっ、いいじゃないかKINSHINじゃなければ」
エリウッド「そうそう、問題を起こして胃が痛くなるような事態にならなければ、ちょっと若いぐらい」
ミカヤ「そ、そういう問題なのかしら…?」

リン「エフラムー、アメリアちゃんが迎えに来たわよ」
エフラム「もう来たのか、早いな」
エイリーク「ふふ、それだけ張り切っているんですよ」
ヘクトル「それにしても似合わない事やってるなぁ、お前」
エイリーク「そうでしょうか? 兄上なら槍を教えるぐらい容易いと思いますけど」
ヘクトル「槍を教えるだけ、ならな。でも、コイツは女子供にゃ甘いだろ。弟子に指導するなんて無理無理」
リン「あら、それはヘクトルの方じゃない?」
ヘクトル「はぁ?」
リン「エフラムは女でも本気の相手なら最低限武人としての礼を尽くすわ。
  ぶっきらぼうのくせに、ホントに女子供に甘いのはヘクトルの方じゃない。何言ってるんだか」
エイリーク「よ、よく見てるのですね」
リン「だって、私が二人に剣の練習相手してしてもらう時にいつも感じてる事だもの」
ヘクトル「ぐっ…」
リン「まぁ、どっちが合うかはその子次第よ。
  フロリーナにはホントはやさし~いあんたの方が合ってるから安心なさい」
ヘクトル「なっ、なんでそこでフロリーナが出てくんだよっ!?」
リン「なんでかしらね~♪」
74 名前: アメリア訪問 2/3 [sage] 投稿日: 2008/04/06(日) 15:32:06 ID:A8uTeerP
エフラム「…アメリアに俺のやり方は向いているんだろうか?」
エイリーク「真っ直ぐな目をした良い子じゃないですか、きっと大丈夫ですよ」
エフラム「だと良いんだが…」
ヘクトル「おいおい、お前得意の過保護はどこ行ったんだよ」
エフラム「俺も柄じゃないとは感じているさ。だが、アメリアが本気なのは一緒にいて伝わってくるからな。
    ならば、その手を取り強くなれるようにきっちり導いてやるのも過保護の一つの形だと思う」
ヘクトル「そんなもんかねぇ…」
リン「ほら、やっぱり優しい」
ヘクトル「うっせぇ!」

エイリーク「兄上、アメリアちゃんが待ってますよ。ほら、こちらの上着を」
エフラム「ああ、ありがとう。いつまでも待たせているわけにはいかんな」
ヘクトル「おぅおぅ、とっとと行っちまえ」
リン「頑張ってね~」
エフラム「…ヘクトル」
ヘクトル「あん?」
エフラム「お前はアメリアをただの子供と見ているようだが…彼女はなかなか筋が良いぞ、きっと強くなる」
ヘクトル「そうは見えねぇけどなぁ…」
エフラム「お前も弟子を取るようになれば、きっと分かるさ。
    俺は今、アメリアの成長を見守る事にある種の喜びを感じている」
ヘクトル「ケッ、相変わらず面倒臭ぇヤツ」

マルス「関係ないんだけどさ…」
ロイ「どうしたの?」

マルス「エフラム兄さんが『スジ』とか言ったら、別の意味に聞こえてこない?」

リーフ「ブハァアァァァッ!!」
アルム「あぁ、リーフが鼻血噴いた!?」
セリカ「ハイハイ、ライブライブ」
セリス「? えっと、どういう意味…?」
セリカ「セリスは、分からないままのセリスでいた方が良いと思うわ…」
75 名前: アメリア訪問 3/3 [sage] 投稿日: 2008/04/06(日) 15:34:05 ID:A8uTeerP
エフラム「では、行ってくる」
エリンシア&ミカヤ「「いってらっしゃ~い」」
アメリア「それじゃ、お邪魔しました!」

アメリア「師匠の家族の方、やさしい人達ですよね」
エフラム「…まぁ、賑やかなのは認めるがな」
アメリア「私は一人っ子だから羨ましいです」
エフラム「いつでも遊びにくればいいさ。あの様子なら、きっと皆も歓迎してくれるだろう」
アメリア「ホントですか!?」
エフラム「ああ、元より人の出入りの激しい家だから、お前が考えている以上に騒がしいかも知れんがな」
アメリア「うれしい!」

アメリア「あ、それよりズルいですよ、一人でロードワークなんて。私もお供します!」
エフラム「いや、それは…俺のは結構キツいぞ」
アメリア「かまいません、頑張ってついて行きます!」
エフラム「わ、分かった。ならば明日から待ち合わせにしよう」
アメリア「約束ですよ?」

ミカヤ「いい子ね、ちょっと若いけど」
エリンシア「そうね、ちょっと若いけど」

マルス「二人とも、はっきり言ったらどうなんです?

    ょぅι゛ょに毛が生えた程度だって」

リーフ「ょぅι゛ょに毛ぇえぇぇぇっ!?」
ロイ「ああ、またリーフが鼻血をっ!?」
リーフ「…ま、マルス、君は僕を殺す気なのかい?」
マルス「君がピンポイントで反応し過ぎてるんだよ、リーフ…」

 お わ る